レックの「DECO」シリーズの発売以来、この20年ほどで石こうボード壁用のウォールシェルフはかなり普及しました。近年は100円ショップでも画鋲で留める簡易なものなどが販売されています。
無印良品にも「壁に付けられる家具」という石こうボード壁用のウォールシェルフなどがありますが、それでは価格が高すぎて買う気になれないという人が多いのでしょうか。より安価で手軽なものが発売されました。
※この記事は2024年8月12日時点の情報に基づいています
無印良品・壁に付けられるアクリルディスプレイ
無印良品の新商品「壁に付けられるアクリルディスプレイ」はアクリル板を折り曲げた形状で、付属の石こうボード壁用の鋲で固定する仕組みです。
その姿はまるでセリアの「アクリルウォールラック」。100円ショップが無印良品の商品をパクる例が後を絶ちませんが、今度は逆に無印良品が模倣したと言っても差し支えないでしょう。
東洋工芸「かけまくり」使用
しかし、無印良品のアクリル棚は画鋲で留めるのではなく、付属の石こうボード壁用の鋲を使います。それがなんと、以前に「壁に付けられる家具」で使われていた東洋工芸の「かけまくり ハイパーピン」なのです。
しかも、これまでに見たことがない、頭がクリア素材のタイプ。プロパーのかけまくりはHIPS樹脂できていますが、無印良品のほうは頭もアクリル製なのでしょうか。気になるところです。
ラインナップ
形状 | サイズ(mm) | 税込価格 |
---|---|---|
L字型 | 70×70×50 | 290円 |
100×100×50 | 390円 | |
コの字型 | 220×60×50 | 590円 |
220×120×50 | 690円 | |
440×60×50 | 890円 | |
440×120×50 | 990円 |
現在のところ、壁に付けられるアクリルディスプレイはL字型2アイテム、コの字型4アイテムの、計6アイテムとなっています。幅は70mmから最大440mm、価格は税込290円から990円です。「壁に付けられる家具棚44cm」が税込2,490円からということを考えると、コストが違うとは言え、手に取りやすい価格だと思います。
おまけに、取り付けはワンプッシュ。壁に付けられる家具のように何本もピンを打つ必要はありません。また、透明なので悪目立ちしないのもメリット。カジュアル、もしくはクールなインテリアには合わせやすいと思います。
なお、壁に付けられるアクリルディスプレイの耐荷重はサイズにより300~500gとなっています。額面通りに取ると随分とヤワですが、かけまくりは1本あたり2.5kg以上の耐荷重があるので、もっと重いモノを乗せても大丈夫なはずです。
かけまくり1本のコストを100円と考えると、アクリル棚が290円からというのも決して高くないと思います。一方で、セリアのアクリルウォールラックなら200×70×58mmで税込110円、かけまくり2本で固定すれば300円ちょっとで済む計算です。同等サイズを無印良品で購入すると590円ですから、2倍近くになってしまいます。
とは言え、頭が透明のかけまくりは無印良品だけ。その程度の価格差、しかも無印良品というブランドで満足したいなら、迷う必要はないでしょう。
コメント
hiro
収納マン様 ご無沙汰しております
前回ご紹介いただいた 山崎実業(使わないときは折り畳める 衣類スチーマー用ハンガー)の商品 クローゼットのあちこちに引っ掛け ちょいがけ服に重宝しております 追加でもう2本購入し 現在 全部で4本使用してます ズボラには神グッズ!(^^)/娘も本来のアイロンスチーマーとしてではなく私と同じ使い方で2本使用しているようです(笑)
さて今回はダイニングテーブルのガタつきのご相談です
浜本工芸のダイニングテーブル DT-LDT-3700/3760FDを使用してます
購入して7年目になるのですが
ガタつくようになりました 脚のねじが緩んでるのかと思いねじを締めようと天板の下に潜ってみたのですが普通の工具ではねじが回らないようです
これは修理屋さんに頼んだほうが良いのでしょうか?
