少し前からリビングのカーペットを買い替えようと思っていました。芯の綿が痩せてきたし、縁の部分もちょっと傷んでいるからです。デザイン的にも変えてみたいという気持ちもありました。
そこであちこち行くついでに色々見て回るのですが、どうもしっくりくるものがなく。シャギー感があって、円いのが良いかなーと思っていたら、ちょうどそのチャンスが巡ってきたのです!楽天市場の「ラグ&カーペット専門店 ラグリー」さんがラグを提供してくれて、こちらでレビューさせていただくことになりました。
楽天プレミアムパートナーという、amazonのVINEメンバーのようなかたちのレビューです。こちらでは初めての取り組みですが、ひょっとしたら最初で最後になるかもしれません(苦笑)
※この記事は2019年6月27日時点の情報に基づいています
160cm円形シャギーラグ・レーベン2
今回ラグリーさんからご提供いただいたのは、「レーベン2」という直径160cmの円形シャギーラグ。国内最大のカーペット産地である大阪は泉州にある、大正時代から続く老舗メーカーの製品で、なんとお値段は税込21,400円。なかなかの高級品です。
「マジでこんな高価なものもらっちゃって良いんですか?」って感じでしたが、厚かましくも頂戴した次第です。
タタミでお届け?
高級なカーペットというのは通常、販売店は折り畳むことを嫌います。なので、当然に巻いた状態でかなり重いものが届くと覚悟していたのですが、荷姿は明らかに「タタミ(折り畳んだ状態)」でした。
「洗濯OKで丈夫だから問題ないのかなー?」と納得することにしましたが、重さも思ったより軽くて約4kg。「高級だからこそフワフワで軽い材質に違いない!」と期待することにしました。
光沢感のあるシルバー
梱包を解くと、光沢感のあるシルバーのラグの姿が見えました。触り心地も気持ち良い!
けれど、「これ、本当に2万円もする?」とこの時点で思ってしまいました。ニトリなどでコスパの良いラグを見慣れてしまって、私の目利きが衰えてしまったのでしょうか。
約15mmの程良い長さの毛足
気持ちを切り替えて、レーベン2の良いところを探していきましょう。まずは毛足。長すぎず短すぎずの約15mmの毛足は、表面がふわっとしていて気持ち良いです。光沢感があって陰影が美しいのも素敵です。なお、表面の素材はポリエステル100%です。
基本的には年中通して使えないこともないですが、基本的には3シーズン用かと思います。せめて年に1度は敷き替えないと、インテリア的には良くないですものね。
縫製がとてもシッカリ!
また、レーベン2の縫製はとてもシッカリしています。さすが国産!地味なことですが、なかなか中国産ではこうはいきません。
ホットカーペット・床暖房OK!
レーベン2の裏地は不織布で、ホットカーペットや床暖房にも対応しています。滑り止めは付いていませんが、クッションフロアの上なら滑ることもなく。ただし、フローリングだと普通に滑るかもしれません。その場合は下に滑り止めシートを敷いたほうが良いですね。
リビングが広く感じる!
御託はさておき、早速ラグを敷いてみました!
まさにイメージ通り!さすがインテリアコーディネーター!今までよりリビングが広く感じられます!やっぱり、床が見えている面積が広ければ広いほど、部屋が広く見えますねー。
しかも質感が落ち着きました。しっとりとした大人の雰囲気。これは期待通りながら期待以上です!
ビーズクッションとのコンビも良い感じ
ニトリのビーズソファ「Nストレッチ」と並べても良い感じ。そろそろヘタってきたのでアレですが(苦笑)、中間色の床面に白っぽいシルバーの円形ラグ、ダークブラウンのビーズクッションで、メリハリがついた感じがします。
販売元は岡山県倉敷市の荻原?
レーベン2を敷いた感じは総じて満足だったのですが、ここで一つ疑問が。レーベン2のタグを見ると、販売元は岡山県倉敷市の荻原株式会社となっています。
あれ、泉州の老舗メーカーじゃなかったですか?しかも商品名は「レーベン2」ではなく「デタント」となっています。
製造者は日本カーペット工業組合?
不思議に思いながらラグの裏に貼り付けられたシールを見ると、製造者は大阪市西区の日本カーペット工業組合。やはり泉州ではありません。
こうなったらストーカーのように調べ尽くしてやる!というわけで、製造元を特定しました。
本当の製造元はたぶん泉大津市の吉田房織物
収納マンの徹底調査によると、おそらく本当の製造元は泉大津市の吉田房織物株式会社。泉大津市と言えばもちろん泉州ですし、創業は大正13年、ISO9001とISO14001取得工場という点でも説明と合致します。工場の建屋も同じです。
別に隠していたわけじゃないと思いますが、本当に泉州の老舗メーカーだったということでホッとしました。
しかしながら、開梱時に「これ、本当に2万円もする?」と思ったのは私の見当違いではありませんでした。敢えてここには書きませんけど、本来の商品名でamazonや楽天市場で検索してもらうと私が思った通りの値段が出てくるはずです。もっとも、もっと高い値付けのところもありますし、そもそも定価が分からないので何とも言えないところはあるのですが。
値段のことはともかく、商品名が差し替えられているというのがちょっとねー。家具業界でも製造元を表示せずに地場の組合の名前で売ったり、商品名をいじったり、二重価格で売ったりということが多々あります。そこは業界の慣例として、私が忖度すべきなのでしょうか?(苦笑)
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