2003年に地上デジタルテレビ放送が開始されてから早くも20年近くが経ちます。その間に薄型テレビが普及しましたが、テレビを壁掛けするのが珍しくなくなったのはまだここ数年でしょう。壁に掛けても問題ないと感じるほどテレビが薄くて軽くなってきたことに加え、別途レコーダーを用意する必要性が薄れてきたことも影響していると思います。
DIYブームとともに様々な壁掛け金具が登場したことも影響しているはずです。ただ、DIYが苦手な人や、賃貸住宅だから不安だという人もいると思います。そんな人にはルミナス・ノワールの新商品がピッタリかもしれません。
※この記事は2022年10月20日時点の情報に基づいています
ルミナス・ノワール「壁掛けTVテンションラック」
このたびドウシシャのルミナス・ノワールシリーズから発売されたのは「壁掛けTVテンションラック」。L字脚の天井突っ張りラックに壁掛けテレビ金具をセットしたものです。111cm幅の「NO1115-4TV」(上写真)と81cm幅の「NO8015-4TV」の2サイズがあり、いずれも24~50インチのテレビに対応しています。
組み立ててからTVを引っ掛けるだけでOK
こちらの壁掛けテレビ金具は、基本的にテレビの背面にネジ穴が4ヶ所あれば使用可能です。しかも、テンションラック本体を組み立ててからテレビを掛ければOKな構造になっているので、組み立てや分解はそれほど難しくないと思います。
2.5cmピッチで高さ調節が可能
ルミナス・ノワールはいわゆるメタルラックなので、2.5cmピッチでテレビの高さを調節できます。安定するように高さ150cmまでとなっていますが、ダイニングでもリビングはもちろん、立ち仕事の際に最適な高さに持ってくることも可能です。
奥行23cmで実用的
棚板の奥行は23cmとなっており、一般的な奥行40~45cmのテレビボードに比べると圧迫感がありません。一方で、A4版の雑誌を並べられるなど実用的なサイズでもあります。
この棚板が4枚付いていますから、フォトフレームなどのディスプレイはもちろん、スピーカーやゲーム機などを置くにも十分な収納力があると言えるでしょう。なお、耐荷重は棚板1枚あたり5kgとなっています。
TVコード用クリップ付き
うれしいのがTVコード用クリップが3つ付いているので、配線をスッキリとさせることができるところ。
これ、いいですね。単品で販売しても需要があると思うのですが。
TV掛けパーツのみの購入も可能
壁掛けTV金具のみを購入することもできます。こちらも111cm幅の「NO110-TV」(上写真)と81cm幅の「NO80-TV」の2サイズがあり、いずれも24~50インチのテレビに対応しています。
基本的にはノワール専用アイテムですが、色が違っても構わないということなら同じく111cmと81cmの幅がラインナップされている「エリソンカラーラック」にセットすることは可能と思われます。
支柱4本のラックの前面への取付けは不可
ただし、L字脚テンションラック以外の場合は取り付け方に注意が必要です。支柱を4本使ったラックの前面にテレビをセットすると前に倒れやすくなるので、必ず壁側にテレビをセットする必要があります。
もっとも、その場合は真正面からテレビを観るようにしないと、支柱が邪魔に感じるはずです。ルミナスラックを2台並べて、それらを橋渡しするような形で壁掛けTV金具を使うと良いかもしれません。
以上、ルミナス・ノワールの壁掛けTVテンションラックとTV掛けパーツを紹介しました。
今となってはテレビを壁掛けできる金具や壁掛け風のTVラックの選択肢は他にもたくさんあるので、別にこれにこだわる必要はないと思います。しかしながら、既にルミナス・ノワールやルミナスラックで揃えている場合は検討の余地があるかもしれません。
また、DIYに不安がある方にとっては手軽だと思いますし、将来的に引越しの予定がある方には組み替えの余地があるという点で魅力的と言えるのではないでしょうか。
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