メモや目印に便利な付箋紙は収納にも使えます。たとえば付箋紙に引出しの中身を書いて貼っておけば、中に何を入れたかすぐに分かるというメリットがあります。
引出しに貼り付けるならマスキングテープを貼ったほうがシッカリ付きますし、見た目もキレイかもしれません。でも、付箋紙なら切り取る手間がなく、面が広いものが多いので書き込みやすいですよね。
欲を言えば裏面全体に糊が付いた付箋紙ならもっとシッカリ付くのでしょうけど、それだと糊残りしないかと心配する人もいるかもしれません。今回は、そんな方に良さそうなものを見つけたのでご紹介したいと思います。
セリア・静電気でくっつくふせん
一般的に付箋紙の裏には貼って剥がせる弱粘着の糊が付いているものです。しかし、こちらの商品は糊ではなく「静電気でくっつくふせん」なのです。100円ショップのセリアで見つけたので、試しに買ってみることにしました。
大きさは75×75mmで、80枚入りです。店頭には黄色のほか、ピンク色がありました。メーカーは豊島区のナカトシ産業というところで中国製。
パラパラしないでください!
裏面を見るとまず目に飛び込んでくるのが「パラパラしないでください!」という注意書き。曰く、あらかじめ静電気を閉じ込めているので、パラパラしてしまうと静電気が逃げて、任意の位置にくっつきにくくなってしまうのだそうな。
パラパラと言ってもダンスのことではないのですね(笑)
裏面は真っ白
開封してまず驚いたのが、一般的な付箋紙と違って冊子状になっていないということです。千代紙のように四角いフィルムが重なっているだけなのですね。
もっとも、出しっぱなしにしておいてもホコリを吸い寄せそうなので、1枚ずつ袋から出して使うのが良いのでしょう。
シャーペンOK、水性ボールペンはNG
油性ボールペン、ゲルインキボールペン、鉛筆などの筆記具が使用できます。色が塗布されている面(表)は、油性ペン、ホワイトボードマーカーでの筆記に適しておりませんのでご了承ください。
パッケージ裏面には上記のように注意書きがされており、確かにシャーペンは問題なく使用できました。水性ボールペンについては記述がないですけど、ダメでした。
ちなみに油性ペンは適さないということですが、ネームペンは問題なく使用できるように思います。ものによっては油がにじむのでしょうか。
冷蔵庫(ガラス面)が意外とNG
それでは早速「静電気でくっつくふせん」の威力を試してみましょうということで、冷蔵庫のガラス面(正面)に貼ってみました。しかし、貼り付いたのは一瞬で、するすると床に落ちてしまいました。
一番くっつきやすいと思っていた場所なのに、これでは拍子抜けです。ちなみに、裏面を擦って静電気を発生させても無駄でした。
パソコンのディスプレイもダメ
ノートパソコンのディスプレイでも一瞬で落ちてしまいます。パッケージ表面にはノートパソコンのディスプレイの縁に一般的な付箋紙と同じような感じで本品を貼っているイラストが描かれていますが、とてもじゃないですけど無理だと思います。
小型液晶テレビはくっついた
大型液晶テレビのディスプレイもダメだったので、「これはもう使えない商品なんじゃないか」と思ったんですけど、どういうわけか小型液晶テレビはくっつきました。
意外と木製ドアにもくっつく
意外なことに、木製ドアにもよくくっつきました。室内ドアだけでなく、クローゼットの折戸にもよくくっつきます。
室内ドアの表面はプリント紙でツルっとしてる一方、クローゼットの折戸は木目にエンボスがかかってるんですけどね。
塩ビ壁紙にもくっつく
表面に凸凹の多い塩ビ壁紙にもくっつきました。ガラスにはくっつかないのに壁紙にはくっつくなんて、完全に想定外でしたね。どういうことなのでしょう?
以上、検証した通り、セリアで買った「静電気でくっつくふせん」はガラス面などの普通ならくっつきそうなところで役に立たず、逆に木製ドアや塩ビ壁紙にはくっつくという意外な結果となりました。
考えようによっては、壁やドアを掲示板代わりに使えて便利かもしれません。ただ、いくら擦って静電気を発生しても落ちてくることがあるので、大事なメモを紛失しかねないリスクもあります。
そう考えると、普通に全面タイプの付箋紙を買ったほうが良さそうですね(苦笑)
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