引き渡しから1ヶ月半を経過して、ようやく新居に引っ越しました。引越し後はまず洗濯機や卓上型食洗機を設置する一方で、旧居の家具を処分したりで大忙し。ようやく住める状態になったというレベルで、システムキッチンや食器棚の中もとりあえず収めたという感じです。
私の事務所が一番ひどい状態で、様々なモノがテーブルの上に散乱。まさしく今の私の頭の中の状態を表しているようであります(苦笑)
収納のプロでありながらどこから手を付けたら良いのか分からないくらいにテンパっておりますが、ここは落ち着いてひとつひとつ片づけていきたいと思います。というわけで、引越し前に無印良品のスチールユニットシェルフを組み立てた話からご紹介しましょう。
※この記事は2020年4月20日時点の情報に基づいています(2023年6月14日一部更新)
無印良品・スチールユニットシェルフ
引越し前に無印良品の「スチールユニットシェルフ」を5台購入しました。3台分は子供部屋に、1台はキッチンに、もう1台は階段下収納に置くためです。上写真には写ってませんが、ほかにバックパネルなどのオプションパーツが別便で届いています。
ちょうどユニットシェルフが約15%オフで買えるタイミングでラッキーでした。ただ、大型家具と小物は送料区分が異なるため、同じスチールユニットシェルフ関連でもシェルフ本体だけで5万円以上にしないと送料無料にならず、どのように組み合わせするか考えるのに難儀しました。
IKEAじゃあるまいし、こんなデカいものをいくつも車で持ち帰るなんてちょっと非現実的だと思うんですけどねー。ともあれ、私が購入した際は日通が配送員2名体制で宅配してくれて本当にラッキーでした(笑)
取扱説明書は中国ファーストに
無印良品の配送料の仕組みが以前と変わったことにも驚きましたが、取扱説明書の変化にも驚かされました。クライアント宅では取扱説明書をじっくり見たことがなくてこれまで気付かなかったんですけど、リニューアルされてから変わったんですかね。日本語の倍のスペースを割いて中国語で説明されています。
まさに中国ファースト。少年時代から無印良品に慣れ親しんできた私としては隔世の感があります。しかし、良品計画は我が国固有の領土である尖閣諸島を中国領だと認めてしまうくらいですから、日本よりも中国を重んじるのは当然のことなのでしょう。
組立はフィェルキンゲよりはるかに楽
とは言え、先日IKEAの「FJÄLKINGE(フィェルキンゲ)」を組み立てたのと比べれば、スチールユニットシェルフの組み立てははるかに楽です。さすがジャパンデザインだと思いました(笑)
何が楽かって、パーツのひとつずつがコンパクトで軽い。力づくでブンブンやらなくても自然に組み上がっていく感じです。
おまけに梱包材も安心感があり、ユーザー目線で考えられていると感じます。どちらをオススメするかと聞かれたら、そりゃあ中国ファーストでもスチールユニットシェルフでしょう。
ちなみに、組み立ての際は電動工具ではなく付属の六角レンチを使うように書かれていますが、力加減をちゃんと分かっている人なら電動工具でも問題ないと思います。逆に、5台分ものシェルフを付属の六角レンチで組み立てろと言うのは酷な話です(苦笑)
なんだかんだ言って良くできている
無印良品のユニットシェルフは横揺れするとか、価格が高いとか、組み立てが不親切だとかイロイロ言われますが、なんだかんだ言って良くできていると思います。
2台連結してバックパネルや帆立補強バーを組み合わせると、クロスバーが干渉したりします。そういうときの対処法は組立説明書には一切書かれていませんが、そこを考えながら組み立てることが前提となっているのだとしたら、これはなかなか奥が深いと思うわけです。
むしろこの構造でちゃんと自立できて、なおかつこれだけ豊富なオプションパーツを組み合わせられるっちゅーのはスゴイことじゃないでしょうか。
子供部屋に設置
