押入れのような奥行の深い空間をスペースの無駄なく活用するには、手前から奥まで一気に活用しようとするのではなく、手前と奥に分けてレイアウトするのが理想的です。押入れ用の引出式衣装ケースを使っても普段出し入れするのは手前だけで、奥まで引き出すことは少ないですよね。押入れ用の引出式衣装ケースを使う場合は、手前にオンシーズンの洋服、奥にはオフシーズンの洋服を収めるのがオススメです。
洋服以外のモノはどうでしょう。やはり奥に使用頻度の低いモノを収め、手前によく使うモノを置くのが理想的です。押入れの奥には、思い出の品、ストーブや扇風機、雛人形や五月人形などを収め、手前はキャスター付きの収納グッズを使うのが良いです。キャスター式なら手前のモノを動かしやすく、奥のモノに手が届きやすいからです。床から一段上げることで、押入れの通気を良くするという効果もあります。
※この記事は2016年6月21日時点の情報に基づいています(2023年8月13日一部更新)
一般的な押入れ収納キャリーも悪くないけど…
洋服であればキャスター付きのチェストを使えば良いわけですが、ダンボール箱やストーブなどの場合は上写真のような「押入れ収納キャリー」を使うのが一般的です。これは一般的な押入れのサイズに合っていますし、縦向きにも横向きにも使えます。また、コストパフォーマンスにも優れていますので、良い収納グッズと言えます。
ただ、横向きに使うにはちょっと大きすぎて出し入れがしにくいです。大きすぎるのでレイアウトが難しいということもあるでしょう。
日東・ホームキャリー
そんなときは日東の「ホームキャリー」がオススメです。サイズは前述の押入れ収納キャリーの約半分。2台以上を連結して使うこともできます。連結する向きによっては押入れ収納キャリーではサイズが合わない団地間の押入れやクローゼットで使うこともできますし、上に乗せたいモノの大きさに合わせやすい手頃な大きさと言えます。
大きさからすると押入れ収納キャリーの約2倍と高価ですが、頑丈に作られており、押入れ以外でも使うことができます。耐荷重が80kgありますので、模様替えの際に整理タンスなどを運ぶことだってできます。
プリンターラックを使うのもアリかも
押入れに台車ではなく、プリンターラック(リヒトラブ・机下台TEFFAスライド式A7370-0)を使うのも良い方法かもしれません。耐荷重は15kgとそれほど大きくはありませんが、取っ手が付いているので引き出す際に便利です。また、前述のホームキャリーよりも高さがないので、空間に無駄を感じさせません。
ストーブには石油ファンヒーターラック
台車の上に乗せたいものがストーブと決まっているなら、石油ファンヒーターラックを使うのも良いでしょう。これなら押入れからの出し入れの際に便利なだけでなく、使用時に移動させやすいというメリットもあります。実は我が家も「ファンヒーターキャリー」なるものを使用していて、使用時も収納時も大変便利に使っています。
こうしてみると、押入れで使えそうな台車は実にいろんなものがありますね。ただモノを押し込むというのも決して悪くありませんが、台車に乗せるとモノの出し入れが本当に楽になります。通気も良くなりますし、掃除もしやすくなります。スノコを使うよりも良いのではないかと思います。
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