クローゼットの収納方法は、ハンガーパイプに洋服を掛け、その下に引出式の衣装ケースなどを置くというのが基本です。しかしながら、特に男性でスーツをたくさんお持ちの場合は、ジャケットを掛けた下にスラックスハンガーラックを置くということもあるでしょう。
ただ、スラックスハンガーラックって意外と使いにくいんですよ。真上のジャケットの裾がスラックスハンガーラックに掛かっていて、スラックスが出し入れしにくい。ラックを引っ張り出せば良いと分かっていても面倒臭い。そして、引出式衣装ケースと違って、ラックの上には何も置けない。
そのような微妙な使いにくさがあるのですが、それを解決するスラックスハンガーラックがタンスのゲンから発売されました。
※この記事は2024年3月1日時点の情報に基づいています
タンスのゲン・スラックスハンガー(ロータイプ)
このたびタンスのゲンから発売された「スラックスハンガー(ロータイプ)」は天板付きのスラックスハンガーラックです。こういうのは今までにありそうで、なかったと思います。
天板があるから、真上に掛けたジャケットの裾が邪魔になることはありません。また、天板の上にモノを置くことができます。買ってきたワイシャツをとりあえずポンと置いたりするのに便利ですね。
ハンガーを出し入れしやすい
一方で、天板とハンガーのすき間が少なくて、スラックスが掛けにくいんじゃないかと思いました。しかし、その点も抜かりなく。スラックスハンガーはハンガーバーに掛けられており、取り外してスラックスを掛けやすいようにできているのです。
もちろん、スラックスだけでなくカジュアルパンツもOKです。
クローゼットの外でもOK
さらに、天板が付いていることで、クローゼットの外でも使いやすいと言えます。天板の上にモノを置きやすいので、ちょっとした台のように使ったり、小物を飾ったりもできます。
また、スラックスにホコリが掛かる心配もありません。見た目も従来のスラックスハンガーラックよりスマートですよね。丸パイプではなく角パイプを使っているところが肝でしょう。
タンスのゲン・スラックスハンガー(ハイタイプ)
ロータイプだけでなく、上部にハンガーパイプを設けた「スラックスハンガー(ハイタイプ)」もあります。これはスーツのジャケットとパンツをセットで掛けるスペースを確保するのに最適ですね。
サイズ設計も絶妙
サイズ設計も絶妙だと思います。ハンガーパイプからスラックスハンガー部の天板まで99cmありますから、男性のジャケットでも裾を擦ることなく掛けることができます。
上段の奥行は25cmしかありませんが、パイプハンガーが手前に付いているので、男性の肩幅でも問題なく掛けられます。むしろ上段の奥行が浅いことで圧迫感がなく、それでいて下段は奥行が44cmあるため、安定感があると思います。
側面はラダー状なので便利
しかも、こちらは側面がラダー状なので、上写真のようにS字フックを使って帽子やベルトなどを掛けるのに便利です。ハンガーパイプにはロングコートを掛けることはできませんが、側面なら丈を気にせず掛けることができると思います。
というわけで、随分と褒めちぎってしまいましたが、私が一言もケチをつけずに諸手を挙げて収納グッズを評価するなんて本当に珍しいことです。これは本当に良くできていると思います。
しかも、天板付きにもかかわらず価格もお手頃です。天板なしの山善のスラックスハンガーとほとんど変わりません。これは売れないはずがないですね。
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