家具用耐震ストッパーBEST3比較(3)サンワサプライ「QL-59」

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粘着式耐震ストッパーの売れ筋3商品(サンワサプライ「耐震ストッパーT型 QL-59」、北川工業「スーパータックフィット TF-M」、サンワサプライ「耐震ストッパー QL-78」)を実際に試して比較する今回のレポート。第3回目はサンワサプライの「耐震ストッパーT型 QL-59」についてご報告したいと思います。

第1回
家具用耐震ストッパーBEST3比較(1)サンワサプライ「QL-78」
賃貸住宅でも使える家具転倒防止グッズとしては、変わらず突っ張り式のものがメジャーであるものの、ここ数年は徐々に粘着式のものも普及が進んでいます。 突っ張り式はいつ頃から存在するのか定かではないものの、2000年以前からありました。耐震ジェル...
第2回
家具用耐震ストッパーBEST3比較(2)北川工業「スーパータックフィット」
家具用耐震ストッパーBEST3比較(2)。今回は北川工業の「スーパータックフィット」をレビューします。他商品と比較して設置がとても楽なうえに、壁紙を損傷するリスクも少ないと思います。かなりオススメ。

※この記事は2017年4月9日時点の情報に基づいています

 

サンワサプライ・耐震ストッパーT型 QL-59

サンワサプライ・耐震ストッパーT型 QL-59

今回比較した商品の中には2つもサンワサプライの商品があるのでややこしいんですけど、こちらがサンワサプライの「耐震ストッパーT型 QL-59」です。サンワサプライの取扱いですが、元はリンテック21の「リンクストッパーT型LS484」で間違いないと思います。

取付位置が調節できて取外しも容易な構造

長さが調節できて取外しも容易な構造

他の2商品と比べてサンワサプライの「耐震ストッパーT型 QL-59」が画期的なのは、取付位置が調節でき、取外しも容易な構造となっている点です。

最初に紹介しましたサンワサプライの「耐震ストッパー QL-78」は壁から家具背面までの距離が約20mmと決まっています。また、北川工業の「スーパータックフィット TF-M」は同じく30mm以内、「TF-L」は70mm以内となっています。つまりいずれも壁面と家具のすき間に応じて選ぶ必要があるのですが、「耐震ストッパーT型 QL-59」ならある程度長さを調整することができます(ベルトの長さは110mm)。

また、これまで紹介した2商品の場合、家具を動かす際には粘着面を剥がす必要がありました。しかし、「耐震ストッパーT型 QL-59」なら家具側のパーツを取り外すことができるので、必ずしも粘着面を剥がす必要はないのです。

なお、「耐震ストッパーT型 QL-59」は壁面側と家具側で粘着パッドが異なりますが、上写真ではテレコにして配置してしまっております。また、10円玉は付属しておりません(笑)固定ベースはネジ部分をコインで回して取り外せるようになっています。

接着は付属のアルコールパッドで拭いてから

接着は付属のアルコールパッドで拭いてから

他の2商品はあらかじめパーツに粘着パッドが貼り付けられていましたが、「耐震ストッパーT型 QL-59」は粘着パッドがあらかじめ貼り付けられていません。そのためということもあってか、粘着パッドを貼り付ける際には付属のアルコールパッドで完全に油分を取り除く必要があります。

ちょっと面倒ですけど、より万全に接着するために最善を尽くしてくれた結果とも言えるでしょう。

スリーエム製の超強力両面テープ

スリーエム製の超強力両面テープ

「耐震ストッパーT型 QL-59」には2種類の粘着パッドが付属しています。信頼性の高いスリーエム製で、剥離紙が水色のほうが壁面側、3Mのロゴが印刷されたほうが家具側となっています。

いずれも触った感じは超強力両面テープそのものといった感じで、違いは分かりません。また、こんなものを壁紙に貼っても本当に大丈夫なんだろうかと少し心配になりますが、スリーエムなら信用しても大丈夫なのかなと思ったりもします。

