引出しの仕切り方には実に様々な方法があります。個人的にもっとも合理的だと思うのは、収めるモノの数と大きさ、それぞれの収納場所(手前か奥か左か右かなど)をしっかりイメージしたうえで、最適な大きさのプラ箱を100円ショップで買ってくるという手順です。しかし、どうにもそれが面倒臭いと感じてしまう方も少なくないのではないでしょうか。
そんなとき、伸縮自在のプラ箱があったらどうでしょうか。100円ショップで売られている山田化学の「スライドケース」はまさにそれ。しかし、縁の部分が無駄に大きくて効率が悪く感じてしまうところがあります。
その点、IKEA(イケア)の新商品は理想的な伸縮自在のプラ箱と言えるんじゃないかと思います。
※この記事は 2023年4月13日時点の情報に基づいています
IKEA・KACKLA伸長式ボックス
25-38×9cm
18-28×13cm
IKEAの新商品「KACKLA(カックラ)伸長式ボックス」は2サイズあります。ひとつは短辺が9cmで長辺が25cmから38cmに伸長するタイプ。もうひとつは短辺13cm、長辺18cmから28cmとなっています。いずれも高さは6.7cmで、税込399円となっています。
25-38×9cmはキッチンツールを収めるのに良い長さですが、玉杓子を収納するにはちょっと短辺が短いかもしれません。そうすると、菜箸くらいしか適したものが思い浮かびませんが。
18-28×13cmも微妙ですね。箸やカトラリーを並べると良いでしょうか。もしくはペンや定規などの文房具ですね。
PP製&伸縮がスムーズ
カックラ伸長式ボックスはポリプロピレン製です。伸縮部分は上写真のように結束バンドのようなギザギザになっており、スムーズに伸縮させることができます。ギザギザがしっかり噛み合っているので、不意に縮んだり、外箱から内箱が外れてしまうようなこともなさそうです。
無駄を感じさせないシンプルなデザイン
カックラ伸長式ボックスは尻すぼみの形状ですが、さほどスペース効率が悪そうではありません。従来品の「NOJIG(ノイグ)」と同じような形状です。
ただ、サイズは両者で微妙に異なります。カックラが25-38×9×6.7cmのところ、ノイグは20×10×5cm。高さは揃えてくれたほうが良かったなーと思います。ただ、並べると縁の部分が重なり合うので、かえって効率が良いかもしれません。
ノイグと組み合わせて使える
高さの違いに文句を言わなければ、カックラとノイグを組み合わせて使っても良いでしょう。ノイグのホワイト色なら色の違いもほとんど気にならないと思います。
カックラの18-28×13cmはノイグの20×15cmとほとんど変わらない大きさです。
このサイズだけ比較すると伸縮式のクッカラを選んだほうが良さそうに見えますが、クッカラが税込399円なのに対し、ノイグは同99円ですから、コスパはノイグのほうが良いです。こういうのは数が必要になってくることが多く、費用も意外とかさみやすいので、状況に応じて使い分けたいところです。
という感じで、IKEAのカックラ伸長式ボックスを紹介しました。山田化学のスライドケースと比較すると価格は約4倍ですけど、よりロングで、シンプルなデザインですから、割高とまでは言えないでしょう。
また、ノイグと比較すると高さが揃わないものの、組み合わせて使うにはまったく問題ありません。伸縮の必要のないところはノイグで予算を抑え、必要に応じてカックラを使うのが良いと思います。
なんだか久しぶりに手放しで評価できるIKEAの商品に出会った気がしますね(笑)
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