カインズホーム×吉川国工業所(ライクイット)の整理収納小物ケース「Skitto(スキット)」に新たなサイズラインナップが追加されました。従来の3サイズに加え、コンパクトなSサイズとSSサイズが新登場です。
※この記事は2017年7月25日時点の情報に基づいています(2023年8月7日一部更新)
カインズホーム・スキット
このたび新たに投入されたスキットのSサイズとSSサイズは、従来のLサイズなどと並べたときにすき間を埋めるような感じのサイズです。SサイズはLサイズの半分のサイズ、SSサイズはさらにその半分でLサイズとMサイズの差を埋める大きさとなっているのですね。
スキットの新ラインナップ
引出しの小物整理には便利そうだけど…
グッドデザイン賞受賞のスッキリとしたデザインで、ネームホルダーにもなるジョイントパーツ付きのスキットのサイズバリエーションが増えたことは、なんとも喜ばしい限りです。
ただ、今回増えたSサイズとSSサイズは引出しの小物整理には便利そうですけど、正直言って個人的には「コレジャナイ」感があります。なぜなら、引出しの中を仕切るときに、全面をスキットで埋め尽くす必要はないからです。
上の写真のように引出しの中に敷き詰めた場合、SサイズはともかくSSサイズは必要ないと思いませんか?もちろん、引出しのサイズによっては必要なこともあるとは思いますが、私がそもそも「スキットって良いよね!」と感動したポイントからは大きくズレてしまっているように思うのです。
私がスキットを良いと思ったのは、「今までにあまりなかったサイズ」で、「収めるべきモノを中心に考えたサイズ」展開だったからです。もしその延長線上でスキットのサイズラインナップを増やすなら、むしろLサイズの1.5倍の幅のものなどを増やすべきだったのではないかと思います。
もちろん、従来のLサイズより大きなサイズのバリエーションを増やそうとすれば、金型も大きなものが必要になるでしょう。そうすると、1つあたり1,000円近くもする高価なものになってしまって、100均のプラ箱などと比較すると「高い!」と言われることが想定されます。それよりは単価を安くできる小型のものを増やして「引出しの整頓に便利!」という方向に舵を切ったのだと思いますが、本当にそれで良かったのかなと私は思うわけです。
国産かつ運搬コストの高い形状ということで、カインズホームのバイイングパワーを以ってしてもこれ以上安くすることは難しいんでしょうねー。それならばなおさら、高さが半分のサイズラインナップを増やすという選択肢もあったのではないかと思うのですが、とりあえずは今後また新たな展開となるのを期待したいと思います。
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