無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」はスッキリしたデザインながら、価格も手軽です。おまけにラインナップも豊富。そんなわけで私は、予算がある方には「フィッツユニットケース」をオススメしますが、予算が限られる場合は次善の策として無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」をオススメしています。
今回はそんな無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」の秘密を紹介したいと思います。
※この記事は2016年2月15日時点の情報に基づいています(2023年7月30日一部更新)
ヒミツ【1】メーカーは「リス」
無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」を作っているのは無印良品ではありません。作っているのは岐阜市に本社を置く家庭用品メーカーのリス株式会社。より正確に言うと、グループ会社である岐阜プラスチック工業株式会社の福島工場で製造されています。
ちなみに天馬のフィッツシリーズを作っているのも同じ福島県の新白河工場(白河市)。岐阜プラスチック工業の福島工場はお隣の西白河郡泉崎村にあります。
上写真の「リベラリスタ・クックポットスリム」もリスの製品です。収納マンも自宅で使ってますが、リスの製品はセンスが良くて品質も良いのでオススメです。
ヒミツ【2】開口部に枠が付いているから丈夫
無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」は一般的にホームセンターで販売されている引出式衣装ケースと同等の価格ながら、割りと丈夫で引出しの開閉がスムーズです。それは、ロングセラーの天馬のフィッツケース(上写真)と同様に前枠が付いているからです。
ポリプロピレン製の箱は使っているうちに微妙に変形してきます。上にモノを乗せるとなおさらです。前枠が付いていることで引出しの開閉が阻害されることなく、スムーズに開閉できるのです。
ヒミツ【3】無印に定番ナシ
改めて言うまでもないのですが、「無印に定番ナシ」と言われるようにポリプロピレンケース引出式も例外ではなく、仕様が途中で何度か変わっています。指をかける部分が丸みを帯びた形状から直線的なデザインへ、寸法も少し低くなっています。サイズバリエーションも変わっていますし、何かといろいろ変わっているのです。
ま、しょうがないですけどね。
ヒミツ【4】専用仕切りグッズもあり
無印良品の店頭では目立たないので気づかない人も多いかと思いますが、「ポリプロピレンケース引出式」には専用の「不織布・収納用仕切ケース」があります。これを使えば、特に下着を収納するには便利なはずですが、いかんせん不織布製のためシッカリと仕切ることはできません。一応、仕切ることができる、という程度です。
最近は同様のものがダイソーやキャンドゥなど100円ショップでも売られています。
以上、無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」の秘密を暴露しました(笑)
東日本大震災のときには天馬のフィッツシリーズの出荷が止まってしまってとても心配になりましたが、たぶん無印良品のほうも同様に大変だったのではないかと思います。
東北には引出式衣装ケースを作っているメーカーが多いです。無印良品の「ポリプロピレンケース引出式」や天馬のフィッツシリーズを買って、地方創生に一役買うというのも良いのではないでしょうか。
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