天馬「フラップボックス」はカバコやカラボや折りコンより良いかも!

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IKEAのスチールラック「FJÄLKINGE(フィェルキンゲ)」

私は収納スペースは基本的にオープンを旨とするのが良いと考えています。扉が付いていたほうが見た目はスッキリしますが、中に何が入っているか分かりにくいうえ、出し入れが億劫になるからです。

ただ、そこに並んでいるのはオシャレな雑貨ばかりではありません。むしろ生活感満載の日用品ばかりということのほうが多いでしょう。そうすると、いくらオープン収納のほうが片づけやすいと分かっていても、扉を付けたくなるというものです。

このジレンマを解決できる商品はありそうで、これまでほとんど存在しませんでした。扉付きの収納家具は開けっ放しにすると扉が邪魔ですからね。しかし、このたびフィッツケースなどでお馴染みの天馬から解決策となり得る商品が発売されました。早速、ご紹介したいと思います。

※この記事は2026年7月27日時点の情報に基づいています

 

天馬/フラップボックス

今回ご紹介するのは、天馬の「FLAP BOX(フラップボックス)」という商品です。

写真でパッと見た感じは3段カラーボックスにフラップ扉が付いただけのようですが、こちらは1段タイプを3つ重ねた状態です。また、幅も奥行も高さも一般的なカラーボックスより一回り大きくなっています。

さらに、木製ではなくポリプロピレン樹脂でできています。そのため、本体だけでなく扉の開閉も軽いです。

宅配ボックスの室内版?

天馬のフラップボックスを最初に見たとき、「あれ?」と思いました。先に天馬から発売された「宅配ボックス」とほぼ同じ形状だからです。

スペックの比較
フラップボックス 宅配ボックス
外寸(mm) W600×D370×H415 W600×D370×H470
※脚なし:H410
内寸(mm) W515×D335×H305 W460×D330×H290
※受け取り可能サイズ
材質 再生材配合ポリプロピレン 耐候性ポリプロピレン
商品重量 3kg 3.2kg
天板耐荷重 5kg
耐荷重 最下段15kg、2段目以降5kg
積み重ね 3段まで可能
カラー ホワイト
ブラック
アッシュグリーン
オフホワイト
ダークグレー
製造国 日本
税込価格 3,980円 6,980円

※価格はテンマフィッツワールド楽天市場店の場合

フラップボックスと宅配ボックスのスペックを比較してみると、外寸など多くの項目がほぼ同じもしくは近似値となっています。宅配ボックスの受け取り可能サイズがフラップボックスの内寸より一回り小さいのは、手で出し入れできるように余裕を見ているからでしょう。なお、フラップボックスも宅配ボックスと同じく背面にワイヤーを通して固定できるようになっています(本来は屋外で役立つ機能)。

違いは扉の形状(宅配ボックスは小荷物投函口あり)、カラーバリエーションのほか、宅配ボックスには脚と配達員案内用シールが付属します。また、フラップボックスが再生ポリプロピレンを含むサスティナブル素材なのに対し、宅配ボックスは耐候性ポリプロピレンを使用しています。それで価格が高くなっているようです。

カバコとの比較

天馬のフラップボックスを見て、「いやいや、カバコがあるじゃないですか」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。確かにカバコも天板下にスライドインできる構造のフラップ扉を採用していますし、サイズ感も割りとよく似ています。

スペックの比較
フラップボックス カバコ・ワイドM
外寸(mm) W600×D370×H415 W600×D420×H310
内寸(mm) W515×D335×H305 W485×D245×H250
材質 再生材配合ポリプロピレン ポリプロピレン
商品重量 3kg 3.2kg
天板耐荷重 5kg 2kg
耐荷重 最下段15kg、2段目以降5kg 3段で26kg
積み重ね 3段まで可能
カラー ホワイト
ブラック
アッシュグリーン
ホワイト
クリア
製造国 日本
税込価格 3,980円 2,980円

