カラーボックスに歴史的大革命!アイリスオーヤマ「モジュールボックスMDB-3」

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カラーボックスと言えば、手頃な価格で使い勝手も良い国民的収納グッズです。サブロク合板(3×6尺=約90×180cm)を歩留まり良くカットすることでコストを抑えつつ、十分な強度を確保し、カラフルな色遣いで女性からも支持を得ました。

しかしながら、カラーボックスはこれさえあれば片づくという魔法の収納グッズではありません。むしろ見方によっては厄介な存在です。縦置きにすればA4ファイルや雑誌が収まらず、横置きにすればA4ファイルも収まるものの無駄な空間が空いてしまいます。ファイルや雑誌だけでなく、他のモノの場合も「安く済むしコレで良いわ~」と買ったものの、何を収めても中途半端でかえって使いにくくなってしまったということもよくある話です。

でもまあ、安いし、それなりの強度はあるし、それは仕方のないことだとあきらめていました。ところが、そんな常識を覆す革命的なカラーボックスが1年も前に発売されていたのです!

 

アイリスオーヤマ・モジュールボックスMDB-3

カラーボックスの常識に大革命を起こしてしまったのは、アイリスオーヤマの「モジュールボックスMDB-3」です。ホームセンターの店頭で見かけたことがないのですが(※)、調べてみたところ昨年の6月頃に発売されていたようです。これほどの大革命に1年以上も気付かなかったことは、収納のプロとして忸怩たる思いです。

それはさておき、上の写真をご覧いただいても、パッと見た目は普通の3段カラーボックスと変わりないように見えると思います。「え?どこが違うの?」って、その秘密はサイズにあるのです。

2017/08/19追記:島忠ホームズ南津守店に展示がありました。ホコリの積もり具合からかれこれ数ヶ月は展示されていたようで、私の目の節穴っぷりに改めて驚かされた次第です(苦笑)

A4ファイルやA5版実用書にピッタリなサイズ!

上の寸法が入った写真をご覧ください。一般的な3段カラーボックスのサイズは幅400mm強、奥行290mm、高さ900mm弱です。それがアイリスオーヤマのモジュールボックスの場合は奥行は同じく290mmであるものの、幅は366mm、高さは732mmと、通常より一回りコンパクトになっています。

もちろん、ただサイズをコンパクトにしたわけではありません。横向きに置いたときにはA4ファイルや雑誌がピッタリ収まるサイズに、縦向きに置いたときはA5版の実用書やDVDがピッタリ収まるサイズになっているのです!しかも、横置きならファイルボックスも収まります!

「…だからどうした?」って思ってません?以前からA4ファイル用ファイルボックスがあるじゃないか。コミック用ラック棚板可動式のカラーボックスもあるでしょ、なんて思ってませんか?

違うんです!!

確かに、ファイルや本に合わせたカラーボックスは以前からもありましたよ。けれどもそれらは根本的にカラーボックスの定義から外れてしまっているんです。すなわち、サブロク合板を歩留まり良くカットすることでコストを抑えたわけではないということですね。

モジュールボックスがスゴイのは、サブロク合板ではありませんがヨンパチ合板(4×8尺=約1200×2400mm)を歩留まり良くカットすることでコストを抑えていると考えられることです!

いや、実際にヨンパチ合板を使っているかどうかは分かりませんよ。しかし、先に挙げた各種サイズのファイルや書籍の大きさに合わせたカラーボックスもどきの価格と比較すると、ヨンパチ合板を使うことでコストを抑えて低価格を実現しているとしか考えられないのです。

これはもうマジでスゴイです!!興奮しすぎて鼻血ブーです!自動車に例えるなら、今までガソリンで動くのが当たり前だったのが電気で動くようになったのと同じくらい革命的なことなのです!

 

押入れにアルバムやコミックを収めたいときにも最適

そうは言っても、一般の方にはサブロク合板を使っていようがヨンパチ合板を使っていようが関係ないですよね(苦笑)まあ、普通のカラーボックスよりも安いならそれで良いか、ってなもんでしょう。ところが、実はそれだけではないのです。

普段は開くことのないアルバムや思い出のコミックを押入れの中に収納したいというご相談が結構多いのですが、そんなときにこそこのモジュールボックスは最適だと思います。

残念ながら一般的な押入れの下段だと、横向きにしたモジュールボックスを2つ重ねて置くのはちょっと厳しいですが、1つを横向きに置いて、その上にアルバムやファイルなどを並べるなら問題ないと思います。

また、押入れ上段に使ってもOK。従来のカラーボックスよりも収まりが良いはずです。一般的な900mmグリッドの一間幅の押入れの場合、内寸幅は165cm前後くらいですからね。従来のカラーボックスでは収まらなかったのが、モジュールボックスなら収まるということが多いはずです。

