贅沢すぎ!?イマドキの一人暮らしは「ワンルームじゃない」ことが増えている件

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ワンルーム・イメージ

「一人暮らし」と聞いて皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。

私自身は独身の頃にワンルームマンションに住み、カーテンから収納用品まで無印良品で揃え、たまの休みには掃除をしたり買い物に行くという生活を送っていました。そのためやはり、「独身=ワンルーム」というイメージが強いです。

しかし、アイリスオーヤマが運営する「アイリス収納・インテリアドットコム」で調査した「一人暮らしに関するアンケート」の結果を見ると、最近はそうでもないようですね。それでは、イマドキの一人暮らし事情をちょっと覗いてみましょう。

※この記事は2017年12月24日時点の情報に基づいています

 

2Kや2DK以上の家に住む人が増加

イマドキと5~10年前の一人暮らしの間取りの比較

出典:PR TIMES(以下同)

調査結果によると、5~10年前はワンルームが半数近く(44.8%)を占め、それより1部屋多い1LDKと合わせて8割近く(77.3%)を占めていました。しかし、イマドキはワンルームと1LDKを合わせても半数強(54.9%)。2Kや2DK以上の複数の部屋を持つ間取りに住む人が4割近く(36.3%)も存在することが分かります。

これはいったいどういうことでしょう?イマドキの一人暮らしは贅沢になっているということでしょうか。否、私は以下のように考えます。

まず、2DK以上の間取りの家賃が安くなっているからではないかと考えられます。首都圏はともかく、ちょっと田舎のほうに行くと、ワンルームの家賃が4~5万円くらいであるのに対し、3DKでも5~6万円くらいということはよくあります。

実際、私の地元がそうなんですけど、1~2万円足せば、もしくは少し不便なところでも問題なければ、広いほうが良いと考える人は少なくないでしょう。郊外ではファミリー向けの賃貸物件が供給過多ということもあり、2DK以上の間取りの選択肢は豊富です。

もうひとつ、もともと一人暮らしと言えば若者というイメージが強かったと思いますが、最近は必ずしもそうではないことも多いと思います。晩婚化が進む一方で、独居老人も増えています。

「一人暮らし=若者=お金がない」というイメージはもはや崩壊しており、その結果が今回のアンケート結果にも表れているのではないでしょうか。

シンプルなインテリアが人気だが多様化進む

イマドキと5~10年前の一人暮らしのインテリアの比較

次にインテリアについて。イマドキと5~10年前とを比較しても、シンプル系が1位、北欧系が2位と、変わらない結果となりました。

ただ、いずれもウェイトは下がっています。3位以下の顔ぶれは変わっていませんが、1位と2位のウエイトが下がった一方で3位以下のウエイトは上がっています。このことからインテリアの好みは多様化していると言うことができるでしょう。

 

机よりもソファがマストに

一人暮らしを始める前に買い揃えた収納やインテリア…イマドキと5~10年前の一人暮らしの比較

最後に「一人暮らしを始める前に買い揃えた収納やインテリア」のランキングです。イマドキと5~10年前を比べても大きな変化は見られず、1位はカーテン・ブラインド、2位は衣類収納ケースと続きます。

強いて違いを挙げるとすれば、5~10年前は机が9位にランキングされているのに対し、イマドキはソファが10位にランキングされているところでしょうか。これはスマホの普及が大きく影響しているのではないかと思います。

10年くらい前はまだまだパソコン全盛の時代で、机があったほうが操作しやすかったと思います。しかし、今はスマホさえあればOKという人が増えており、その場合は机の必要性が少ないことでしょう。

また、広い間取りの部屋に住む人が増えたため、ソファを置くゆとりが生まれたことも大きいと思います。もっともこれだけでは机のウエイトが下がる理由にはならないので、やはりスマホの普及のほうが影響が大きいと思います。

 

それこそ10年以上前なら「一人暮らしで2DK以上なんて贅沢だ!」と思われることが多かったかもしれませんが、今はいろいろ事情が変わって決して贅沢ではなくなったんだと思います。それこそ家賃が大きく変わらないのであれば、広いほうが収納スペースが確保しやすく、ゆったりとくつろげる空間を確保できて良いでしょう。

ただ、若い人の場合、広い間取りに合わせてモノを増やしてしまうことが心配です。結婚してから夫婦それぞれが独身時代の延長で多くのモノを持ち、収納スペースに困るという事例を私はたくさん見てきたからです。

もちろん、現代では結婚は必ずしも普遍的なこととは言えませんし、ライフステージの変化に適応してモノの量を適切にコントロールできる人もいます。また、将来のことを心配して、せっかくの一人暮らしを謳歌しないというのはもったいない話です。

多くの方はそれぞれにライフプランを描いているはずですから、そのプランに従いつつ、一人暮らしのインテリアを楽しんでいただければと思います。

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