我が家では洗濯物を干すときに、JEJアステージの「リセ テーブルワゴン」を使っています。この上に洗濯カゴを置いて洗濯物を干すと、いちいち屈まなくても洗濯物を手に取れます。おまけに、洗濯ばさみなども収納できるのですから一石二鳥です。
そんなわけで、このワゴンはかなりオススメなのですが、洗濯物を楽に手に取れるようにするにはワゴンや台の上に置く以外にもこんな方法があったのですね!天馬の新商品を見てちょっと目からウロコでした。
※この記事は2022年9月8日時点の情報に基づいています(2023年7月28日更新)
ポーリッシュ・竿にかけられるバスケット
このたび天馬から発売されたのは「ポーリッシュ・竿にかけられるバスケット」という商品です。なんと、バスケットそのものを竿に引っ掛けることができるんです。
もう屈まない!?
上写真のように、バスケットの縁のえぐれた部分を竿に引っ掛けると、 バスケットが良い感じに傾いて容易に洗濯物を手に取ることができます。これならもう床に置いた洗濯カゴに手を伸ばして、上を向いて洗濯物を干して、また屈んで…という苦行から解放できるはず。
そう思ったのですが、実はこれ、かなり限られたシチュエーションだということに気付きました。一般的に物干し竿は目線より高い位置にあることが多いと思うのですが、そうするとこのバスケットを竿に掛けてもバスケットの底のほうまで手が届きません。そもそもその高さまで持ち上げるのも大変です。
このバスケットを上写真のような位置で使えるのは、主にベランダの柵に物干し竿を渡してあるシチュエーションに限られるでしょう。いわゆる腰高の位置ですね。据え置き式の室内物干し台でも竿が低いものはありますけど、耐荷重オーバーとなってしまうことが大半だと思います。
そもそも、竿の高さが低ければ屈む動作はそれほど苦痛ではないでしょう。
両手じゃないと持てない
また、洗濯機から取り出した衣類を物干し竿のところで干す場合、洗濯機のところでバスケットに洗濯物を入れて運んでくるというのが一般的だと思います。その際、両手を使わないと持てないこの形状はどうなんだろうと思うわけです。両手がふさがった状態で階段を上がるのは危険ですし、同じくドアを開けるのは困難ですからね。
竿に引っ掛けられるという構造にするためには折り畳み式のハンドルを付けるのは難しかったのでしょうが、本末転倒というか、何よりも安全を第一に考える天馬らしくないと思いました。
積み重ね可能
なお、こちらのバスケットはMとLの2サイズ展開で、それぞれ積み重ねることができます。また、キャスターを取り付けることもできます。
必ずしもそういう機能は必要なかったと思いますが、竿に引っ掛けても問題ないくらいの強度を確保したら、積み重ねたりキャスターを取り付けても支障がない強度になったということなんだろうと思います。
価格がちょっと高い?
容量 | 外寸 | 税込価格 | |
---|---|---|---|
Lサイズ | 40L | 幅32×奥行38×高さ40cm | 2,280円 |
Mサイズ | 30L | 幅32×奥行38×高さ32cm | 1,880円 |
差込式キャスター | – | 幅4×奥行6×高さ6.5cm | 580円 |
竿にかけられるバスケットは価格がちょっと高すぎるように感じました。しかし、同様に積み重ねたりキャスターの取り付けができるライクイットの「スタッキングランドリーバスケット」と比較すると、まあそんなものかなという感じもします。
もっとも、ライクイットのほうは日本製。天馬は中国製です。品質には大差ないでしょうけど、そこを意識してしまうとやはり割高感は拭えません。
ポーリッシュ・竿にかけられるバスケットは竿に引っ掛けることで洗濯物に手が届きやすいというのはとてもユニークです。しかしながら、その画期的な機能が普通に使えるのは基本的に腰高に設置した物干し竿のみとなる点に注意が必要です。
また、自宅の物干し竿の高さが低くても、洗濯機から持ってくるときに折りたたみ式のハンドルなどがなくても大丈夫か、しっかりイメージしたほうが良いでしょう。そういったところがクリアになれば決して悪い商品ではないと思います。
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