というわけで、まずは子供2人の部屋それぞれに同じ組み合わせでスチールユニットシェルフを設置しました。幅86cmの「ワイド大」を1.5セット連結し、そこに「バックパネル大」と「帆立補強パーツ」をそれぞれ1点の組み合わせです。
シミュレーターで組み合わせを選ぶと、高脚式に組む場合も必ずしも帆立補強パーツは必要ない感じです。実際にその通りに組み立ててみると、確かに帆立補強パーツなしでも強く揺すらない限りは大丈夫ですね。
ちなみに、子供たちには私がいくつかの選択肢を提案したのですが、2人ともスチールユニットシェルフを選びました。パイン材ユニットシェルフよりも拡張性が高く、マグネットも付けられるという私のプレゼンが心に響いたようです。本当はステンレスユニットシェルフとかパイン材ユニットシェルフとか、違うものを選んでくれたほうが私としてはネタが作りやすかったのですが(苦笑)
キッチンに設置
キッチンには幅58cmの「大」に帆立補強パーツを組み合わせました。
本当は「ルミナスプレミアム」のオールソリッドタイプを置くつもりだったんですよ。それを見越して食器棚のサイズも決めました。ですが、リビングの扉を開けたときのハンドルの出っ張りが計算外で、幅が3cm狭いスチールユニットシェルフに変更するハメになったのです(苦笑)
キッチンなのでステンレスユニットシェルフにしようかとも思ったんです。でも、ユニットシェルフの下に白いゴミ箱を置く予定だったので、ホワイトのスチールユニットシェルフをチョイスしました。
階段下収納にも設置
階段下収納にも幅86cmのワイド大と帆立補強パーツの組み合わせで設置しました。ここは一通り家が片づいてからジックリ片付けたかったんですけど、合計5万円以上で送料無料にするために予定を繰り上げて発注することになった次第です(苦笑)
もともと手持ちのルミナスラックを使うつもりでしたが、奥行41cmのスチールラックのほうがコンパクトで身動きが取りやすくて正解でした。ただし、キャスターを取り付けられないので移動の際は大変です。
無印良品は勝手に尖閣諸島を中国領と認めてしまうし、ほかにも気に食わないことが多々あるのであまりオススメしたくないというのが正直なところです。しかし、悔しいかな、スチールユニットシェルフは良くできていると改めて思います。中国ファーストでもユーザーファーストであることに変わりありませんし、IKEAのフィェルキンゲなんかに比べると全然マトモです。
特に女性にはフィェルキンゲはもちろん、メタルラックよりも組み立てやすいと思います。パーツが割りと軽いですし、力をそれほど使わなくても組み立てたり分解することができるからです。IKEAの家具ならこうはいかないばかりか、下手すりゃ命まで落としかねません。
ただ、これからはネットで買うと必ず送料が必要というのは痛いですねー(小物商品のぞく)。もちろん、送料が本来タダでないことは理解しています。でも、拙宅の最寄りの無印良品の店舗はいずれもショッピングモールの中で、駐車場まで運び出すのが大変なんです。ネットでポチッと買うことに慣れてしまった軟弱男にはもはやそんな原始的な買い物の仕方はできません。
このような施策の変更で各種ユニットシェルフの売上が落ちれば、無印良品はいよいよ家具の取扱いを減らしてアパレルショップと化していくことになりかねません。私としてはそうならないことを願うばかりです。
コメント
無印良品を攻撃しているようですが、まるで逆では?
https://www.newsweekjapan.jp/amp/youkaiei/2018/02/post-10.php?page=1
適当だなさま
はじめまして。
ご指摘ありがとうございます。
それはつまり、「攻撃するなら無印良品ではなく中国では?」ということでしょうか。
それは至極ごもっともだと思います。
しかしながら、そこは本題ではございませんので正確性は求めていません。
あしからずご了承ください。