お正月に宝塚市の清荒神清澄寺に初詣に行ったついでに、伊丹市のイオンモール伊丹昆陽に寄りました。そこにダイソー系列の300円ショップ「THREEPPY (スリーピー)」があることを知っていたからです。
スリーピーは厳密に言うとダイソーが運営しているわけではなく、大創産業子会社の株式会社ALOが運営しています。ALOは全国に劇場型生活雑貨店の「プラスハート」など(計65店舗)を展開しており、そこで社長を務めるのはダイソー創業者で現会長の矢野博丈氏です。なので、子会社がやっていることとは言え、ダイソー直轄と言っても間違いではない状況です。
※当記事は2019年1月6日現在の情報に基づいています
スリーピーは300円均一ではない
スリーピーの正式な店名は「THREEPPY 300 and Happy」です。300円均一ではなく、300円を中心価格帯として200円から1000円の商品も置いています。
それはもちろん承知の上だったのですが、実際に売場を見て見ると、むしろ300円の商品のほうが少ないという印象でした。「あ、これカワイイかも?」と思って手に取ったら500円とか1000円とか。レジ前のアクセサリーコーナーは「4個で1000円」となっています。
実用品は少なく、もふもふ系が多い印象
冬という季節柄もあるでしょうけど、ブランケットやぬいぐるみ、スリッパ、ティッシュボックスカバーに至るまで、もふもふ系がやたらと多い印象です。そして、もふもふ系の多くはそれなりにボリュームがあるため500円から1000円の値札が多くなります。
300円ショップと言えば「スリーコインズ」や「三日月百子(ミカヅキモモコ)」がメジャーで、それらはカワイイだけじゃなくて実用的な商品が多いという印象です。しかし、スリーピーはただカワイイだけで実用的なものは少ない感じがします。収納用品もバスケットやハンガーなど、ごく一部にとどまっています。
知名度がないから?客足少なく
私がスリーピーのイオンモール伊丹昆陽店に足を運んだのは正月期間で、駐車場はなかなか入れないほど混んでいました。また、一つ下の階のダイソーは賑わっているのに、スリーピーの客足はまばら。レジは1台しか稼働していないのに、それすらほとんど動いていない状態でした。
一緒に行った妻も娘も喜ぶかと思ったのですが、「へー」とか「ふーん」と言っておしまい。喜んだのはむしろぬいぐるみ大好きな私と息子だけでした(苦笑)それでも結局、何も買いませんでしたね。
スリーピーが良くないのは、スリーコインズや三日月百子と違っていちいちプライスを確認しないといけない点です。300円かと思って手に取ったら1000円なんて興醒めしますし、安心して買えないですよね。
また、ダイソーと違ってコスパの良さがありません。ちょっと探せば普通に300円で買えそうなものが300円で売っているだけ。なんならダイソーに行けば100円で買えるんじゃないかと思ってしまうようなものが多いです。
それと、実用性にも話題性にも欠けるような商品ばかりです。一昔前と違って雑貨店はレッドオーシャン(過当競争)です。スリーピーに行かなければ手に入らないと言われるようなヒット商品が出ない限り厳しいのではないでしょうか。
ともあれ、収納グッズを探しに行くなら現状はスリーコインズ一択かなと思った次第です。
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