※価格はテンマフィッツワールド楽天市場店の場合

フラップボックスとカバコ・ワイドMを比較した場合、主な違いは形状、サイズ、天板耐荷重、キャスターの取り付けの可否にあると思います。

まず、カバコは前面が傾斜しているとともに、全体的に丸みを帯びています。また、内側底面は凸凹としており、奥行や高さが短いです。フラップボックスは外も中もレクタングル(長方形)で、内側底面もフラットに近いため、雑誌を立てたり500mlのペットボトルを並べたりするのにも適しています。開口部面積もフラップボックスのほうが広くて、モノを出し入れしやすいでしょう。

また、いずれも天板にアルミ補強板が入っていますが、フラップボックスのほうが天板が丈夫です。一方、フラップボックスは脚の取り付けが可能な宅配ボックスと金型を共有しているためか、キャスターの取り付けはできなくなっています。

価格はカバコ・ワイドMよりもフラップボックスのほうが約34%高いです。しかし、実質的な容量が約77%もフラップボックスのほうが多いことを考えると、決して割高とは言えないのではないでしょうか。むしろ、冷静に比較すれば、「カバコよりもフラップボックスのほうが使いやすそう!」と思われる方が多いと思います。

折りたたみコンテナー片扉との比較

用途で言えば、意外と扉付きの折りたたみコンテナーと競合するかもしれません。この手の商品はたくさんありますが、今回は売れ筋のリス「折りたたみコンテナー 片扉 50L」と比較してみましょう。

スペックの比較
フラップボックス 折りたたみコンテナー
片扉 50L
外寸(mm) W600×D370×H415 W530×D366×H325
内寸(mm) W515×D335×H305 W493×D336×H310
材質 再生材配合ポリプロピレン ポリプロピレン
商品重量 3kg 2.4kg
天板耐荷重 5kg
耐荷重 最下段15kg、2段目以降5kg 10kg
積み重ね 3段まで可能 5段まで可能
カラー ホワイト
ブラック
アッシュグリーン
ベージュ
ライトブルー
製造国 日本
税込価格 3,980円 4,780円

※価格はテンマフィッツワールド楽天市場店とリスオンラインショップ楽天市場店の場合

折りたたみコンテナー片扉50Lはフラップボックスよりも幅が狭く、高さも低いです。しかし、内寸はほとんど変わりません。これは折りたたみコンテナー片扉50Lがフタ別売で、さらにフラップボックスは天板下にフラップがスライドインする構造だからと考えられます。

重量は折りコンのほうが軽いものの、フタ別売ですからそれほど大きくは違わないとも言えます。耐荷重や積み重ね可能段数については、各メーカーで基準が異なるので何とも言えないところです。

価格はフラップボックスのほうが安いです。折りコンなら折りたたんでコンパクトに収納できますが、折りたたまずに使っているお宅が多いのではないでしょうか。また、扉の開閉はフラップボックスのほうが手軽です。フラップボックスは完成品ということもあり、実際の使用シーンを想定すると、フラップボックスのほうがコスパと使い勝手に優れるんじゃないかと思います。

Nクリックボックスとの比較

フラップボックスは”カラーボックスは卒業。生活感を隠す収納へ!”とPRしています。しかし、どう考えてもカラーボックスのほうが安いです。コスパ重視という体質はなかなか卒業できません(苦笑←私のことです)

一方で、一般的な3段カラーボックスとフラップボックスではサイズが異なります。フラップボックスは完成品で組み立て不要ということもあり、高さが近くて組み立てが比較的簡単なニトリの「Nクリック ボックス ワイド3段」と比較してみることにしました。

