「キッチンの床下収納って、何を入れたら良いんですか?」・・・意外とそんな質問を受けることがよくあります。床下に収納するのに適したモノは以下の3つの条件に当てはまるものです。
- 使用頻度が低いモノ
- 重いモノや割れモノ
- 比較的賞味期限が長いモノ
これら3つの条件のうち、ひとつもしくは複数が当てはまるモノを以下に具体的に挙げていきましょう。
使っていない食器(引き出物など)
どこのお宅でも、結婚式の引き出物でもらった食器など、使っていない食器があります。それらをシステムキッチンの吊り戸棚に上げていることも多いのですが、食器は重くて割れやすいモノですからあまり好ましくありません。かと言って下のほうに収納するスペースが他にあるなら良いですが、そこは使いやすい場所なので他のモノが既に占領してしまっています。
その点、床下収納は割れモノを収めても落ちてくる心配がなく、重くても上から下すよりは出し入れが楽です。しかも床下収納は開けるのも閉めるのも面倒なので使い勝手があまり良くなく、使用頻度の低いモノを収めるのに適していると言えます。
自家製の味噌や梅酒など
床下収納は一般的に室温よりも温度が低いので、本来長期の保存が可能な自家製の味噌や梅酒などを貯蔵しているのに向いています。しかもこれらはいずれも重くて割れやすいモノ。まさに床下収納にうってつけのものと言えるでしょう。
他にも、缶詰、砂糖など、長期保存可能なもので湿度の影響を受けない食品なら床下収納に入れることが可能です。床下収納は外気に接しているために湿気が入り込む可能性があり、キッチンでこぼした水が流れ込む場合もあるので水気には少し注意が必要です。
酒類や飲料のストック
一升瓶のお酒やビールの入った段ボール箱は大きいので置き場所を確保するのが難しいですが、床下収納ならそれらを収納するのにピッタリです。床下収納はかなり大きなスペースなので一升瓶やダンボール箱でも問題なく入りますし、典型的な冷暗所なので酒類の変質を招く心配がないからです。床下収納は言わば、「我が家のワイナリー」なのですね(笑)
頻繁に開け閉めするには不便な場所なので普段飲む分は別の場所に収納するほうが良いと思いますが、たまに開け閉めすることでそのスペースやそこに収められたモノのことを忘れてしまうことを避けることができます。
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