この点については下記ページにて改めて説明しています。
押入をカラーボックスで収納するなら!アイリス「モジュールボックスMDB-3」
押入れを収納するなら一般的なカラーボックスよりもアイリスオーヤマの「モジュールボックスMDB-3」を使うのがオススメです。同社のCX-3やCX-2よりも一回りコンパクトなので押入れの上段にも下段にも収まりが良いはずです。

 

モジュールボックスには簡易なテレビ台のバージョンもありますが、これも従来のカラーボックスより一回りコンパクトで圧迫感が少なくて良いと思います。

いやマジで、モジュールボックスってスゴイ!!従来のカラーボックスよりも一回り小さいだけ、サブロク合板をヨンパチ合板に変えただけと思われるかもしれませんが、半世紀もの間、誰もやらなかったことなんですよ!

私が気付くのが遅れて申し訳ありませんでしたが、遅ればせながらアイリスオーヤマのモジュールボックスは「収納グッズ・オブザイヤー2016」に認定させていただきたいと思います!

2018/10/15追記

ふと気づいたのですが、モジュールボックスMDB-3を縦置きにした場合、および横置きにして2段重ねた場合の高さ732mmというのは、一般的なデスク天板の高さとほぼ同じです。つまり、モジュールボックスをデスクと一緒に並べると、デスクの拡張用に便利と言えるでしょう。4本脚やロの字脚のデスクならデスク側面に向けてL字カウンターのように使っても良さそうです。

 

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コメント

  1. オベヤコ より:

    はじめまして。
    こちらの記事を読んで、
    このカラーボックスにを購入したくなったのですが、
    ネット上「ニオイが気になる」という話が散見されます(ニト○に多いようですが)。
    ニオイが気になるタイプなら、
    こちらのカラーボックスにも手出ししないほうが無難でしょうか?
    また、代わりに無印良品のパルプボードボックスにした場合、
    使い勝手はどうなりそうですか?

    • 収納マン より:

      オベヤコさま

      はじめまして^^

      カラーボックスなど木製家具の臭いが気になるというのはよく聞かれる話ですね。
      ただこれは個人差があるところなので、なんとも言えません。

      カラーボックスの多くは中国や東南アジアで生産されており、国産家具に比べるとホルムアルデヒドの放散量は少し多いです。
      しかし、国産家具を買えば臭いがまったく気にならないかと言うとそうとも言えません。

      特に夏場はホルムアルデヒドが揮発しやすく、強い臭いを感じる場合があります。
      しかし、臭いの原因は必ずしもホルムアルデヒドとも限りません。
      プリント紙や接着剤、木材の臭いもあります。

      チェストなどと異なりカラーボックスは中に臭いがこもることがありませんから、数日も放置すればだいたい臭いは気にならないレベルまでになるはずです。

      無印良品のパルプボードボックスについては、使い勝手は収めるモノの大きさとの兼ね合い次第だと思います。
      (一般的なカラーボックスと比べた場合、サイズ展開が異なるため)
      ただ、パルプボードボックスはかなり左右のグラつきが気になりますので、あまりオススメとは言えないですね^^;

  2. Syou_n より:

    過去の記事ですがコメントさせていただきます。
    A4ファイルサイズが入る可動棚で、通常のカラーボックス用のインナーボックスも収まる商品を探しています。
    最近ニト○のカラーボックスを購入しましたが臭いに困り、代替品を探してこちらのサイトを見つけました。ニト○に限らず、東南アジア製ではトルエン・キシレンなどの使用に法規制が緩く、家具では接着剤や塗料などに使われているため、臭いがきついようです。組み立てて1か月経ちますがシンナーのようなにおいを感じます。
    イオンで販売されているカラーボックスも売り場で同じような臭いがしますので、東南アジア製と思われます。中国だと法規制されており、国内産には及ばないもののより安全と思われます。
    エースラックも書斎用に持ってるのですが、リビングにはデザインが重厚すぎる気がして、もうしばらくいろいろ探してみるつもりです。

    • 収納マン より:

      Syou_nさま

      はじめまして^^

      カラーボックスにはパーティクルボードが多く使われており、いわば接着剤の塊のようなものですからねー。
      もっとも、接着剤だけでなく木そのものの臭いもキツイと考えられます。

      中国であればトルエン・キシレンなどの使用に法規制があるというのは私は存じ上げておりませんでしたが、それならば中国は大連で生産されているアイリスオーヤマの「CX-3KD」なら大丈夫なのかもしれません。

      それで難しいとなると、国産で探すより他ないでしょうねー^^;

  3. hiro より:

    はじめまして

    メタルラックの目隠しについてご相談いたします

    現在ルミナス製のラックに磁石のフックを付け、伸縮棒を載せ、カフェカーテンをかけ目隠ししています。サイズが半端なのと見栄えが悪いのでロールカーテンにしたいと思ってます。ラックサイスW120×H180・ W90×H180 2種なのですがいい方法ありますか?

