洗面脱衣所は一般的に狭く、一方で洗濯用洗剤やシャンプーのストック、タオル、下着など、収納したいモノがたくさんあります。収納家具を追加したくてもスペースが限られているため、それもままなりません。
そんなときに目に入るのはやはり洗濯機上の空間です。ここを活用するためには下写真のような洗濯機上ラックを活用することが多いと思います。
でも、どうせならもっとスッキリさせたいって思いませんか?床の上に置くのではなく、壁に直接取り付けできたほうが見た目がスマートですからね。
というわけで今回は、賃貸住宅でもOKな、壁にネジ穴を開けない方法で、洗濯機の上に収納棚を作る方法を7つ紹介したいと思います。
※この記事は2024年1月25日にリライトしたものです
平安伸銅工業・つっぱり棚 強力 フラットメッシュ
まずはもっとも手軽な方法から。洗濯機の両側に壁があれば、平安伸銅工業の「つっぱり棚 強力ワイドタイプ フラットメッシュ」などのいわゆる突っ張り棚を設置することで収納スペースを作り出すことができます。
こちらは強力タイプなので耐荷重は50~30kgと大きめですから、洗剤など重いモノを置いても安心です。市販の突っ張り棚に山崎実業の「つっぱり棒用棚板tower(タワー)」を乗せることで棚板をフラットにするという方法も良いと思います。
かけまくり+隅金
以前の我が家の事例で恐縮ですが、「かけまくり」と隅金(すみがね)という金具を使って、カラーボード(化粧棚板)で棚を壁に取り付けるというのも方法のひとつです。
かけまくりと隅金を使うメリットは、低コストかつ手軽にピッタリサイズの棚板を設置できるという点です。それでいて、耐荷重も少なくとも10kg以上は問題ないと思われます(幅900mm前後の場合)。
ちなみに、この方法は「壁美人」にインスピレーションを得て試した方法ですが、壁美人で同様のことをやろうとすると5,000円くらい掛かってしまいます。
棚柱+Coconiピン固定パーツ
棚柱(ダボレール、ガチャ棚)を両側の壁に2本ずつ固定して、カラーボードを上に乗せれば、可動式の棚を洗濯機上に作ることができます。一般的には木ネジで固定する必要がありますが、サヌキの「Coconi 棚柱取付け用ピン固定パーツ」を使用すれば、石膏ボード壁に取り付けることが可能です。
可動棚なので、使い勝手は非常に良いと思います。また、棚柱を用いると、点ではなく線で支えることになるため、耐荷重も期待できます。棚板を1枚だけ取り付ける場合はコストパフォーマンスは良くないですけど、2枚以上取り付ける場合は逆にコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
ケージーワイ工業・プラスターブラケット
洗濯機の両側に壁がなく、洗濯機の奥の壁に棚板を設けたい場合は、L型の棚受け金具を使うのが一般的です。しかし、多くは木ネジで固定する必要があって賃貸住宅などには適しません。
その点、ケージーワイ工業の「プラスターブラケット」なら石膏ボード壁専用ですから賃貸住宅でもOK。この棚受け金具なら洗濯機の両側に壁がなくても、奥に壁があるだけで設置できます。なお、耐荷重は2本1組で15kgまでとなっています。
平安伸銅工業・ラブリコ トライアングルフレーム
一昔前は石こうボード壁用の棚受け金具と言えば前述のプラスターブラケットくらいしかなかったですけど、今は平安伸銅工業の「ラブリコ トライアングルフレーム」などもあります。およそ棚受け金具らしからぬデザインが素敵ですよね。
ほか、同じくラブリコの「シェルフフレーム」各種を使うことで2段以上の棚を設けることも可能です。
WALL BASE+ランドリー可動棚
清水(ニューヒカリ)の「WALL BASE(ウォールベース)」を使って2×4材を壁に固定すると、南海プライウッドの「ランドリー可動棚」のようなものを取り付けることもできます。荷重は主に床で支えるので、壁にあまり大きな負担が掛かりにくいのがメリットです。
ただし、洗濯機パンがある場合は設置できない可能性があるのでご注意ください。
ベルメゾン・ホッチキスで壁にかけられるラック
ベルメゾンの「ホッチキスで壁にかけられるラック」は壁美人を使った、まるで造り付けのようなランドリー用ウォールラックです。上写真の引き戸タイプのほか、オープンタイプもあります。また、高さ59cmタイプと35cmタイプがあります。幅はいずれも60cmです。
奥行は18cmと薄いのであまりたくさん収納することはできませんが、ハンガーバーが付いているのでタオルやハンガーを掛けるのに便利ですね。
以上の通り、洗濯機の上に賃貸住宅でもOKな収納棚を作る方法を7つ紹介しました。洗濯機ラックなどを設置するのに比べると、DIYで棚を取り付けるのはちょっと面倒だったり、耐荷重の心配があったり、少なからずリスクはあると思います。でも、見た目にスッキリさせることができるというのは何事にも代えがたいですよね。
設置スペースの状況や使い勝手、予算やDIYスキルに応じて、最適な方法を採用していただければと思います。
コメント