我が家ではマーナの「マグネットディスペンサー」(上写真)を使っています。ユニットバスの壁面にマグネットでくっつくシャンプー用ディスペンサーです。ときどき液が漏れることがありましたが、今のところまだ使えています。
しかし、同様に液漏れするというクレームが頻出したせいか、販売を終了してしまったようです。既にマーナの「きれいに暮らす。」シリーズでは”なかったことに”なっています。
もっとも、競合が多いカテゴリーなので、単純に優勝劣敗が進んだ結果かもしれません。そこで今回は、今も健在の浴室用シャンプー収納グッズをまとめてみたいと思います。
※この記事は2025年6月9日時点の情報に基づいています
三輝・詰め替えそのまま
まずは三輝の「詰め替えそのまま」。シャンプーなどの詰め替えパウチにセットするタイプの元祖です。吐出量の多いスタンダードと、少なめのミニがあります。
ボトルに詰め替える手間が要らないうえ、吊り下げることでボトルのヌメリを防ぐこともできるのがメリット。また、スタンダードは「ラックス・ルミニーク1kg」などごく一部の注ぎ口に直接ポンプを取り付けることもできます(上写真中央)。
一方で、ゴムでできたポンプが劣化してくると液が漏れてきます。寿命が短いのが難点です。
サイトー・詰め替えぶら下げ逆ポンプ
サイトーの「詰め替えぶら下げ逆ポンプ」は前述の詰め替えそのままのように詰め替えパウチに取り付けて使用します。
ゴム製ポンプの代わりにプッシュ式のポンプを使っているので劣化の心配は少ないです。一方で、落とすと壊れてしまうことがあります。また、ポンプが通常とは逆向きのため、勢い良く押すと液が想定外の場所に飛んでしまいます。慣れるのに少し時間が掛かるかもしれません。
詰め替えそのままと異なり、S字フックで引っ掛ける仕様です。取り付けが楽なうえ、外れてしまう心配が少ないのもメリットです。
花王・らくらくスイッチ
花王の「らくらくスイッチ」は、メリット、ビオレUなど、一部の対応商品にのみ取り付けることができます。ゴム製ポンプという点では詰め替えそのままに似ていますが、吐出量は少ないです。詰め替えぶら下げ逆ポンプのようにS字フックで吊り下げます。
ちなみに、対応商品は「スマートホルダー」を取り付けることもできます。使い勝手は通常のポンプ式のシャンプーボトルと同様ですが、詰め替えの手間は省けます。
山崎実業・たっぷり洗剤が出るマグネットディスペンサー
山崎実業の「たっぷり洗剤が出るマグネットディスペンサーtower(タワー)」はポンプ式のシャンプーボトルの背面にゴム磁石が付いており、ユニットバスの壁面にくっつけることができます。磁力は強力なので、この状態のままポンピングすることが可能です。
花王のスマートホルダーのように詰め替えパウチをボトルの中に入れて使うこともできます。もちろん、パウチから液をボトルの中に注ぎ入れて使ってもOKです。詰め替えの手間は生じますが、詰め替えそのままなどよりも見た目がスマートなのがメリットと言えるでしょう。
ボトルが透明の「MIST(ミスト)」や、ミストのフィルムフックタイプなどもあります。
リッチェル・ホバー マグネットディスペンサー
リッチェルの「ホバー マグネットディスペンサー」もユニットバスの壁面にマグネットでくっつけるタイプです。ビジネスホテルのユニットバスに備え付けられているディスペンサーのように、下部をプッシュすることで液を吐出することができます。
リキッドタイプのほか、泡タイプ、ミストタイプもあります。ニトリでも販売されています。
東和産業・磁着SQ
東和産業はユニットバス用マグネット式収納グッズのパイオニアです。他社類似品にアスベルの「ラックスMG」などがありますが、「磁着SQ」シリーズは磁力が強力でシャンプーボトルを乗せたままポンプを押しても下に滑り落ちません。
ただ、こういうマグネット式収納グッズもヌメリやカビとは無縁ではなく、シャンプーボトルの底面や壁とゴム磁石の間にヌメリやカビが発生することがあります。その点でも、詰め替えそのままのような吊り下げ式は優秀と言えるでしょう。
山崎実業・マグネットバスルームラック
山崎実業の浴室用マグネット式収納グッズも磁力が強力です。スチール製で丈夫なのもメリットと言えるでしょう。
山崎実業のマグネットバスルームラックにはtower、MISTのシリーズがあり、それぞれサイズもいくつか用意されています。また、フィルムフックタイプもラインナップされています。壁面にスチール板が仕込まれたユニットバスならマグネット式が便利ですが、タイルなどの場合はフィルムフック式を使うようにしましょう。
以上、マグネット式や引っ掛け式などの浴室用シャンプー収納グッズを7点ご紹介しました。それ以外にもいくつかあるのですが、基本的に我が家では現在、詰め替えぶら下げ逆ポンプがメインです。
詰め替える必要がないとシャンプーボトルを洗ったり詰める手間がないだけでなく、残量が分かりやすく、家族で詰め替えの手間を押し付けることもありません。おまけに、ヌメリやカビの心配もなし。見た目はスマートではないかもしれませんが、他人に見られることがない場所なので個人的には気にはならないです。
多くの方にオススメできる商品だと思いますよ。
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