なんじゃこりゃー!?ガバッと口が開くオープンチェスト・JEJ「モストロ」

古今東西、引出し(チェスト)と言えば基本的に構造は同じです。木製か樹脂製か、はたまたスチール製かといった材質の違いや、スライドレールの有無といった違いこそあれ、外箱から内箱を引き出してそこにモノを収納するという仕組みは変わりません。もしそれを覆すようなことがあったら、それは今までガソリンで動いていた自動車が電気で動くようになったということよりも革新的なことではないかと私は思います。

ところがこのたび、数百年に渡るチェストの仕組みを覆すような事件が起こりました!JEJが「Mostro (モストロ) オープンチェスト」という商品を発売したのです。

JEJ・モストロ オープンチェスト

ややマイナーながら引出式衣装ケースなどでお馴染みのJEJ(ジェイ・イー・ジェイ)の新商品「Mostro(モストロ)オープンチェスト」は、パッと見た目は普通のポリプロピレン製チェストです。

いや、最初から上の写真を見せられたら、全然普通には見えませんよね(苦笑)そうなんです。モストロは普通のチェストのように引き出すと、「ガバッ!」とカバが口を開くように前板部分が跳ね上がるのです!

こんな仕組み、今まで見たことあります?私はないですね。残念ながら発売直後ということもあって私も実物を見ていないんですけど、JEJにこんな複雑なギミックを開発する技術力があったとは驚きです。当たり障りがない、もしくは二番煎じのような商品ばかり出すメーカーだと思ってましたから(苦笑)



モストロ・オープンチェストの仕組み

モストロ・オープンチェストの仕組み出典:ベリベリモッコ楽天市場店

モストロ・オープンチェストの仕組みは複雑そうに見えますが、意外とシンプルで、しかも非常に良くできています。

引出し前板部分は外箱天板の手前の縁に吊り下げられているだけで、引出し内箱の側面の板が斜めになっているので、それに沿って跳ね上げられるようになっています。つまりこれは引出しというよりは、フラップ扉を跳ね上げるためのガイドが付いたトレーを引き出すという構造になっていると言えるでしょう。

ワイシャツなどを重ねて収納するのに便利!

モストロ・オープンチェストの商品説明ではTシャツなどを立てて収納するのにも便利と書かれていますが、一般的な引出しと違って箱状にはなっていないため、Tシャツなどを立てにくいと思います。しかし、ワイシャツなどを重ねて収納するには便利ですね。引出しに前板がないので、積み重ねたワイシャツの下のほうのものを取り出しやすいと言えます。

今までにもこういったポリプロピレン製のもので引出しではなくトレーになっているものはありました。それならモストロ・オープンチェストのようにワイシャツを積み重ねて収納するには便利なのですが、丸見えになってしまうというデメリットもありました。しかし、モストロ・オープンチェストなら使い勝手は変わらず、丸見えになる心配もないというわけです。

冒頭でもお伝えした通り、モストロ・オープンチェストは数百年に及ぶチェストの歴史を覆す商品だと思います。Tシャツなどを立てて収納するなら従来のチェストのほうが使いやすいと思いますが、ワイシャツなどを積み重ねて収納するならモストロ・オープンチェストのほうが断然使いやすいはずです。

価格はちょっと高価ですけど、この仕組みがウケれば生産効率が上がって価格も手頃になっていくかもしれません。また、引出し部分の耐荷重は3kgなので洋服やタオル以外の収納には適しませんけど、スチールを使ったハイブリッド構造に改良するなどすればもう少し重いモノの収納が可能になることでしょう。

カインズホームのキャリコがヒットした背景を考えると、衣類は立てて収納するのではなく積み重ねて収納する人が相当多いと思われます。それならば、モストロ・オープンチェストの仕組みが支持される可能性は非常に高いです。価格が手頃になればヒットすること間違いなしでしょう。

2018/08/24追記

東京インテリア家具大阪本店で実物を見ました。引出しの開閉はスムーズで、重ねた洋服を出しやすいと感じました。

一方でこれは完全に盲点だったんですけど、横方向に力を加えたときのグラつきがスゴイです。一般的なチェストなら箱(引出し)が複数収まっていますから、横から力を加えてもねじれにくいですが、モストロは箱状ではなくトレー状のため横からの力に耐えられません。

そんなわけで普通に使う分には問題ないかもしれませんけど、この歪みようはちょっとどうかなと感じました。仕組み自体は悪くないと思いますけど、外箱をもっと頑丈に作らなければならないでしょう。

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