洗面化粧台の下の収納方法は、基本的には扉式のシステムキッチンのシンク下と同じです。ただ、洗面化粧台下の勝手がちょっと違うのは、キッチンと違って排水管にS字トラップが付いていることが多くて、それが邪魔になるということです。
S字トラップが付いていると、シンク下用伸縮ラックを置いても、棚板を付けられない部分が多くなってしまうんですねー。
同じ理由から、洗面化粧台下にちょうど合うプラ箱を見つけるのも難しかったりします。100均などの浅いプラ箱なら、S字トラップにぶつかることはありませんが、スプレーボトルなどを入れると柵が浅すぎて倒れてしまいやすくなります。
※この記事は2018年2月2日時点の情報に基づいています
ニトリ・収納ボックス「リスト」
そんな悩ましい問題を解決してくれるのが、ニトリの収納ボックス「リスト」(整理ボックス・ハイタイプ・1324)です。一見すると、ただのファイルボックスのようにしか見えないかもしれません。しかし、従来のファイルボックスとは構造がちょっと違うんです。
従来のファイルスタンドとの違い
上写真はニトリの「A4ファイルスタンド」ですが、これを奥に倒した状態をイメージしてください。お分りいただけるでしょうか?「リスト」は長辺を底にしたときに箱状になるのに対し、「A4ファイルスタンド」は短辺を底にしたときに箱状になるんですね。
そのため、「リスト」は洗剤のボトルなどをズラッと収めやすい寸法になっています。そして、奥のほうは低くなっているので、S字トラップに干渉することがありません。
これはまさしく、シンク下専用ファイルボックスと言っても過言ではないでしょう。もちろん、普通にファイルを収めて使うこともできますけどね(笑)
なお、A4ファイルスタンドがポリプロピレン樹脂でできているのに対し、リストはスチロール樹脂でできています。そのため、リストはちょっとパキッと割れてしまいそうな質感です。落とすと割れやすいので注意が必要です。
リストのラインナップ
商品名 | 品番 | サイズ(W×D×H) | 税込価格 |
---|---|---|---|
整理ボックス・ハイタイプ | 1324 | 13×32×24cm | 599円 |
整理ボックス・ロータイプ | 1312 | 13×32×12cm | 399円 |
整理ボックス・ワイドタイプ | 2612 | 26×32×12cm | 599円 |
伸縮フリーラックS | 2945 | 29~45×32×31cm | 1,290円 |
伸縮フリーラックM | 4675 | 46~75×32×31cm | 1,490円 |
※価格は2018年2月2日現在(消費税8%)
「リスト」のラインナップは上表の通りです。冒頭で紹介したハイタイプのほかに、ロータイプと、ロータイプ2つ分のワイドタイプがあります。
ロータイプとワイドタイプはそれぞれ、積み重ねて使うことができます。ロータイプはその寸法から、ニトリ版「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ1/2」(無印良品)と言えるかもしれませんね(笑)
あと、専用のシンク下用伸縮ラックが2サイズあります。幅29~45cmというサイズは珍しいので、コンパクトなスペースの場合は重宝するかもしれません。ただ、横揺れはひどく、「おねだん以下」な感じはします(苦笑)
ともあれ、ニトリの「リスト」シリーズは、洗面化粧台下やキッチンのシンク下の収納に、新たな選択肢を与えてくれたように思います。従来のファイルボックスでは大きすぎた場合にはピッタリのアイテムと言えるのではないでしょうか。
また、洗面化粧台下やキッチンのシンク下だけでなく、書類や雑貨の収納にも便利に使えそうです。前述の通り、リストのロータイプは無印良品のファイルボックス1/2サイズとほぼ同じサイズですから、これでまたニトリのファイルボックスのラインナップが無印良品化したと言えるでしょう。
ちなみに、リストはどういうわけか、店頭のプライスカードやホームページ上では「収納ボックス」と表記され、商品そのものには「整理ボックス」と表記されています。そんなわけで店員に聞いても分かりにくいと思われるので、バスルーム収納グッズの売場を目指して探してみてください。
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