    いろいろ調べてはみたところロールカーテン対応の専用取付金具があるようなのですが現在製造中止のようです(ヨコタ量販製スチールラック用取付金具)
    ネットでラック用ロールカーテンの販売を扱っている業者さんへ問い合わしたのですが、金具がないため現在は取り扱いない、との返答でした

    よろしくお願いいたします

    • 収納マン より:

      hiroさま

      はじめまして^^

      以前は各社ともに専用ロールスクリーンがあったのですが、いま確認したらどこのメーカーも販売を中止してしまったのですね。
      取付金具のみの販売というのは初めて知りましたが、やはりすでに販売しているところはないようです。

      専用ロールスクリーンの登場以前は、市販のロールスクリーンの取付金具をワイヤーシェルフの側面(正面)に固定して取り付けていました。
      六角ナット+ワッシャー+シェルフ+金具+ボルト+ロールスクリーンの順で取り付けるかたちですね。
      金具の穴に合う太さで適切な長さ(25~30mmくらい?)のボルトと、ワイヤーシェルフの側面から外れない大きさのワッシャーがあれば、基本的には大丈夫だと思いますよ^^

      • hiro より:

        収納マンさま

        早速 丁寧にご返答ありがとうございました

        今日もホームセンターに行き、ラック用の取付金具を他のメーカーでも販売していないか売り場をさがしていたところです。やはり見つかりませんでしたが・・・
        需要がないということでしょうかね~
        ラックは使い勝手がいいのですが、丸見えなので気が抜けないところが
        片付が苦手な私には辛いところです。
        ルミナスさんパーツとして販売してくれるとありがたいのですけど(^^)/

        いただいたアドバイスの要領で試してみます。
        また何かありましたらご相談させていただきます。
        ありがとうございました。

        • 収納マン より:

          hiroさま

          本当に、私も知らない間に各社ともに取り扱いを止めていたのには驚きました。
          細部までこだわりのあるホームエレクターでさえ取り扱いをやめたのですから、やっぱり需要がないということなんでしょうね(+_+)

  4. hiro より:

    収納マン様

    先日はいろいろとアドバイスありがとうございました
    事務所のデスクについては、配線ボックスにこだわらずL字型設置を優先し、
    カリモクのユーティティプラスを2台組み合わせて使用することにしました
    長く使って元を取ろうかと思います

    さて本日、曇りガラスの目隠しについてご相談いたします
    もともと一戸建ての玄関の一部だった場所を事務所の一部として使用します
    床から天井まで曇りガラスで明かりが入るのですが
    道路に面しているので人の往来が気になります
    W75 なので複合機を置こうと思ってます
    ただし夜間電気をつけると丸写りなので目隠しをしたいのですが
    ①天井から複合機のあたりまではロールカーテンを設置して上げ下げ検討中
    ②複合機の天地70センチ位までのガラス面はどのようにしたらよいか悩んでます
     よくあるガラスに接着するシールみたいなもの以外に何か良い案はありますでしょう か

    アドバイスの程よろしくお願いいたします

    • 収納マン より:

      hiroさま

      カリモク家具のユーティリティプラスに決まったのですね!
      レイアウト変更も容易ですし、長く使っていただけると思います^^

      さて、曇りガラスの目隠しについて。
      状況やご要望次第かと思いますが、おそらく日中は自然光を取り入れて、夜間は外に光が漏れにくいようにしたいということですよね。

      その場合、まず上のほうはダブルタイプのロールスクリーンを使えば良いのではないでしょうか。
      一般的なロールスクリーンは結構光を通しますので、ひとつを遮光タイプのロールスクリーンにしたり、ロールスクリーンを二重にすることで、光の調整がしやすくなります。
      また、ダブルならインテリア的にもワンランクアップな感じにしやすいでしょう。
      テイストによってはプリーツスクリーンを使っても良いと思います。

      下のほう、複合機に隠れる部分には、ガラス面に粘着シートを貼る以外の方法としては、プラスチックダンボールや板を固定または立て掛ける方法が考えられます。
      複合機は熱を持ちますし、季節によっては日光による熱や結露の可能性も考えられるでしょう。
      プラスチックダンボールや板であれば、遮熱または結露防止の効果が期待できます。

      ただしプラスチックダンボールは静電気でホコリを寄せ付けやすいので、割りとすぐに汚くなります。
      板にすると、見た目の良いものほどコストが上がります。
      腰板のようなものであれば、見た目には自然な感じになると思うのですが…。

      以上、ご参考になれば幸いです^^