最近の収納グッズはモノクロ化が顕著です。山崎実業のTOWERシリーズをはじめ、各社がホワイトとブラックの2色でラインナップを展開しています。
突っ張り棒でも昨年は最大手の平安伸銅工業からブラックのものが登場しました。競合他社もそのうち…と思っていたら、やっぱりアイリスオーヤマからも登場しました。
しかし、これが単なるパクりなどではなく、なかなか良い感じなのですよ。
※この記事は2020年1月20日時点の情報に基づいています
アイリスオーヤマ・スタイル伸縮棒
アイリスオーヤマの新商品「スタイル伸縮棒」はマットな質感のホワイトとブラックの突っ張り棒です。それだけの説明だと、「なんだ、ただの色違いか」って話ですよね。ですが、そんなに単純なことではありません。
専用の木製棚板もあり
アイリスオーヤマのスタイル伸縮棒には専用の「木製シェルフ」が用意されています。スタイル伸縮棒を突っ張った上に乗せることで突っ張り棚として使うことができます。
ラインナップ
商品名 | 品番 | サイズ(cm) | 耐荷重 | 税別価格 |
---|---|---|---|---|
スタイル伸縮棒 | SSB-120 | 約75~120×約8×約8 | 25~40kg | 1,280円 |
SSB-190 | 約110~190×約8×約8 | 15~25kg | 1,580円 | |
SSB-280 | 約170~280×約8×約8 | 8~20kg | 1,880円 | |
木製シェルフ | WSS-40 | 約40×約26 | 1,180円 | |
WSS-29 | 約28.5×約26 |
※価格および仕様はすべて2020/01/20現在のアイリスプラザ
スタイル伸縮棒および木製シェルフのラインナップは上表の通りです。それぞれホワイトとブラックが用意されていますので、現時点では全10アイテムとなります。
スタイリッシュなデザイン
前述の一覧表を見てまず気づくのが、スタイル伸縮棒の耐荷重が意外と大きいことです。
一般的にこれくらいの耐荷重を得ようとすると、全体の長さを調節したうえで付属のネジで固定する構造であることが一般的です。しかし、スタイル伸縮棒にはそのような部品は見えません。説明に書かれている通り、他社製品と比べても”圧倒的にスマートなフラットデザイン”なのです。
他社製品との比較
平安伸銅工業・つっぱり棒 マットブラック
商品記号 | 取付寸法 | 耐荷重 | 税別価格 |
---|---|---|---|
RTB-75 | 75~120cm | 50~30kg | 1,280円 |
RTB-110 | 110~190cm | 45~15kg | 1,480円 |
RTB-170 | 170~280cm | 30~8kg | 1,980円 |
※平安伸銅工業オンラインショップの2020/01/20現在の価格
他社製品…と言っても平安伸銅工業のものですが(苦笑)、スタイル伸縮棒と比較してみましょう。まずは「つっぱり棒 マットブラック」から。
価格はどちらもほとんど同じです。耐荷重は平安伸銅工業のほうがちょっと大きめという感じですかね。しかし、デザインはアイリスオーヤマのほうが圧倒的にスタイリッシュではないでしょうか。ネジの出っ張りがないからです。
カインズ×平安伸銅工業・つっぱりポール
商品名 | サイズ(cm) | 耐荷重 | 税別価格 | |
---|---|---|---|---|
つっぱりポール | 小 | 70~110 | 10~12kg | 891円 |
大 | 110~190 | 4.5~8kg | 1,164円 |
※カインズオンラインショップの2020/01/20現在の価格
続いて、カインズ×平安伸銅工業の「つっぱりポール」と比較してみましょう。スタイル伸縮棒は3サイズ、カインズは2サイズではありますが、デザイン的にはどちらもネジの出っ張りがなくてスタイリッシュです。価格はカインズのほうがちょっと安いかなという感じですが、耐荷重は全然違います。アイリスオーヤマのほうが圧倒的に耐荷重が大きいです。
私はまだスタイル伸縮棒の実物を見ていないので何とも言えない部分もあるのですが、ここまで見た感じだとスタイル伸縮棒は決して二番煎じ的な商品ではなく、非常に良くできた商品であると思われます。見た目がとてもスタイリッシュなのに耐荷重も決して小さくなく、それでいて価格も決して割高ではありません。
おまけに、木製シェルフを組み合わせることで突っ張り棚として使うこともできます。また、先端パーツは取り外し可能で、カーテンリングを使えば簡単に好きな場所へカーテンを取り付けることができるそうですから、インテリアアイテムとしても活用の場が広がります。オプションパーツが増えれば、ますます使い勝手が良くなるかもしれません。
これはちょっと実物を拝むのが楽しみですねー。
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