先日、3COINS+plus(スリーコインズ・プラス)に行ってきました。いつもはちらっと覗くだけなんですが、今回は割りと凝視してきました(笑)
3COINS+plusには意外と収納グッズがいっぱい
もう何年も前に3COINSに初めて入ったときは、キッチン雑貨を中心に300円均一の商品が並んでいるという印象でしたが、久しぶりにじっくり見た3COINS+plusにはその頃と比べていくつか違いがありました。
まず、収納グッズがいっぱいありました。ほとんどがボックス系で、しかも機能的にはどこにでもあるようなファブリックボックスが多いんですが、簡素なラックなどボックス以外のラインナップもあり、見ていて楽しくなる雰囲気です。
3COINS+plusには300円均一の商品だけでなく、1,000円の商品も結構あります。感覚的には300円均一なんて全体の半分程度。それでもガッカリさせられないのは、100円のアクセサリーも並んでいるからというよりはむしろ、センスが良さそうに感じるからでしょうか。
100円均一でも300円均一でも、以前はコストパフォーマンスが重視されていたように思います。しかし、少なくとも3COINS+plusはコストパフォーマンスで選ぶお店ではないようです。取り扱い品群も広く浅くではなく、収納グッズ、靴下、ガーデニング用品など、競合他店よりも競争力があり、かつ需要があって利幅も取りやすいと感じられる商品に特化している印象です。3COINS+plusはもはや均一ショップというよりもセンスで売る雑貨のセレクトショップなんだと思いました。
収納グッズはインテリア用品に
ここ数年の傾向として、収納グッズは機能性ではなくインテリア性で売る時代になったと感じます。IKEAなんかもそうですが、収納家具や収納グッズをスペックで売ろうとしても女性には通用しないようです。耐久性や安全性をしっかり考えて作るよりも、まず「カワイイ」と感じてもらうことが大切になっています。言うまでもなく3COINS+plusもその傾向に沿ったものと思われます。
アイリスオーヤマがカラーメタルラックを販売したり、天馬がパステルカラーの引出式衣装ケースを販売しているのを見て、私は「優れた商品を持つ大手メーカーが何故こんな色モノに手を出すんだろう?」と以前は思っていました。でもそれは女性に「カワイイ!」と思ってもらって初めて手に取ってもらえるということを知っていたからなんだと思います。
そういったことは多くの消費者にとって当たり前のことで、「何を今更」と思われても仕方のないことです。しかし私が男性であるからか、単にセンスがないからという可能性もありますが、どうしても収納のプロとしては収納家具や収納グッズをスペックで見てしまうんです。そして同様にそういう感覚でいるメーカーが多いのが現状だと感じます。
優れた収納グッズを作っているメーカーはたくさんあります。でもこれからますます女性の社会進出が進めば、商品のスペックの良し悪しでは売れない時代になっていくはずです。商品そのもののデザインやパッケージをもっとブラッシュアップしていくことが必要と思われます。
他方でほとんどの聡明な女性は「カワイイ!」ってだけで安易に買っているはずはないと思いますが、今後は売場でときめいて家に帰ってから後悔するような商品を掴まされてしまう機会が増えることが予想されますので、お気を付けいただければと思います。
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