昨日は本や書類のウンと多いところで片づけのお手伝いをしてきました。ちょうど本棚にまつわる収納の話が続いているので、今回は本を本棚に収納するときに役立つ5つのコツを紹介したいと思います。
※この記事は2015年5月14日時点の情報に基づいています
ジャンルよりも時系列を重視する
一般家庭レベルの本の量であれば本はジャンル別に分けたほうが良いのですが、本がウンと多い場合は厳密にジャンルを分けるのが難しい場合が多いと思います。本がウンと多い場合は一般的にジャンルが絞られており、その中でさらに細分化して収納しようとしてもメリットがデメリットを上回る可能性が高いからです。
本を料理、旅行、小説…などという風にジャンル分けすると、本を探しやすくなります。しかし本が多い人は基本的に多読ですから次々と本が増えます。その場合、小説ジャンルをさらに作家別に分けると、次にまたその作家の本を追加するときに全部の位置をずらして収納し直さなければならなくなります。
それよりも時系列に収納…つまり、古い本を左に置いた場合には新しい本を次々と右側に置いていくと、収納し直す必要がないだけでなく、どれくらい前に読んだかを思い出すことで本を探すことができます。
本の大きさを揃えて収納する
前述したことと矛盾するケースが生じますが、特にそれほど本が多くない場合は本の大きさを揃えることで、本を効率良く美しく収納することができます。特に高さを揃えることは重要で、本の高さを揃えると本棚にできるだけ無駄な空間を生まずに収納することができます。また奥行を揃えるようにすれば美しいだけでなく、前後に並べて2倍収納することも可能です。
ちなみに本の大きさを揃えた場合、下のほうに雑誌などの大判のもの、上のほうに単行本などの小さめの本を収めると、見た目が美しいだけでなく、重心を低くすることができるので本棚の安定感を増すことができます。
本が多い場合にこそ8割収納を心掛ける
8割収納は収納の基本です。これはモノが増えた場合に逐一モノを処分することなくモノの収納場所を確保できるうえに、見た目の圧迫感を生じさせないためのコツでもあります。本の場合も同様のことが言えますが、本がそれほど多くない場合は本が増える可能性も少ないものの、本がウンと多い場合は本がまた増える可能性が高いため、8割収納を心掛けることはよりメリットを感じることになると思います。
しかし実際問題として、本がウンと多い場合は本棚に目いっぱい本を収納したいところだと思います。これ以上増えないならそれでも構いませんが、そうなる可能性があると感じるならば、あらかじめ10割の状態をイメージしておき、2割の余裕を残しておくのです。そうすることでしばらくの間、片づかないことでストレスを感じることはありません。
目線の高さはできるだけオープンにする
同じ広さの空間であっても、人間は奥行感を感じるかどうかでその部屋の広さの実感がまったく異なります。部屋の窓を完全にふさぐと部屋が狭く見え、逆に壁に窓があると部屋が広く見えることからも明らかです。
本棚に本を収納する場合、本を目いっぱい詰め込むと本の背表紙の位置が壁のように感じますが、一部を空間にしておくと、本棚の背板の位置を壁のように認識して奥行を広く感じることができます。またそれは本棚の足元のほうや一番上であるよりも、目線の位置だと効果的です。この位置にはできるだけ本を収めずに、小物などを飾るようにすることが理想的です。
雑誌やファイルはファイルボックスを使って収納
雑誌やファイルは大きいので、ブックエンドでは十分に支えることができません。樹脂製やスチール製のファイルボックスの口を正面に向けて立て、そこに雑誌などを収納してブックエンド代わりに使うのが良いでしょう。
ダンボール箱でできたファイルボックスは容易に変形してしまうのでこういう使い方はできません。また、樹脂製でも取っ手の出っ張りがあるものは口を正面に向けることができないのでNGです。さらに側面が斜めにカットされた形状のファイルボックスは変形しやすいので、必ず箱状のファイルボックスを使うようにしましょう。
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