イオン「組み合わせられるキッチン収納」はタワーと違って突っ張り式も!

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一昔前はキッチンの壁面収納と言うと、田窪工業所の「キッチンつっぱり棚」でだいたいOKという感じでした。しかし、今は選択肢が豊富になり、田窪工業所の商品を選ぶ場面はほとんどなくなってしまったと思います。

一方で、シェアを伸ばしているのが山崎実業の「tower(タワー)」シリーズです。突っ張り式こそないものの、システムキッチン周りの小物を収納するアイテムがたくさん用意されています。

amazonなどを見ると中華メーカーを中心に類似商品も多数登場していますが、このたびGMS最大手のイオンからも発売されました。

※この記事は2023年9月11日時点の情報に基づいています

 

イオン・組み合わせられるキッチン収納

このたびイオンのプライベートブランド「HOME COORDY(ホームコーディ)」から発売されたのは、「組み合わせられるキッチン収納」というシリーズです。

パッと見た感じ、山崎実業の「キッチン自立式スチールパネル」シリーズに見えるかもしれません。確かに、中国製でスチール製という点では類似性が高いと言えますが、そこは天下のイオンですから断じてパクリではないと豪語できるほどの違いがいくつもあります。

ラインナップ

ベース
商品名 型番 JANコード サイズ(mm) 耐荷重 税込価格
突っ張りスチールパネル HC-CUS21216-03WH23 4549414443523 447×50×606~1040 7.5㎏ 4,378円
スチールパネル400 HC-CUS21216-01WH23 4549414443509 410×160×458 5㎏ 3,278円
スチールパネル800 HC-CUS21216-02WH23 4549414443516 810×160×288 3,278円
コーナースチールパネル HC-CUS21216-04WH23 4549414443530 277×277×280 4,378円

ホームコーディの組み合わせられるキッチン収納シリーズはベースアイテムとして、山崎実業と同じスタンドタイプが2サイズ用意されているほか、突っ張り式とコーナータイプの2タイプも用意されています。後者は山崎実業にはないタイプです。

パーツ(フックタイプ)
商品名 型番 JANコード サイズ(mm) 税込価格
シェルフ HC-CUS21216-05WH23 4549414443547 250×135×45 1,078円
スリムシェルフ HC-CUS21216-06WH23 4549414443554 250×85×45
まな板掛け HC-CUS21216-07WH23 4549414443561 155×69×130
ボトル・スポンジラック HC-CUS21216-10WH23 4549414443608 180×98×45
鍋蓋・ボトルスタンド HC-CUS21216-08WH23 4549414443578 116×85×140 877.80円
ボトル・フリーラック HC-CUS21216-12WH23 4549414443431 180×98×45
コップスタンド HC-CUS21216-09WH23 4549414443585 170×75×142
スポンジラック HC-CUS21216-09WH23 4549414443592 50×54×52 657.80円
パーツ(マグネットタイプ)
商品名 型番 JANコード サイズ(mm) 耐荷重 税込価格
シェルフ HC-CUS21216-14WH23 4549414443622 250×128×130 2.0㎏ 2,178円
キッチンロールペーパーホルダー&ラップホルダー HC-CUS21216-19WH23 4549414443677 245×72×182 1.5㎏
ラップポケット HC-CUS21216-13WH23 4549414443615 170×72.5×130 1.0㎏ 1,628円
スリムシェルフ HC-CUS21216-15WH23 4549414443639 250×78×130 2.0㎏
ふきん掛け HC-CUS21216-17WH23 4549414443653 252×18×52 0.1㎏
4連フック HC-CUS21216-16WH23 4549414443646 220×29×45 0.2㎏ 1,078円
タオル&キッチンロールペーパーホルダー HC-CUS21216-18WH23 4549414443660 250×54×45 0.5㎏

※フック1本あたり

組み合わせられるキッチン収納シリーズで使えるオプションパーツは引っ掛けて使える「フックタイプ」8アイテムと、磁石でくっつく「マグネットタイプ」7アイテムがあります。

山崎実業では引っ掛け式の「キッチン自立式メッシュパネル」とマグネット式の「キッチン自立式スチールパネル」という2つのシリーズに分かれていますが、イオンはスチールパネルをラダー状にすることで一つのパネルで引っ掛けることもマグネットでくっつけることも可能にしています。

山崎実業「tower」シリーズとの比較

山崎実業
tower
イオン
HOME COORDY
商品名 サイズ(mm) 税込価格 商品名 サイズ(mm) 税込価格
キッチン自立式スチールパネル縦型 560×140×515 3,960円 スチールパネル400 410×160×458 3,278円
キッチン自立式スチールパネル横型 840×140×210 3,300円 スチールパネル800 810×160×288 3,278円
マグネット調味料ストッカーラック 185×120×85 1,540円 シェルフ 250×128×130 2,178円
マグネットキッチンペーパー&ラップホルダー 290×80×200 2,750円 キッチンロールペーパーホルダー&ラップホルダー 245×72×182 2,178円
マグネットラップホルダー スリム 135×60×140 1,430円 ラップポケット 170×72.5×130 1,628円
マグネットラックワイド 245×85×85 1,870円 スリムシェルフ 250×78×130 1,628円
マグネット布巾ハンガースリム 200×75×60 1,430円 ふきん掛け 252×18×52 1,628円
マグネットキッチンツールフック4連 165×350×60 1,320円 4連フック 220×29×45 1,078円
マグネットキッチンペーパーホルダーワイド 290×75×80 2,090円 タオル&キッチンロールペーパーホルダー 250×54×45 1,078円

※山崎実業の価格は2023年9月11日現在の&kitchen楽天市場店の場合

現在、山崎実業ではメッシュパネルよりもスチールパネルのほうが主流となっているので、後者をイオンと比較してみたいと思います。

上表をご覧いただければ分かる通り、価格はほとんど変わりません。また、イオンで用意されているパーツは山崎実業にも存在するものばかりで、山崎実業にはこれよりも多くの関連アイテムが用意されています。カラーもイオンはホワイトのみのところ、山崎実業はブラックもあります。

ちなみに、山崎実業の自立式スチールパネルには樹脂製のフックが8つ付属します。自立式メッシュパネルやイオンのパネルには付属しません。

 

以上の通り、イオンの組み合わせられるキッチン収納シリーズなら山崎実業と違って同じパネルでフック式もマグネット式も使えるというメリットがあります。また、突っ張り式やコーナータイプも用意されているというところが大きな違いです。

一方で、山崎実業のtowerシリーズには「フィルムフック キッチンウォールバー」「レンジフードメッシュパネル」が用意されており、そもそも突っ張り式を使う必要性は少ないかもしれません。また、イオンのフック式のパーツの多くは山崎実業ではマグネット式で用意されています。

なので、現状は敢えてイオンのほうを選ぶ理由はないんじゃないかと思います。

2024/06/06追記:ホームコーディのキッチン自立式スチールパネルはアネスティ(イシガキ)の「hack ステーションパネル」がベースになっているようです。ちなみに、突っ張りスチールパネルは山善の「RTK-45(WH)」に似ていますが、サイズが微妙に異なります。

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