激安セミオーダー収納家具でスペースに無駄なく美しく!予算が安く上がる3つの選択肢

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わたくし収納マンが収納のプロになった頃は、私の仕事は半ば、スペースにピッタリ合う棚を作るのが仕事という感じでした。オーダー家具は高い、かと言って既製品ではサイズや仕様に満足できない。だから私がDIYで棚を作って差し上げるということが多かったのですね。

ところがここ何年かはほとんどそういったことはしていません。「モノよりコト」、つまり「スペースに合わせるよりもまずモノとの付き合い方でしょ!」というスタンスだからというわけではありません。既製品の収納家具に良い選択肢が増えたこともありますが、オーダー収納家具と既製品との間に位置づけられる「セミオーダー収納家具」があるからです。

もちろん、既製品でもピンキリであるように、セミオーダー収納家具もオーダー収納家具もピンキリで値段相応のところはあります。けれども高いオーダー収納家具を買っても意外と仕様がショボイこともよくあることで、一方でセミオーダー収納家具のほうが値段の割りに良くできているなぁと思うこともあります。

そんなわけで、今回は収納マン的にコストパフォーマンスが良いと思うセミオーダー収納家具の3つの選択肢をご紹介したいと思います。

※この記事は2015年2月6日 時点の情報に基づいています(2023年8月5日一部更新)

 

大洋・エースラック

大洋の「エースラック(カラーラックオーダー)」高さ10サイズ、奥行4サイズ、幅は15~90cmまで1cm単位でオーダーできるオープンラックです。しかもカラーは12色、タフ棚仕様、巾木よけ加工、裏板穴加工などのオーダーもできます。突っ張り式の上置き、扉などのオプションもあり。セミオーダーなのにめちゃぐちゃ多くのワガママを聞いてくれるのです。

基本性能もしっかりしています。白井産業の「タナリオ」など競合商品もありますが、エースラックは標準でF☆☆☆☆ランク(最上級)の低ホルムアルデヒド仕様で安心。また、固定棚がないフルオープン構造なので、棚板の位置を本当に自由にセットできて本などをスペースの無駄なく収めることが可能です。

上写真は本棚っぽいサイズですが、サイズを変えればクローゼットや押入にピッタリ収まる棚を作ることもできます。これは収納のプロ的にとても助かるんですよ!素材はカラーボックス的ですが、クローゼットや押入に収めるなら見た目はほとんど関係ないですからね。

価格は既製品の幅592×奥行310×高さ1780mmサイズで21,500円のところ、ほぼ同じサイズでオーダーして24,800円ですから割高感はほとんどありません。ホームセンターで自分で材料を買ってきて作るよりも安いかもしれない値段と言えましょう。これで国産なのですからコスパが良いと思います。

フジイ・すきまくん

やっぱり棚だけじゃなくて引出しも欲しいと思ったらフジイの「すきまくん」がオススメです。すきまくんは文字通りすき間を埋めるのにピッタリなセミオーダー家具です。カウンター下収納、レンジ台、スリム(いわゆるすき間家具)、ワードローブ、ブック(本棚)、シューズボックスと、多くのラインナップが用意されています。

カラーは14色、幅は1cm単位でオーダーできます(カウンター下収納は高さオーダー)。そのほか、取っ手のカラーが選べたり、扉か引戸かが選べるなどのオプションもあります。

基本性能もしっかりしていて、国産でホルムアルデヒド対策はF☆☆☆☆ランクの安心仕様。主材はポリ合板なので十分にキズや汚れに強いです。引出しには独ハーフェレ製の金属製スライドレールが付いており、扉ヒンジ(蝶番)は墺ブルム社製。セミオーダーしてくれるだけでもありがたいのに、そこまでシッカリやってくれるんですか、という感じです。

価格はシリーズによってマチマチですが、セミオーダーながら普通にカウンター下収納やすき間家具を買うのに比べてほとんど変わらないという感じがします。セミオーダーなのに全然高くないんですよ!

 

すえ木工・Materia3

すえ木工は現在では壁面収納家具のシェアがもっとも大きい家具メーカーではないかと思います。ラインナップが豊富でかゆいところに手が届く製品ばかりです。よほどデザインや材質にこだわらなければ下手にオーダー家具を頼むよりも、すえ木工一択で良いと思います。

「Materia3(マテリア3)」をはじめ私がすえ木工の壁面収納家具でお気に入りなのは「マジックフィラー」。壁と壁面収納のすき間を埋めて、クイックルワイパーや掃除機を収めるのにもってこいで、しかも価格を抑えることができて、微妙なサイズ調整もしやすいのです。

見た目が良いだけあって、たとえば幅180cm程度のスペースにMateria3を設置するとなると、価格は20~30万円にはなってしまいます。しかしながら、一般的に別注家具メーカーに家具をオーダーするとその倍以上は掛かりますから、半額程度で済むという計算です。

しかもオーダー家具を頼むって素人にはとても難しいのです。だいたい職人さんのセンスが悪い。言ったことが伝わらない。その点、セミオーダー家具なら仕上がりのイメージが最初から分かりやすく、どういう選択をすれば良いかがあらかじめ示されているので選びやすいのですね。

 

というわけでセミオーダー家具の3つの選択肢を挙げてみました。これだけ選択肢があれば、収納マンが今ではせっせとDIYをしなくて済むことがよく分かるかと思います(笑)自分で作るよりやっぱりプロの作ったもののほうが経済的で見た目も良いですよ。これら3つの選択肢については特にオススメです!

壁面収納家具業界最大手

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コメント

  1. 栗原 より:

    出窓風の棚を作りたいです。

    1人で測ったので誤差があると思いますが、幅が285cmあります。高さ62cmまで、奥行き40cm位の棚を作りたいです。

    • 収納マン より:

      栗原さま

      はじめまして^^

      いやー、素晴らしい景色ですねー!
      裏の家の壁しか見えない我が家とは大違いです^^;

      それはさておき、ここに「出窓風の棚を作りたい」というのはつまり、窓下にピッタリ収まる幅285×奥行約40×高さ62cmまでの棚を設置するということでしょうか。
      またその際は、カーテンを腰窓用のものに替えるということでしょうかね。

      その場合、いくつか難しい問題があるように思います。

      (1)収納量はあまり期待できない
        =台輪も設けて天板にそれなりの厚みを持たせると大判アルバムが入るくらいの高さが限界

      (2)エアコンの配管やコンセントに干渉する可能性
        =奥行40cmの棚の場合、それらが棚やカーテンに干渉する位置にあるように見えます

      (3)カーテンの取り付け位置が難しい
        =おそらく右角の窓までスッポリ隠すように天井からカーテンなどを吊るすご予定なのだと思いますが、圧迫感が強いし、下に造作した棚との兼ね合いがすごく難しいと感じます

      基本的に、この場所に設置するならフルオーダーになると思います。
      高さが特殊ですし、幅もピッタリでないと不細工になってしまうからです。
      材質や色合い、天板や台輪の厚みなども、全体のサイズに応じて決めなければなりません。

      失礼ながら、インテリアコーディネーターとしてはこの場所に棚を設けるのはあまりオススメできない感じがします。

      ※勝手ながらお名前を修正させていただきました