まずは壁面に貼り付け

まずは壁面に貼り付け

北川工業の「スーパータックフィット TF-M」と同様に、まずは壁面から貼り付けていきます。

続いて家具の天板に貼り付け

続いて家具の天板に貼り付け

続いて家具の天板に貼り付けます。粘着パッドが少しハミ出すのが気になります。

家具側の固定ベースは何となく壁に近い位置に取り付けたくなるところですが、基本的に家具の端から50mm程度のところにくるようにする必要があるため、今回はベルトの端に近い位置になりました。

なぜ基本的に家具の端から50mm程度のところに貼り付けるのかという説明は記載されていませんが、おそらく、距離が長いほど「遊び」が生じやすく、地震の際の揺れを逃がしやすいようになっているんだと思います。

なお、本品は定着するまでに72時間放置することが望ましいようです。かなり強力に貼り付いており、他2商品と比べるとビクともしませんが、逆に本当に剥がせるのか心配になるほどです。

家具の側面に取り付けることも可能

家具の側面に取り付けることも可能

サンワサプライの「耐震ストッパーT型 QL-59」は家具の側面にも取り付けることが可能です。

なお、上写真の状態は家具の端から50mm程度のところにくるようにという正しい取り付け方ができていません。明らかに間違った取り付け方ですが、対策を全くしないよりは良いだろうという判断です。

「耐震ストッパーT型 QL-59」は震度7対応となっており、1組(4個)使用で総重量160kg以下の家具の転倒防止に役立つとされています。耐用年数は10年。日本製。

「耐震ストッパーT型 QL-59」のメリットとデメリット

メリット
  • 長さを調節できる
  • 取付け・取外しが容易
デメリット
  • 4本取り付けると見た目が微妙
  • 強力に貼り付きすぎて逆に不安

「耐震ストッパーT型 QL-59」のメリットは、何と言っても長さを調節でき、取付け・取外しが容易であることです。これは他2商品とはまったく異なる点です。

一方で4個で1セットとなっているのが難しいところ。2個なら80kg以下まで耐えられると考えれば「スーパータックフィット TF-M」と同等と言えますが、基本的に接着面が狭いので、面ではなく複数の点で支える設計であると考えられます。

以上の実証結果を踏まえまして、次回はこれら3商品を改めて比較してみたいと思います。

続編
家具用耐震ストッパーBEST3比較(4)壁紙と家族の命はどちらが大事?
家具用耐震ストッパーBEST3比較まとめ。壁紙が傷む心配がないに越したことはないのですが、家族の命のほうが大事です。結局のところ、「スーパータックフィット」がもっとも確実にくっつき、なおkさつ壁紙の損傷の心配が少ないと思います。
今回のレポートではIKEAの「IVAR(イーヴァル)」に耐震ストッパーを取り付けていますが、IVARの天板は上に乗せるだけの構造であるため、地震対策としては正しい方法とは言えません。今回はあくまでも取り付け方のレポートとご理解ください。

2017/09/06追記:

「耐震ストッパーT型 QL-59」を4ヶ月間使用後

別の箇所で「耐震ストッパーT型 QL-59」を4ヶ月間、壁紙に貼り付けて剥がしてみたところ、やはり接着力が強力すぎて壁紙が破れてしまいました(苦笑)木製家具側も強力すぎて剥がすことができませんでした。

壁紙よりも命が大事だと考えれば結構なことだとは思うものの、壁紙をキズつけたくない人には向かないですね。

ちなみに、同じくサンワサプライの「耐震ストッパー QL-78」はすぐに壁から剥がれてしまって全然ダメ。逆に、北川工業「スーパータックフィット TF-M」はパーフェクトで、壁紙も破れず、木製家具の塗装面を傷めることもありませんでした。

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この記事を書いた人

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年の収納&インテリアのプロ。TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王優勝。
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