先日も少しお伝えしました通り、無印良品のスチールユニットシェルフがリニューアルされました。これまでグレーだった色がライトグレーになり、価格も安くなっています。
実際、どんな風に変わったのか?本当に安くなって良いこと尽くめなのか?昨日店舗に足を運んだら新旧商品が並んでいましたので、今回のリニューアルで気づいた点を詳しくお伝えしたいと思います。
※当記事は2019年2月18日現在の情報に基づいています
色がグレーからライトグレーに
【旧仕様】セット・ワイドミニ・グレー
【新仕様】セット・ワイドミニ・ライトグレー
まず色の変化から見ていきたいと思います。色の表記はグレーからライトグレーに変わりました。上記2枚の写真を比較しても色が「ライト(=明るい)」になったことは間違いありません。
なので私はてっきり、ポリプロピレンケース引出式やPPファイルボックスに採用されているホワイトグレーに近い色だと思っていました。しかし、実物を見てビックリ!グレーっぽさはまったくなく、まんまホワイトなのです!
これを見てグレーが混じっていると感じる人がいたら教えて欲しいというくらいにホワイト。無印良品の冷蔵庫の側面と変わらない、ツヤありの白色なのです。
無印良品のスチール製デスクもライトグレーとなっていますが、これとも明らかに色が違います。スチール製デスクはちゃんとグレーが混じっています。なのにスチールユニットシェルフのライトグレーは真っ白です。
ホワイトグレーのポリプロピレンケース引出式を置いて比較してみましたが、やっぱりホワイトです。にもかかわらずあくまでライトグレーと名乗るのは、地金が透けて見えるということなのでしょうか?
ちなみに、グレーからほぼホワイトになって良かったという向きもあるかもしれませんが、意外とチープに見えます。私は正直、「やっぱり元のグレーのほうが良かったかも?」と思ってしまいました。もしくは、カインズのマットホワイトのほうが良いかもしれません(笑)
セット価格が最大21%安く
商品名 | 旧仕様 | 新仕様 | 変化率 |
---|---|---|---|
セット・ワイド大 | 15,750円 | 12,900円 | -18% |
セット・ワイド中 | 12,075円 | 9,990円 | -17% |
セット・ワイド小 | 8,925円 | 7,990円 | -10% |
セット・ワイドミニ | 7,350円 | 6,990円 | -5% |
セット・大 | 12,600円 | 9,990円 | -21% |
セット・中 | 9,450円 | 7,990円 | -15% |
セット・小 | 7,875円 | 6,990円 | -11% |
追加棚・幅112cm用 | 2,490円 | 2,490円 | 0% |
追加棚・幅84cm用 | 1,890円 | 1,890円 | 0% |
追加棚・幅56cm用 | 1,490円 | 1,490円 | 0% |
追加棚・幅42cm用 | 1,190円 | 1,190円 | 0% |
追加用帆立・特大 | 3,090円 | 3,090円 | 0% |
追加用帆立・大 | 2,590円 | 2,590円 | 0% |
追加用帆立・中 | 1,990円 | 1,990円 | 0% |
追加用帆立・小 | 1,490円 | 1,490円 | 0% |
追加用帆立・ミニ | 890円 | 890円 | 0% |
クロスバー・特大 | 690円 | 690円 | 0% |
クロスバー・大 | 590円 | 590円 | 0% |
クロスバー・小 | 550円 | 550円 | 0% |
上表はこのたびリニューアルして発売された新仕様(ライトグレー)の全商品と旧仕様(グレー)の価格を比較したものです。これを見ると、実はバラ売りのパーツはまったく安くなっておらず、セット品だけが安くなったことが分かります。また、セット品は大型で単価が大きいほど値下げ率が大きくなっており、約5~21%の値下げとなっています。
無印良品としては、カインズやDCMなどが類似品をどんどん投入してくる現状、なんとか対抗しなければならない。けれども利益率もしっかり確保しないといけないということで、競合しやすいセット品の価格を下げる一方で、競合しにくいバラ売りのパーツは価格を据え置いたものと考えられます。
そういう内情を推測するとちょっと興醒めするところもありますが、消費者としては安くなって損はないわけで、素直に喜ぶべきなのでしょう。
バラ売りパーツとセットの価格の比較
商品名 | 新パーツ合計 | 新仕様セット | 変化率 |
---|---|---|---|
セット・ワイド大 | 15,810円 | 12,900円 | -18% |
セット・ワイド中 | 12,130円 | 9,990円 | -18% |
セット・ワイド小 | 9,240円 | 7,990円 | -14% |
セット・ワイドミニ | 7,450円 | 6,990円 | -6% |
セット・大 | 13,730円 | 9,990円 | -27% |
セット・中 | 10,490円 | 7,990円 | -24% |
セット・小 | 8,000円 | 6,990円 | -13% |
従来はスチールユニットシェルフをセットで買ってもバラで買っても価格がほとんど変わりませんでしたが、リニューアルに伴う事実上の値下げによってどのような影響があるか見てみましょう。上表はパーツをバラで買ってセット品同様の組み合わせにした場合とセット品の価格の比較です。
基本的には旧仕様と新仕様の価格の比較に近い変化率ですが、「セット・大」が約27%、「セット・中」が約24%と、かなり値引きされていることが分かります。3台分以上を連結させて使用する場合は特にセット品を積極的に使ったほうがお得と言えそうです。
奥行25cmタイプ廃番?オプションパーツは?
ではセット品が安くなったことでメリットしかないかと言うと、そうでもなさそうです。リニューアルされたライトグレー色は先の表に挙げたものが全部で、残りのアイテムは少なくとも現時点ではグレーのままとなっています。
奥行25cmタイプはひょっとすると在庫限りで廃番になるのかもしれません。また、上写真のつっぱりパーツや帆立補強パーツ(コの字バー)などはまだライトグレー色が用意されていないので、色が合わないことを承知でセットするか、ライトグレー色が発売されるまで待つしかなさそうです。もっとも、永久にリニューアルされない可能性(=廃番)もありますが。
ということで、このたびのスチールユニットシェルフのリニューアルにより、色が事実上ホワイトになりました。また、セット品は値下げされた一方で追加パーツは据え置きとなりました。3台分並べるかたちで連結する場合は1台分+追加パーツという買い方ではなく、2台分買うかたちのほうが安上がりになりそうです。
ただ、これからスチールユニットシェルフを買い揃えようと思う方にとっては悩ましいところかもしれません。グレーの塗装色が関係しないオーク材のボックスなどはともかく、つっぱりパーツや帆立補強パーツのライトグレーがいつ発売されるか分からないからです。このあたりはできるだけ早く明らかにしてもらえるとありがたいですね。
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