カラーボックスは最も手軽な棚のひとつ。シンプルな構造なので組み立ては簡単なのですが、意外と手こずる人も多いのですね。
そこで今回は、ちょっとしたコツでカラーボックスの組み立てが簡単になる、意外な方法を紹介したいと思います。
まず梱包材の上に側板と天板をL字型にセット
いきなりネタバレですが(笑)、ダンボール箱を開梱して部材をすべて取り出したら、ダンボール箱を下に敷いたまま上写真のように側板と天板(底板)をL字型に置きます。さらにその結合部のネジ穴にネジを挿します。このときまだネジは回さないでください。あくまでプスッと挿すだけです。
ダンボール箱の形状にもよるのですが、こうすると直接フローリングの上で組み立てるよりも滑りにくく、L字型を保持しやすくなります。なお最初にダンボール箱を壊さないように開梱するとベターです。
ちなみに、天板と底板は同じもので背板をはめ込む溝が片面にだけありますが、棚板2枚はそれが両面にあります。またいずれの部材も前後の向きがあります。これを間違えるとあとで組み直さないといけないので間違えないようにご注意ください。
棚板を斜めに立てるのがコツ
先ほど仮組みしたL字型にを底板(天板)を組み合わせてコの字型とします。さらにその結合部にもネジを挿します。しかしそのままでは自立しないので、棚板1枚を上写真のように斜めに置きます。斜めというのは天板(底板)に対して45°くらい斜めという意味です。こうするとネジで固定していなくてもコの字型が自立します。
天板と底板を側板にネジで固定する
次に天板と底板を側板にネジで固定します(ただし本締めまではしない)。コの字型をしっかりと結合するということですね。電動ドライバーがあればそれを使ったほうが早いです。
棚板2枚を固定する
コの字に棚板2枚をセットして上写真のようにEの字もどきにしてください。ネジは回して固定してOKです。棚板の側面のネジ穴をしっかりと確認して、ネジが変なところから飛び出さないようにご注意ください。
背板をセットする
先ほど作ったEの字もどきを裏返して、背板をセットします。裏表を間違えないようにご注意ください。
側板を乗せてネジで固定する
もう一枚の側板を乗せてネジで固定します。背板が溝にちゃんとハマっているかよく確認してください。これにて構造的には完成です。
ネジ穴隠し用のシールを貼る
最後に本締めをしてネジの緩いところがないかを確認したうえで、ネジ穴を隠すためのシールを貼ります。
めでたくカラーボックスが完成!
カラーボックスの組み立てで一番戸惑うのは最初のL字型を組むところです。ダンボール箱を敷いたまま組み立て始めることで、L字型を組み立てやすくなり、床をキズつける心配もなくすことができます。また、棚板を斜めに仮置きすることで、次のステップであるコの字型を組むことが容易になります。
ネジは真上から体重をかけて回すことが大事ですからね。横方向や不安定な状態でネジを回すと、ネジの頭を潰したり、ケガをする可能性があります。くれぐれもご注意くださーい!
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