本棚に雑誌などを収納する際は、ブックエンドよりファイルボックスを使うことをオススメしています。ブックエンドだと雑誌よりも高さが低いことが多くて、大きな雑誌を支えきれません。また、雑誌の間に埋もれてしまって使いづらいからです。
ただし、一般的なL字型のブックエンドではなく、棚板の手前側に挿し込むタイプなら話は別です。新商品ではありませんが、ダイソーで販売しているものを試してみましたので、今回はそのレビューをお届けしたいと思います。
※この記事は2025年1月23日時点の情報に基づいています
ダイソー・ワイヤーしきり
ネコ | フジツル | |
---|---|---|
JANコード | 4549131729863 | 4549131729849 |
サイズ(mm) | 221×190×26 | 222×180×26 |
対応棚厚(mm) | 15~20 | |
材質 | 鉄 | |
製造国 | 中国 | |
税込価格 | 110円 |
こちらが今回ご紹介するダイソーの「ワイヤーしきり」です。新しい商品ではなく、遅くとも2019年頃から販売されているようです。また、同様のものはセリアでも販売されています。
今回購入したのはネコとフジツルの2種類ですが、半円(JANコード:4549131729856)もあります。
ワイヤーの太さは約4mmあり、思いのほか頑丈。表面は粉体樹脂塗装が施されているようで、ザラッとした手触りとなっています。
15mm厚の棚板でもギリ
こちらの仕切りは15~20mm厚のカラーボックスなどの棚板に対応しています。ニトリの「Nクリックボックス」の棚厚は15mmなのですが、ワイヤーが固くて上下から強く引っ張らなければハマりません。
しかしながら、頻繁に取り外したり、左右にスライドさせる必要はないでしょう。20mm厚の棚板でもちゃんと装着できます。
雑誌もシッカリ立ちます
ネコ、フジツルともに、棚板から140mm以上の高さがあります。A4版の雑誌のほぼ半分の高さなので、雑誌がお辞儀してしまうこともなくシッカリとサポートしてくれます。
底面の支えがポイント
雑誌をシッカリとサポートできるのは、硬いワイヤーで棚板を挟み込んでいるだけでなく、底面の支えが効果的なのだと思います。底面の支えが水平方向に取り付けられていることで、側方からの雑誌などの圧力に屈しないわけです。
ネコは文庫本にはやや不向き
今回、私がこの仕切りを試そうと思ったのは、「文庫本を収納したらどうなるんだろうか?」と疑問を感じたためです。
上の写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、奥行内寸280mmのカラーボックスにワイヤーしきりを取り付けた場合、フジツルなら支えるのに十分でした。一方で、ネコのほうは尻尾の先しか文庫本に掛かりませんでした。
フジツルは雑誌の表面を傷めるかも
じゃあフジツルのほうは万能かと言うと、必ずしもそうではないと思います。フジツルには手前側に立体的な花びらが付いているので、A4版以上の雑誌や絵本の背表紙を傷めてしまう可能性があると思います。
表紙ではなく背表紙と申しますのは、これが本棚の正面から見て右側ではなく左側に出っ張っているためです(右綴じの場合)。もっとも、この商品全体が硬いスチールワイヤーでできているので、そこを気にするほどのことはないかもしれませんが。
ちなみに、いずれも手前に約17mm出っ張ります。
ネコのサイズを再確認
先ほどの写真ではサイズ感が分かりにくかったと思うので、改めて確認したいと思います。
ネコの場合、棚板の手前から尻尾の先までは約190mmです。内寸奥行280mmの本棚の場合、奥の90mm程度は仕切りが役割を果たしません。
仕切りの高さは152mmですから文庫本とほぼ同じです。A4サイズの雑誌などに対しては半分程度の高さとなります。
フジツルのサイズを再確認
フジツルは棚板の手前から奥側に向かって約205mmをサポートします。ネコと比較すると15mmしか違わないものの、文庫本でも十分にサポートしているように感じます。
高さはネコよりも12mm低いですが、さほど違いは感じられません。A4サイズであれば中心付近をシッカリとサポートできているからでしょう。
という感じで、ダイソーのワイヤーしきりに雑誌と文庫本を立て掛けたときのサイズ感を検証してみました。こんな些細なことに半日も掛ける馬鹿はそうそういないでしょう(苦笑)
こういうのはデザインの好みで選びがちだと思います。しかしながら、今回の検証をご覧いただければ分かる通り、収納したい本の大きさに合わせて選んだほうが良さそうです。文庫本ならフジツル。雑誌ならどちらでもOKですが、ネコのほうが背表紙を傷める心配が少ないかもしれません。
いずれにせよ、ダイソーのワイヤーしきりは意外と丈夫で使いやすいと思います。これで支えきれないようでしたら、ファイルボックスを使ってください。
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