多目的に使える棚のことをフリーラックなどと呼びますが、近年はその選択肢がじわりと増えています。
ただ、パッと見た感じはどれも同じように見えても、サイズや質感、機能などは微妙に異なります。もちろん、価格もです。そのため、色々と悩んだ挙句に何となくという感じで決めてしまうこともあるでしょう。
今回ご紹介するフリーラックもどこにでもありそうなものです。しかし、違いが分かればご納得いただける商品だと思います。
それでは早速、紹介して参りましょう。
ドウシシャ/すっきりシェルフ3段

今回ご紹介するのはドウシシャの「すっきりシェルフ3段」という商品。スチールフレームとメラミン化粧棚板でできたシンプルなオープンラックで、昨年(2025年)に発売されました。
幅は45cmと65cmの2サイズ、カラーはナチュラル×ホワイトとブラウン×ブラックの2色、計4タイプがラインナップされている中、今回は幅65cmのナチュラル×ホワイトをチョイスしました。
ちなみに、4段タイプもあります。4段タイプも幅2サイズ、カラー2色です。
フレームに棚板をネジ留め

それでは早速、組み立てて参りましょう。基本的には2段カラーボックスと同様です。
まずはサイドフレームに棚板をネジ留めします。天板だけネジの位置が違いますが、逆に言うと他の段には取り付けられないので間違えることはないと思います。
プラスドライバーでネジを回す際はそれなりの力が必要になるため、電動ドライバーが欲しくなるかもしれません。しかしながら、雌側のプラナットを破損する可能性があるので、電動ドライバーの使用はご遠慮ください。
クロスバーを取り付ける

反対側にも同様にサイドフレームを取り付けます。なお、サイドフレームには前後の向きがあるのでご注意ください。クロスバーを取り付ける穴があるほうが背面です。
「日」の字型ができあがったら、背面にクロスバーを取り付けます。クロスバーは穴が余計に開いているほうが背面です。
10分も掛からず完成

実質的に10分も掛からずに完成しました。2段カラーボックスよりも簡単なんじゃないかと思います。
重量は6.8kg。「Nカラボ ワイド 2段」(7.66kg)よりも幅も高さも大きいのに、こちらのほうが軽くて持ち運びやすいです。もちろん、横揺れなどもなくシッカリしています。
なお、棚板1枚あたりの耐荷重は15kgとなっています。シェルフ全体では60kgです。オール木製のカラーボックスは棚板1枚あたり10kgということが多いですから、それよりも頑丈と言えるでしょう。
スチール×メラミンで丈夫

スチールフレームは粉体樹脂塗装なので、キズや汚れ、サビにも強いです。棚板はメラミン化粧合板で、一般的なプリント合板に比べてキズや汚れはもちろん、熱にも強いです。耐久性だけでなく、見た目も良いと思います。
ちなみに、フレームはザラッとした手触り。棚板は木目にエンボス(凸凹)が掛かっています。木目はオークっぽい感じですね。
A4ファイルボックスがピッタリ

すっきりシェルフ3段が素敵な点は他にもあります。棚の高さは上下段とも320mmで、無印良品やニトリのファイルボックス(いずれも長辺320mm)がピッタリすぎるくらいちょうど収まるのです。もちろん、ファイルスタンド(無印良品は318mm、ニトリは320mm)も収まります。
棚板の高さを調節することはできませんが、A4サイズのファイルボックスが収まるなら問題ないでしょう。等間隔の棚板ですから見た目も美しいですよね。ちなみに、全体の幅は635mm、奥行は315mmとなっています(棚板内寸は600×300mm)。
一般的なデスクの高さにピッタリ!

もっとも、A4ファイルボックスが収まる高さのオープンラックは決して珍しくありません。それよりもこのシェルフが素敵なのは、一般的な高さ720mmの高さのデスクにピッタリ合うということです。
ちなみに、上写真でセットしているデスクはオフィスコムの「ALデスク」(高さ720mm)。アジャスターの調整によって最大725mmくらいまでは合わせることができます。
私は学習机評論家として、学習机に合わせる本棚の相談を受けることもあるのですが、意外とデスクに合う高さの本棚ってほとんどないんですね。すっきりシェルフ3段は数少ない候補のひとつと言えるでしょう。
L字型デスクにもなる

奥行が浅いデスク(上写真はカインズ・折りたたみワークデスク)と組み合わせれば、L字型デスクとして使うこともできます。コンパクトなデスクを買ったものの狭く感じるという場合に、拡張できる手段として活用できると思います。
デスクの奥行の拡張も可能

すっきりシェルフ3段を奥行の浅いデスクの奥に置けば、デスクの奥行を拡張しつつ足元棚を設けることもできます。幅435mmタイプ2台なら幅900mmのデスクにピッタリ。幅435mm+幅635mmなら幅1050mmのデスクに、幅635mmタイプ2台なら幅1200mmのデスクに近いサイズになります。
シェルフとデスクを並べてもOK

もちろん、普通にシェルフとデスクを横並びにしてもOKです。奥行は異なりますが、高さが揃うだけでも統一感が出ます。目線の高さから見ればなおさらです。
という感じで、ドウシシャのすっきりシェルフ3段をご紹介しました。組み立て簡単ながら、2段カラーボックスよりも軽くて丈夫で見た目も美しく、グラつきもありません。また、A4ファイルボックスがピッタリ収まるサイズなので、とても実用的です。価格も手頃だと思います。
しかし、それよりも重要なのが一般的な高さ720mmのデスクの天板にピッタリ合う高さだということです。
いや別に、高さを揃える必要なんてないんですよ。でも、揃ったほうが見た目に美しいだけでなく、作業時にストレスが少ないんですよね。床だけでなく、机上面もバリアフリーというのは何事にも代えがたいのです。
デスクの横に置く低めの本棚をお探しの方は、ぜひ候補のひとつに加えていただければと思います。
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