「RÅSKOG(ロースコグ)ワゴン」(下写真)と言えば、IKEAでも定番のワゴンです。それほど使い勝手は良くなくて、価格も税込4,999円4,499円と決して安くもないのですが、おしゃれっぽく見えるからか、よく売れているようです。カラバリも現在は8色7色にまで増えています。
一方、山善の「バスケットトローリーLBT-3」(下写真)はRÅSKOGワゴンのバッタものっぽく見えますが、これがとても良くできています。バスケットの高さを25mmピッチで調節できて、 脚形状もユニークです。それでいて価格はIKEAとほぼ同じよりちょっと高い税込4,990円5,556円からとなっています。
カラバリもIKEAに負けじと6色8色展開。店舗数の少ないIKEAを尻目に、山善は全国のホームセンターに商品をせっせと送り込み、まるで日本コカコーラのような戦略を実現しています。
しかし、それだけに飽き足りず、今度はハンガーラックまで派生させたのには驚きました!
※この記事は2018年11月24日時点の情報に基づいています(2023年8月26日一部更新)
山善・バスケットトローリー・ハンガーラック
上写真のように、もともと3段あったバスケットを2段もしくは1段に減らし、支柱を上に延長してハンガーパイプを設けてしまいました。商品名は「バスケットトローリー・ハンガーラック」で、左が「ダブルバスケット(LTH-2B)」、右が「ダブルバー(LTH-2H )」です。
価格はいずれも税込5,990円6,999円で、こちらもカラバリは6色7色となっています。
高さ3段階調節可能
コレ良くできているなーと感心したのが、メタルラック構造をうまく利用して3段階に高さを調節できるようになっているところです。ジョイント式のポールを中抜き(もしくは継ぎ足し)することで、高さを137cm、163cm、189cmに変えることができます(ダブルバスケットは2段階目が163.5cm)。
この3段階の設定なら、大人から子供まで使うことができます。また、洋服の丈に合わせて収納できるので便利ですね。
不安定に見えるが…
一方で、このハンガーラックは奥行が43cmしかないのに高さが最大189cmもあって、しかも大型のキャスターが付いていますから、ちょっと不安定に見えます。
しかし、一般的なシングルハンガーラックも奥行は45cm未満であることが一般的ですから、寸法的には特に問題はありません。また、ダブルバータイプでもバスケットが1段は付いているので、そこにバッグなどを置くようにすれば、より安定感が増すはずです。
総じて、山善の「バスケットトローリー・ハンガーラック」は良くできているなーと感心します。価格は一般的なシングルハンガーラックに比べると高価ですけど、見た目にカワイイので玄関やリビングダイニングに置いてもまったく違和感がありません。また、子供から大人まで使えるうえに、バスケットにバッグなどを置くことができるというのも便利です。
幼稚園の制服と通園バッグをセットで収納して玄関に置くのも良し。帰ってきたらすぐにリビングダイニングに洋服を脱ぎ棄ててしまう家族に、コートとバッグを収納するスペースを用意してあげるのにも良いでしょう。
幅61.5cmでどこにでも置きやすく、洋服を掛ける量も多すぎず少なすぎずという塩梅も良いと思います。
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