実家の片づけの際はたくさんのモノを捨てました。その中でももっとも忘れられない存在が、イトーキのスチール製キャビネット(上写真)です。ジモティーを通じて引き取ってくれた人がたまたま不動産屋の人で、これが縁となって実家の売却に至ったからです。
当時の私にはただの粗大ゴミにしか見えなかったのですが、よく見るとレトロでオシャレに感じます。どこにでもありそうで、いざ買おうと思っても状態の良いものを探すのは結構難しかったりするのでしょうね。
そして、こういうスチール製キャビネットはかなり重いです。あまり軽い気持ちで家の中に運び込めるものではありません。
そう考えると、今回ご紹介する天馬の新商品は良いところに目を付けたんじゃないかと思います。
※この記事は2022年10月11日時点の情報に基づいています(2023年7月28日一部更新)
天馬・VAZZO ペグキャビネット
今回ご紹介するのは天馬の「VAZZO ペグキャビネット」です。”VAZZO”の読み方が分からなかったので調べたところ、イタリア語では”ヴァッツォ”と読むみたいですが、意味は分かりませんでした。
それはさておき、こちらのキャビネットは天馬が作るだけあって、スチールではなくスチロール樹脂とポリプロピレン樹脂でできています。そのため、幅355×奥行355×高さ765mmというサイズでも、スチールよりも軽い4.26kgとなっています。
パネル状のパーツを組み立てて完成
VAZZO ペグキャビネットは組立式です。パネル状のパーツを組み立て、脚を取り付ければ完成です。間違えて組み立てると抜けないとの警告のメッセージが強めに出ていますが、向きがちゃんと表示されているのでその心配は少ないでしょう。
棚板は4段階で調節可能
中はこんな風に棚板が付いていて、4段階で高さを調節できるようになっています。なお、扉にはラッチが付いており、閉めるだけで軽くロックされます。
ハコットとモバイルボックスがぴったり
また、VAZZO ペグキャビネットは「ハコット トランク」や「VAZZO モバイルボックス」と組み合わせて使うことができる内寸になっています。サイズはもちろん、色も合わせられるのが良いですね。
側面はペグボード
側面はペグボード(有孔ボード)になっているので、市販のフックなどを使って小物を掛けるなどすることができます。外側だけでなく、内側も利用できます。
なお、2台までなら積み重ねて使うこともできます。
キャスターの取り付けもOK
VAZZO ペグキャビネットは脚を外して、代わりに別売のキャスターを取り付けることもできます。でも、インテリア性を考えたらやっぱり脚のままのほうが良いでしょうね。
市販のスチールキャビネットより安い
VAZZO ペグキャビネットの価格は税込10,800円(テンマフィッツワールドの場合)。同じくらいの大きさの「プロフィックス ルームケース 3404」と比べるとかなり割高です。
一方で、事務用の小型ロッカーが1万円くらいから、上写真のようなレトロ感のあるスチールキャビネットだと3万円前後することを考えると、安いと言うこともできます。
というわけで、天馬のVAZZOペグキャビネットはそのデザインに価値を感じられれば、少なくとも高いと言われることはないのではないかと思います。軽くて扱いやすいという面もメリットと言えるでしょう。
一方で、当然ながらスチールに比べると頑丈さでは劣ります。また、組立式なら扉を左右どちら向きにでもセットできれば良かったのになーと思ってしまいました。
ともあれ、競合する商品はほとんどないので、売れる可能性は十分あるんじゃないかと思います。
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