無印良品のスチールユニットシェルフにはないアイテムなんですが、ステンレスユニットシェルフにはステンレスワイヤー追加棚があります。
こんなワイヤー棚を取り付けたら、まるで「メタルラック」みたいになってしまって、せっかくインテリア面でアドバンテージがあるはずの無印良品のステンレスユニットシェルフを購入する意味がなくなってしまうのでは…?
そんな疑問にお答えすべく、今回は無印良品のステンレスユニットシェルフをメタルラック化するメリットについて説明したいと思います。
※この記事は2015年5月21日時点の情報に基づいています(2023年9月3日一部更新)
ワイヤー棚のほうが帆立とのデザインの相性が良い
冒頭の写真をよくご覧いただくと分かると思いますが、無印良品のステンレスユニットシェルフは帆立(側板)を正面から見ると、2本のワイヤーが並行しており、その中心をラダー状の棒の端が等間隔に並んでいるように見えます。この帆立の見た目が、同様に正面から見たワイヤー棚とまったく同じデザインになっているため、帆立とワイヤー棚のデザインの相性が良いのです。フラットなステンレス棚板や木製棚ではこんなにデザインが揃うことはありません。
メタルラックの場合は棚板を正面から見た場合に厚みがあり、またポールは円柱状であるため、棚板とポールのデザインが揃いませんが、無印良品のステンレスユニットシェルフにワイヤー棚をセットした場合はデザインが完全に揃って大変美しいのですね。だから無印良品のステンレスユニットシェルフこそワイヤーシェルフがよく似合うとすら言えると思います。
ワイヤー棚ならホコリが積もる心配がなく合理的
ワイヤー棚は小物を乗せると下に落ちてしまったり、モノが引っ掛かって出し入れしにくくなる場合があります。そんなデメリットもありますが、一方で、ワイヤー棚ならホコリが積もる心配がないため掃除がしやすいというメリットもあります。
そのメリットはメタルラックでも同じことが言えるんですが、ワイヤー棚の場合は小物を乗せにくいためにできるだけ細かいモノを乗せないように気を付ける必要があります。もしくは小箱などを用意してそこに細かいモノを収めるのが良いのですが、無印良品の場合はユニットシェルフにちょうど合う寸法のポリプロピレン収納用品などが各種揃っているので、デザインを損なうことなく上手に収納しやすいというメリットもあります。
無印良品のステンレス製ワイヤーシェルフはお手頃価格!
スチールワイヤーシェルフ御三家(アイリスオーヤマ・メタルラック、ドウシシャ・ルミナスラック、エレクター・ホームエレクター)のメインのワイヤー棚はいずれもクロムメッキで、ホームエレクターだけが上位モデルとしてステンレス製のワイヤーシェルフを用意しています。しかし、これがかなり高価で、900×450mmサイズ1枚で実売価21,120円(税込)もするのです。耐荷重性能やサイズが違うとは言え、無印良品の4倍近い価格なのですね。
前回の”【徹底比較】無印良品・スチールユニットシェルフvsドウシシャ・ルミナスラック”でも説明した通り、一般家庭での使用シーンにおいては無印良品のステンレスユニットシェルフの強度は十分なものです。また、ルミナスラックやホームエレクターのようにクリアコーティングされていれば防錆効果は十分確保できます。でもやっぱりステンレスは美しく、インテリア的にもポイントが高いです。
男性的な過剰スペックと言えるほどのスペック重視の人にはホームエレクターのオールステンレスシリーズでなければ満足できないという人もいるとは思いますが、インテリア性重視で、性能も価格もそこそこが良いという方には、無印良品のステンレス製ワイヤーシェルフはお手頃でオススメと言えます。
つまるところ、無印良品のステンレスユニットシェルフにステンレスワイヤー追加棚をセットしてメタルラック化することは、意味がないどころか、むしろ帆立と棚板の見た目の相性が良く、ホコリが積もりにくく、ステンレス製なのにお手頃価格という3つのメリットがあるのです。
これでせっかくの無印良品のステンレスユニットシェルフをメタルラック化することに躊躇していた人も、心置きなくメタルラック化することができますね!
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