それとも自分で締めなおすことは可能でしょうか?
画像を添付しますのでご回答いただけると幸いです
hiroさま
おひさしぶりです^^
山崎実業のドアハンガー、たくさん使われているのですね!
我が家はハイドアの引き戸ばかりで折れ戸のあるクローゼットも少ないのでうらやましいです^^;
さて、今回は浜本工芸のダイニングテーブルのガタツキについてご相談ということですね。
レッグジョイント金具のボルトの増し締めに必要な工具は「六角棒レンチ」もしくは「アーレンキー」などと呼ばれるもののはずです。
これは取扱説明書と一緒に袋に入っていませんでしたか?
太さはたぶん5~6mmくらいで100円ショップでも買えますが、お買い求めになった家具販売店に問い合わせてもらっても入手可能だと思います。
天板と脚の上部にすき間が生じている場合(テーブルを持ち上げたときに脚を触るとガタガタ動く状態)は増し締めで解決します。
一方で、増し締めでも解決しないこともあります。
天板が反っているか、逆に床の不陸が原因です。
天板が反っているか否かは、大きなガラス板もしくは大理石板の上にでも乗せないと分かりません。
ただ、反っている場合は、天板の真横から見たときに接ぎ合せ部分で波打ちが発生し、天板全体が中央部を頂点として弓なりになることが多いです。
床の不陸が原因の場合は、テーブルの設置位置を少しズラしてやると解消することがあります。
欠陥住宅でなくとも、また新築でなくとも、ガラス板のように平らな床の家というものは存在しません。
差し支えない範囲で、ガタツキの生じない場所にズラしてお使いいただければと思います。
原因が分からない場合や、ご自分で対処するのが難しい場合は、家具販売店にお問い合わせください。
状況によってはメーカーの営業マンが来てくれることもあると思います。
もしくは、厚みが異なる家具用フェルトを脚裏に貼ることでガタツキを解消するというのも方法のひとつです。
かなり重いと思うので、裏返すだけでもなかなか大変かと思いますが^^;
いろいろ書きましたが、個人的には浜本工芸のこの天板厚で反ることは珍しいと思います。
ボルトの増し締めだけで解決すると良いですねー^^
収納マン様
早速のご回答ありがとうございます
画像のとおり かなり奥ボルトがあり 形態がよくわからず 懐中電灯で照らして確認してはみたのですが六角棒レンのボルト穴だったんですね!
購入時に付属していたと思われる六角棒レンチが見つからず ほかの机についていたと思敷き六角棒レンチを発見したので 早速試してみました
が サイズがあっていないようで回らず 断念!
収納マン様にリンク貼っていただいた 他サイズ適応の 六角レンチセットすぐさま
ポチリました(笑) アマゾンから届き次第 再チャレンしてみます!
このテーブル結構重いので 移動するときに引きずったりしてたので緩んだのかもしれないですね
ボルト締めでガタつきが収まることを祈りながら 到着待ってみます!
今回も どうもありがとうございました!
hiroさま
なるほど。ボルトが奥まっていて形状が分からなかったのですね!
感覚的に言うと、ボルトの増し締め、スライドレールのグリスアップなど、木製家具の金属パーツのトラブルは5年以上経つと発生することが多いと感じます。
増し締めで無事に解決することを祈っております^^
収納マン様
六角ボルト 届きました! 9種類の太さが揃ったこのセット このお値段に驚きました これだけ揃ってればほぼ対応できますね!
早速 テーブルの脚少し緩んでいたのですべて締めなおしました
多少のぐらつきはあるものの気になるほどではなかったので 大丈夫そうです
今回も収納マンさんのおかげで無事に解決しました
どうもありがとうございました!
hiroさま
わざわざのご報告ありがとうございます。
ボルトの増し締めでグラつきが解消したのですね!
良かったです^^
グラついた状態のままテーブルを使用すると、ボルトが破断することがあります。
またグラつきが生じたら増し締めしてください。