片づけやすい部屋を目指すなら、引出しは欠かせません。引出しならサッと開けてモノを放り込むだけでスッキリと片づいて見えます。また、必要なモノを探しやすく、出すのも容易です。
しかし、引出しばかりというわけにもいきません。本や雑誌、ファイルなどは、棚に立てて並べたほうが見やすく、出し入れもしやすいです。
なので、片づけ上手になるためには、収納したいモノに合った棚もしくは引出しを選ぶことが重要です。言い換えれば棚と引出しのバランスが重要なのですが、このたび天馬から発売された新商品はどうなんでしょう?
※価格および仕様はすべて2022/05/03に更新済み
天馬・フィッツプラス キャビネット
天馬の新商品「フィッツプラス キャビネット」は、樹脂製チェストのハイエンドモデルとして定評のある「フィッツプラス」に扉収納をプラスしたものです。より正確に言うと、扉収納のみのタイプもあります(上写真左)。
扉の中はこんな感じ
扉の中はこんな感じで、可動式の棚板があります。キッチン用品のほか、日用品や趣味のモノなど、様々な大きさのモノを収納することができます。なお、扉内の高さは32cmあるので、A4サイズの雑誌やファイルなども収納可能です。
奥行1/2の棚板が2枚
棚板は奥行の半分ほどのものが2枚付属しており、前後に並べて2段に仕切ったり、それぞれ別々に使って3段に仕切ることもできます。手前には丈の大きなモノを置くこともできますね。なお、棚板の高さは上下3段階に調節できます。
背面スペースの確保が可能
フィッツプラス・キャビネットは組み立て方によって背面の形状を変えることができるのもユニークなところです。上図のように、背面に電源タップなどを収納可能なスペースを確保したり、背面をフラットにして扉収納内のスペースを最大化させることもできます。
扉は外して使うことも可能
扉はマグネット式のプッシュラッチなので開閉がスムーズです。また、上写真のように扉を外してオープンラックのように使うこともできます。
以上のように、フィッツプラス・キャビネットはただ従来のフィッツプラスに扉収納をガンと乗せただけではなく、天馬らしい気配りが随所に盛り込まれています。フィッツプラス同様に日本製で、クオリティの面でも安心して使えると思います。
現在のところ幅65cmのみ、高さは4タイプです。サイズラインナップはとりあえずこれで様子見といったところでしょうか。
しかし、ぶっちゃけニーズがあるんでしょうかねー。たとえば扉収納のみの一番低いタイプは税込8,780円です(テンマフィッツワールドの場合)。天馬らしい高品質とは言え、組立式の木製テレビボードを買ったほうが安いし、見た目も良いと思います。
引出し2~5段の上に扉収納が乗っているタイプも、なんだか仏壇のように見えてあまりスマートではありません。価格も従来のフィッツプラスに7千円ほどプラスして扉収納を付ける感じで、それなら他のモノを乗せたほうが安上がりのような気がします。
そんな風に思うわけですが、果たして市場の反応はどうなることでしょうか。
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