
我が家のウォークインクローゼットにはプラスチック製のスツールが置いてあり、来客などですぐに椅子が必要な時に使うようにしています。
10年以上前に購入した東谷(あずまや)の「Birra(ビラ)スツール」。カウンターで子供たちが食事をする際に使っていたものを新居に持ち込んだ格好です。いかんせんチープなのでそのうち買い替えたいと考えながら現在に至ります。
そして、ようやく新調する日がやって参りました。今回はそのレビューをお届けします。
bon moment・スタッキングスツール

今回ご紹介するのは、アンジェのオリジナルブランド「bon moment(ボンモマン)」の「スタッキングスツール」です。ライトグレーとホワイトの2脚セットでご提供いただきました。ほかにライトベージュ色があります。
材質は主にポリプロピレン。シンプルなデザインですが、スタイリッシュと言うよりは丸みがあってカワイイ感じです。
シリコーン人工皮革の座面

座面はポリプロピレンではなく、クッションになっています。張地はPVC(塩ビレザー)かと思ったら、シリコーン人工皮革なんですね。PVCと異なり、経年劣化や環境負荷といったデメリットが少ないのがメリットです。
手触りもとてもしっとりしていて気持ち良いです。表面はレザー調のシボ加工が施されています。また、中にはウレタンフォームのクッション材が入っています。
脚裏にはシリコーン製クッション

脚の裏にはシリコーン製のクッションが付いており、滑り止めの役割を果たすほか、フローリングにキズがつくのを防いでくれます。
積み重ねOK

スタッキングスツールですから、もちろん積み重ねることができます。最大4脚まで積み重ね可能となっています。
軽い力で引き抜くことができる

驚いたのは、積み重ねた状態からスツールをすっと引き抜くことができることです。
こういうポリプロピレン製のスタッキングスツールは、積み重ねると抜けなくなってしまうことがあるんですよね。積み重ねた状態で子供が上に座ってしまったときには、引き抜くのに本当に難儀します。
その点、こちらは積み重ねた状態で上に座ろうとも、片手でも簡単に引き抜くことができます。
座り心地はGood

スツールですから座り心地はそんなに良いものではありません。しかしながら、座面もプラスチックだった東谷のスツールと比較すると、座面にクッションのあるボンモマンのスツールはお尻が痛くならないので良いです。
ちなみに、座面高は49cm。日本で一般的なダイニングチェアの座面高が40~42cm程度ですから、それに比べるとかなり高いです。身長179cmの私なら楽に足が床につくものの、身長が低い妻はまったく足がつきません。
なお、耐荷重は80kgとなっています。踏み台の代わりに使用することはできません。
東谷ビラスツールとの比較

これまで使っていた東谷のビラスツールと並べて比較してみました。
ほぼ同じ大きさに見えますが、ボンモマンは幅37.5×奥行37.5×高さ49cmなのに対し、東谷は幅35×奥行35×高さ46.5cmで、ボンモマンのほうが若干大きいです。
重量もボンモマンが約2.06kgあるのに対し、東谷は収納マン実測で約1kgと半分程度となっています。ちなみに、ボンモマンはポリプロピレンですが、東谷はポリスチレンです。
ボンモマンは持つと軽いと感じるものの、東谷はもっと軽いです。一方で、ボンモマンのほうがシッカリとしているうえ、座り心地が良いです。デザインについては言うまでもないでしょう。
ただし、東谷は1千円以下で購入しましたが、ボンモマンはお得な2脚セットで購入しても1脚あたり税込3,465円と高価です。現在販売されている東谷の「PC-732」と比較しても少し割高です。たぶんロット(生産本数)がまったく違うので仕方ないと思います。
ダイニングテーブルにセットしてみた

ウォールナット無垢のダイニングテーブル(冨士ファニチア・Koti
)にボンモマンのスタッキングスツールをセットしてみました。
まったくの異素材ですが、違和感なく馴染んでいると思います。少なくとも東谷の黄緑色よりはずっと良いです。
Kotiアームチェアとの比較

「Kotiアームチェア」
と並べて比較してみると、ボンモマンのスタッキングスツールは座面が高いことが分かります。
ちなみに、Kotiアームチェアの座面高は43.5cmです。スタッキングスツールはそれよりも5.5cm高い計算となります。
キッチンで使ってみた

ボンモマンのスタッキングスツールはキッチンで使うにも最適です。
以前からこういう感じで使いたいと思ってたんですよねー。しかしながら、滅多に使わないし、邪魔になるので、ちょっと悩ましいところ。
ミーティングテーブルにセットしてみた

私のオフィスで使っているミーティングテーブル(コクヨ・ジュート)にセットしてみました。
椅子がポリプロピレン製(IKEA・ヤニンゲ)ということもあり、すごくマッチしています。色合い、デザイン、質感ともに、バッチリです。
ヤニンゲチェアとの比較

IKEAの「JANINGE(ヤニンゲ)チェア アームレスト付き」(販売終了)と並べて比較してみるとこんな感じ。ヤニンゲは座面のもっとも高いところで45cmありますが、ボンモマンはそれよりも高いです。
これまでホームパーティーをするときはヤニンゲを1階から持って上がっていたのですが、ヤニンゲは座面が硬くて座り心地はイマイチです。これからはボンモマンのスタッキングスツールのほうが良いかなと思っています。持って上がる手間もありませんし。
シンプルな色合いで素敵!

一通り検証を終えて、スタッキングスツールを定位置のウォークインクローゼットに置きました。これまでの黄緑色からホワイトインテリアに馴染む色合いになってうれしいです。
以上、ボンモマンのスタッキングスツールのレビューをお届けしました。
ポリプロピレン製のスタッキングスツールは他にもありますが、やさしいデザインであることと、シリコーン人工皮革を張った座面を持つものは他にありません。価格は決して安くはないものの、オススメする価値は十分あるんじゃないかと思います。
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