ナフコ21スタイルにフリーシェルフ「エモーナ」というオープンシェルフがあります。たぶん2018年頃に発売されたのですが、長らくナフコ21スタイルのネットショップで扱われることがなかったため紹介する機会がなく今に至りました。

出典:ナフコ21スタイル
これ、個人的にはすごく好きな感じです。側板、棚板とも30mm厚で造り付けの棚のようなボリューム感があり、しかも棚板は一部を除き可動式で使い勝手も良さそう。幅2サイズ、高さ3サイズがあり、幅方向に連結して使うこともできます。
一方で、ブラウン系1色のみなのと、背面にクロスバーがあることでせっかくの造り付け感が台無しというところがイマイチに感じておりました。
その点、エイ・アイ・エス(AIS)から発売された新しいオープンシェルフはなかなか素敵な感じです。
※この記事は2023年5月8日時点の情報に基づいています
AIS・ウォールラック
AISの新商品「ウォールラック」はパッと見た感じ、ナフコ21スタイルのエモーナに似た雰囲気です。ウォールラックも側板、棚板ともに30mmの厚みで統一されており、幅方向に連結することができるようになっています。また、2段目と4段目は可動棚になっています。
ボリューム感はIKEA「カラックス」みたい
エモーナもそうですけど、このボリューム感はIKEA(イケア)の「KALLAX(カラックス)」(上写真)みたいですよね。もっとも、カラックスの棚板や帆立板は側板に比べると薄いので、同じAISの「レクタックス」のほうが近いと言えます。なお、レクタックスも30mm厚です。
無印良品「スタッキングシェルフ」っぽくもある
AISのウォールラックは無印良品の「スタッキングシェルフ」(上写真)っぽさもあります。ただし、無印良品の表面材はオークまたはウォルナットの突板、AISはプリント化粧板です。
ニトリ「コネクト」みたいに突っ張れる
オープンラックはニトリの「コネクト」に似ているところもあります。別売の「天井突っ張り(トップユニット) 」をセットすることで天井に突っ張って壁面収納家具として使えるのです。
オープンラックは地板なし
一方で、オープンラックはカラックスやスタッキングシェルフやコネクトと違って地板がありません。そのため、別売の「キャスター付き引き出し(ボックスユニット) 」をセットするなどできます。ロボット掃除機を使っているお宅にとっても便利だと思います。
オープンラックはクロスバーなし
地板がない構造はナフコ21スタイルのエモーナも同様ですが、AISのオープンラックはエモーナと違って背面にクロスバーがありません。そのため、見た目がスッキリとしており、より造り付けの家具のように見えると思います。
ただし、天井突っ張り(トップユニット)を併用するなどして固定しないと、横揺れする可能性は否めません。
オープンラックのラインナップ
タイプ | サイズ(mm) | 税込価格 | |
---|---|---|---|
基本ユニット | 46cm | 461×295×1894 | 16,980円 |
66cm | 661×295×1894 | 18,980円 | |
86cm | 861×295×1894 | 19,980円 | |
拡張パーツ | 43cm | 431×295×1894 | 13,980円 |
63cm | 631×295×1894 | 15,980円 | |
83cm | 831×295×1894 | 17,980円 | |
専用引出し | 39cm | 393×293×330 | 3,990円 |
59cm | 593×293×330 | 4,990円 | |
79cm | 793×293×330 | 5,790円 | |
天井突っ張り | – | 31×294×410~606 | 3,490円 |
※価格はすべてインテリアセレクトショップカグト楽天市場店の場合
AISのオープンラックは幅3サイズで、無印良品のスタッキングシェルフのように「ヨ」の字型の拡張パーツが用意されています。ほか、前述の通り、天井突っ張りユニットやキャスター付き引出しがラインナップされています。
価格的には天然木突板を使った無印良品のスタッキングシェルフやニトリのコネクトよりは当然お手頃で、同じくプリント化粧板のニトリ「プロモ」に近い価格帯です。ナフコ21スタイルのエモーナよりはちょっと高いですね。
というわけで、AISのオープンラックはIKEA、無印良品、ニトリ、ナフコのシェルフそれぞれに似たところを持ちつつも、いずれとも違うという絶妙な立ち位置のオープンシェルフです。無難なナチュラル系、かつ価格も手頃でターゲットも広いと思います。
AISはレクタックスも売れているようですし、なかなか良いところを突いてきますねー。ウォールラックの売れ行きにも注目して参りたいと思います。
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