「メタルラック」はアイリスオーヤマの登録商標ですが、他社製も含めて一般名称のように使われています。
メタルラックと言えばお馴染みの銀色に輝くスチールラックで、たまに白や他のカラーのものも見かけます。しかし、意外とポール径25mmタイプの白色のものは少なく、これまではアイリスオーヤマの独壇場という状況でした。
ところがここに来て、山善が白いメタルラックを投入してきたのです。
※この記事は2017年4月25日時点の情報に基づいています(2023年9月13日一部更新)
山善・メタルシェルフ
いわゆるメタルラックの御三家と言えば、ドウシシャのルミナスラック、アイリスオーヤマのメタルラック、エレクターのホームエレクターで、山善のメタルシェルフはそれらに比べると明らかに見劣りします。
山善のメタルシェルフはケーヨーD2で扱われているので、普段ケーヨーD2に足を運ぶ機会が多い人には良い商品と言えるかもしれません。しかし、そういうメリットを除いては、価格、スペック、オプションパーツのいずれをとっても、敢えて買うメリットがありません。
そんな山善のメタルシェルフから白色が登場したところで、「既にアイリスオーヤマにもあるじゃないか」という話です。けれどもこれが安いんです。
アイリスオーヤマと価格を比較
品番 | 税込価格 | |
---|---|---|
山善 | ||
アイリスオーヤマ | CMR-9018J |
※価格はいずれも2017/04/24現在2023/09/13現在
およそ幅90×奥行45×高さ180cmの5段タイプで比較してみると、山善は税込5,999円、しかも楽天市場の山善直営ショップではポイントが20倍もついて実質4,819円で購入することができます。
一方のアイリスオーヤマの価格は、直営のアイリスプラザの会員価格で税込8,942円。楽天市場で一番安いところを探しても実質7,460円です。つまり、山善のほうが約35%も安いわけです。
それでいてスペックは同程度
でも普通に考えれば、「二流品=安物買いの銭失い」となるのがオチです。ところが今回の場合はそうとも言えないのです。
棚板1枚当たりの耐荷重はいずれも約75kg。また、いずれもキャスターなし。塗装についてはいずれも表記がありませんが、防錆加工は施されていないと思います。おまけに、いずれもホワイトだけでなくブラックも用意されています。
つまるところ、山善の白いメタルラックはアイリスオーヤマに比べて価格が安いのに、スペックはほとんど同じと言えるのです。
強いて違いを言えば、アイリスオーヤマのほうがサイズバリエーションやオプションパーツが豊富です。このあたりはやっぱり、一流品とそれ以外の違いと言えるでしょう。今後、組み替えたり、拡張して使いたい場合は、約35%程度の価格の差に囚われず、アイリスオーヤマのほうを選んだほうが無難だと思います。
他方で、基本的にコストパフォーマンスの高い商品ですから、オプションパーツは割高に感じられるということもあり、意外と組み替えたりしないことのほうが多いのも事実です。そう考える場合は、価格重視で山善のほうをチョイスしてみるのも良いと思います。
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