スペックの比較
フラップボックス Nクリック ボックス
ワイド3段
外寸(mm) W600×D370×H415 W616×D298×H1247
内寸(mm) W515×D335×H305 W587×D282×H1215
※棚板の高さ調整が可能
材質 再生材配合ポリプロピレン パーティクルボード
商品重量 3kg 16.34kg
天板耐荷重 5kg 2kg
耐荷重 最下段15kg、2段目以降5kg 20kg/段
積み重ね 3段まで可能 不明
カラー ホワイト
ブラック
アッシュグリーン
ホワイトウォッシュ
ライトブラウン
ミドルブラウン
製造国 日本 マレーシア
税込価格 3,980円 7,990円

※価格はテンマフィッツワールド楽天市場店とニトリ楽天市場店の場合

フラップボックスを3段積み重ねた高さとNクリックボックス ワイド3段の高さは同程度。奥行はフラップボックスのほうが外寸、内寸ともに、2割前後大きいです。幅はほとんど変わりません。

それぞれのメリットを挙げると、まずフラップボックスは3段でもNクリックボックスの半分ほどの軽さです。分割して運ぶのも容易です。そして何より中身をスッキリ隠すことができます。

一方、Nクリックボックス ワイド3段は棚板の高さを自由に変えられるうえ、縦横自在に置くことができます。また、耐荷重も大きくて、オプションパーツが豊富です。

価格はフラップボックス3つで税込11,940円。対して、Nクリックボックス ワイド3段は同7,990円ですからフラップボックスのほうが3割以上も高くなります。ただし、Nクリックボックスのオプションパーツには扉がありませんから、自分で工夫する必要があり、追加の出費も発生します。

木製フラップ扉付キャビネットとの比較

フラップ扉付きの木製棚と比較するとどうでしょうか。ワイエムワールドの「組合せ自在 ディスプレイラック 6Beeシリーズ 2枚フラップ キャビネット」ならフラップボックスを2つ重ねた状態に近いサイズ感なので、こちらと比較してみたいと思います。

スペックの比較
フラップボックス 6Bee 2枚フラップ
キャビネット
外寸(mm) W600×D370×H415 W590×D350×H845
内寸(mm) W515×D335×H305 W550×D335×H330
材質 再生材配合ポリプロピレン パーティクルボード
商品重量 3kg 15.2kg
天板耐荷重 5kg 30kg
耐荷重 最下段15kg、2段目以降5kg 20kg/段
積み重ね 3段まで可能 不明
カラー ホワイト
ブラック
アッシュグリーン
ホワイトオーク
セピアナチュラル
ツートンB
製造国 日本 ベトナム
税込価格 3,980円 7,900円

※価格はテンマフィッツワールド楽天市場店とワイエムワールド楽天市場店の場合

フラップボックス2つと2枚フラップ キャビネットのサイズはほぼ同じ。価格もほぼ同じで、違いは主に重量、耐荷重、完成品か組立品かといったところでしょうか。

フラップボックス2つで重量は6kg。それに対し、2枚フラップ キャビネットは2.5倍以上の15.2kgもありますから、移動は容易ではありません。一方で、2枚フラップ キャビネットのほうが耐荷重は大きいので、雑誌など重いモノをメインに収納したい場合はこちらを選んだほうが良いでしょう。

 

以上の通り、天馬のフラップボックスと宅配ボックス、カバコ、扉付き折りコン、Nクリックボックス、2枚フラップ キャビネットを比較してみました。フラップボックスだけを見ると価格がちょっと高く感じられるところですが、なかなかどうして競争力は十分ありそうです。

特にフラップボックスは扉付き折りコンと比較すると魅力を強く感じます。価格は手頃で、扉の開閉がしやすく、見た目が良いうえに、完成品ですからね。近年の扉付き折りコンの売れ行きを見ていると、フラップボックスは大ヒットする可能性があるんじゃないかとすら思います。

ほか、カバコではちょっとモノを収めにくい、Nクリックボックスやカラーボックスでは中身が丸見えになってしまう、木製フラップ扉付キャビネットでは見た目も重量も重すぎると感じる場合には、フラップボックスは十分に検討に値するでしょう。いやはや、楽しみな商品ですね。

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