わたくし収納マンはブログに書くネタがなくなると、最近はとりあえず100円ショップに行くようにしています。
しかしながら、とりあえず何でもイジれたら良いというわけではありません。収納のプロとして本当に便利だと思えるモノ、コスパが良いと感じられるようなモノを取り上げないと、やっぱりブログのアクセス数は伸びないのです。そして、そういう商品はなかなかお目に掛かれるものではなく、せいぜい年に1~2度巡り会えるかどうかというところです。
でも今回ご紹介する商品は、その年に1~2度のうちのひとつかもしれません。店頭で見た瞬間に「マジか!?」と驚きつつ、迷うことなくレジに直行しましたからね(笑)
※価格および仕様はすべて2020/12/01現在
小久保工業所「ファイルボックスポケット」@セリア
セリアの文房具売場で見つけたのは小久保工業所の「ファイルボックスポケット」3種です。左から細型(KM-375)、深型(KM-376)、浅型(KM-377)となっております。
これを見たときはもう本当にビックリしましたね!だって、どう見たって無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス用ポケット」そのものですから。
「マジか!?」と驚きつつ、メーカーを確認したらまさかの小久保工業所。このコロナ禍ではマスクも売ってましたし、まさに「攻めの経営」って感じがします(笑)
無印良品との比較
税込価格
小久保工業所 | 無印良品 | |
---|---|---|
細型(ペンポケット) | 110円 | 150円 |
深型(ポケット) | 190円 | |
浅型(仕切付ポケット) | 150円 |
それでは簡単に無印良品のものと比較してみましょう。まずは価格ですが、小久保工業所のものはセリアで売っているので当然すべて税込110円です。一方、本家の無印良品は150円から190円となっています。
サイズ
小久保工業所 | 無印良品 | ||
---|---|---|---|
細型(ペンポケット) | 外寸 | 47×42×100 | 40×40×100 |
内寸 | 42×32×97 | 33×32×97 | |
深型(ポケット) | 外寸 | 94×42×100 | 92×42×100 |
内寸 | 90×32×92 | 85×31×97 | |
浅型(仕切付ポケット) | 外寸 | 94×42×52 | 90×40×50 |
内寸 | 90×32×51 | 85×33×47 |
※単位:mm ※小久保工業所の内寸は収納マンによる実測
サイズはどうでしょう。両者は微妙に異なりますが、外寸は最大でも7mmの差に過ぎません。どちらも幅100mmのファイルボックスを基準にしているとは言え、これが認められるというならカインズは怒るでしょうね(苦笑)
その他
無印良品はホワイトグレーですが、小久保工業所のほうは真っ白なホワイトです。小久保工業所のはニトリの「A4ファイルケース・Nオール」のホワイト色によく合います。
それ以外で違いがある点と言えば、無印良品の仕切付ポケットは完全に中が仕切られているのに対し、小久保工業所の浅型は完全に仕切られていなくてメモ用紙などを収納できるようになっているということくらいでしょうか。
ニトリのファイルケースにセットしてみた
実際にニトリの「ファイルケースA4ファイルケース・Nオール」のレギュラーサイズに小久保工業所のファイルボックス用ポケット3種をセットしてみました。
もう本当に、パッと見た目は無印良品としか思えないですね(笑)でも微妙に、ニトリよりも小久保工業所のほうがより白いです。
ファイルボックスの内側にもセットOK
無印良品のポケット同様、小久保工業所のもファイルボックスの内側にセットできます。使い方は基本的にまったく同じと言って差し支えないでしょう。
文房具類を収納してみた
文房具類を収納してみるとこんな感じです。使い勝手は非常に良いと思います。
キッチンでも使える
他の活用方法を求めてキッチンへ。システムキッチン(リクシルAS)のシンク下の引出しのツールポケットに引っ掛けることはできませんでしたが、ツールポケットを引っ掛けるアルミ製の桟に引っ掛けることはできました。
ツールポケットを持て余していて、逆にもっと細かいモノを収納したい場合には使えるんじゃないでしょうか。
コンロ横の引出しにシンデレラフィット!
意外だったのは、コンロ横の引出しに浅型がシンデレラフィットしたことです。引出しそのものだけでなく、粉末だしの小袋や使い掛けのコンソメなどにもシンデレラフィット。浅型は引き続きここで使うことが決定しました(笑)
なお、細型と深型は引出しの内箱や仕切り板よりも高い位置に引っ掛け部分が来てしまって固定できませんでした。
冷蔵庫のドアポケットでも使えないことはない
冷蔵庫のドアポケットでも使えないことはありません。ただし、我が家のパナソニック「NR-F553HPX-X」の場合は引っ掛け部分がギリギリOKという感じの厚みです。
以上の通り、セリアで購入した小久保工業所のファイルボックス用ポケットは無印良品のものと比較してまったく遜色ない使い心地で、しかも税込110円とコスパ抜群でございます。消費者としてはありがたい限りですね。
一方で、これはさすがに良品計画の法務部が黙っていないのではないでしょうか。用途を考えればサイズが似通ることはともかくとしても、同じパターンで3種同時に発売してしまったというのはさすがにヤバい感じがします。
ともあれ、穏便に済むことを願うばかりです。
コメント