100円均一のペントレーはNG!引出しには縦横自在に動かせる仕切り板を

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引出しの中を整然と仕切ると気持ちが良いものです。しかし、引出しの中にあるモノの大きさや数は一様ではありません。そのため、そこにあるモノに合わせて仕切り方をアレンジしてやる必要があります。

100円ショップでペントレーを買ってきて片づけようとしたけどどうもシックリ来ない…という場合は仕切り方が間違っているのかも。今回は100円均一のペントレーなどがNGの理由と、正しい仕切り方を紹介したいと思います。

 

100円均一のペントレーはNG!

100円均一のペントレー

100円均一で売られているペントレーが使いにくい理由は、仕切り板が縦方向にも横方向にも動かせないからです。モノの大きさは様々なのに、仕切られたマスの大きさは画一的で、まったくフィットしないことが多いのです。

しかも多くの場合、引出しのサイズにも合いません。おまけに、引出しの中でズレてしまうことが多くなります。だから最初は便利かと思って買ったのに、実際に使ってみると仕切り板をまたいで大きめのモノを乗せてしまったりするんですね。

伸縮式トレーでも使えないことが多い

100円均一ではない伸縮トレーであっても、やはり使いにくいと言えます。ペンやカトラリーだけを収納するなら、モノの長さに合わせることができ、引出の大きさにもある程度合わせることが可能ですが、そこに例えばハサミ、ホッチキス、しゃもじ、フライ返しなどを持ってこようものなら、たちまち横方向の寸法が合わずに仕切り板をまたいでモノを乗せるかたちになってしまいます。

盲点が2つあります。ひとつは、意外と同じような大きさのモノはそんなに多くないということ。よほどの文房具マニアでもない限り、こういったペントレーに合うだけの量のペンを持っていたらちょっと多すぎです。また、ティースプーンと箸は同じ長さではありません。ティースプーンの長さに合わせれば箸が入らなくなり、箸に合わせればティースプーンの周りに余計な空間が空くばかりかティースプーンが仕切りの中で動き回ることになります。

もうひとつの盲点は、理想と現実のギャップです。理想としてはペントレーを使ってキレイに仕切りたい。けれどもこんな風にゆとりを持って仕切ろうとすると相当のスペースが必要になります。結果、ペントレーを置いたものの使いにくく、周りのスペースにゆとりがなくなって、ペントレーの上に大きめのモノを乗せてしまったりして、かえって引出の中がグチャグチャになるのです。

 

ポキポキ仕切り板もNG!

縦横自在に引出しを仕切る方法として、100円均一でも売られている「ポキポキ仕切り板」を使う方法があります。1cm単位で好みの長さにポキッと折って、「井」の字型に組み合わせることで引出しの中を仕切るアイテムです。同様のものにプラスティックダンボール製でハサミで切って使用するものがあります。

このタイプの仕切り板は前述の伸縮トレーと異なり、縦横自在に引出しを仕切ることが可能です。ただ、問題が2つあります。一つ目は耐久性が低いこと。簡単にポキッと折って長さを調整できるのは便利ですが、使っている尻から折れていきます。プラスチックダンボール製のものも同様で、簡単にハサミで切れるのは良いのですが、それだけ弱いのです。簡単に折れ曲がってしまいます。

2つ目のの問題は、意外と安定しないことです。1cm単位で長さを調整できればかなり引出にフィットしそうですが、意外とフィットせず、引出しの中でユサユサと揺れて動いてしまいます。

 

滑り止めシートの上にプラ箱が正解!

まず2軍のカトラリー類を収納

では、どのようにして引出しを仕切るのが良いのでしょうか。私がこれまで試した結果、もっともコスパが良いのは、100均の滑り止めシートを敷いてからその上に同じく100均のイノマタ化学の「キッチントレー」などのプラ箱を置く方法だと思います。

滑り止めシートの上に乗せたプラ箱は非常に安定しています。強度も問題ありません。プラ箱を左右に動かせばモノの量や大きさに合わせて位置を調整するのも簡単です。そして、コストも安い。不要になった場合も、ペントレーの場合は意外と他に使い道がないですが、滑り止めシートとプラ箱それぞれは汎用性が割りと高いと言えます。

 

なお、かつてはセリアでしか入手できなかったイノマタ化学のキッチントレーも、現在はダイソーやキャンドゥでも入手可能です。また、滑り止めシートも以前はカーペット用しか置かれていないことが多かったのですが、近年はキッチン用の網目が細かいものの取り扱いが増えました。このようにどこでも容易に手に入るという点も大切なことだと思います。

というわけで、100均の滑り止めシートとプラ箱を使った引出しの仕切り方は現在のところもっともパーフェクトな方法です。是非お試しください。

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コメント

  1. ぽんぽこ より:

    収納マンさん

    「引き出しには100均の滑り止めシート」けだし名言です。

    これすごいーということで、娘や妹にも教えちゃいました。

    実は、片付けられない女を自負してる私なので、100円ショップは、鬼門ではないかと敬遠してたのですが、勇気を出して、近所のダイソーに、この滑り止めシートを探しに行き、店員さんに聞くと、
    最初、食器棚に敷く、白いぺらぺらのロールを教えられ「???」画像と違う、
    で、再度訪問し、最初は、バスマットに敷く、目の粗いメッシュを勧められ、
    購入して、うーん、これだと、なんか、いまひとつだなーと、で、もう一度、収納マンさんの記事をいくつか、読み込むと、もっと、目の詰まった滑り止めシートの方を、お勧めしてる、ということで、ダイソー三回目訪問して、やっとゲットして、食器棚に敷いてみると、嘘〜ほんと〜すごいーなにコレーーーーーというくらい、便利!!!

    この感動を伝えたくて、コメント欄に投稿させていただきました。

    (以前、購入したダイソーの仕切り板は捨てました、やっぱ、100均だからだめねー、使えるのはクリアファイルとバスケットくらいと思ってましたが、100均、便利なものは便利なんですね)

    滑り止めシートとプラ箱それぞれは汎用性が割りと高い、、おっしゃる通りです。

    どうしても雑誌やネットの画像は、見せる画像で、実態とは違いますよね。
    これで、キッチンの引き出しや、文具の引き出し、整理しやすくなりました。

    • 収納マン より:

      ぽんぽこさま

      名言とまでおっしゃっていただくのは恐縮です^^;

      でもホント、滑り止めシートとプラ箱だけで、洋服以外はほとんど仕切ることができます。
      ピッタリ合うプラ箱を探すのもなかなか楽しいですし、紙の箱を切っても良いです。
      紙だと耐久性はありませんけど、どうせ引出しの中のモノって常に移り変わりますから、その度に作り替えれば良いわけで。

      滑り止めシートも数年前までは玄関マット用の目の粗いものが多くて、キッチン用の目が細かいものがいつでも買えるようになったのは本当にここ2~3年ですね。
      本当に便利になったと思います^^