IKEAのスチールラック「FJÄLKINGE(フィェルキンゲ)」組み立ててみた

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

収納マンの新居

新居の駐車場のコンクリートが固まったので、ようやく一昨日から自由に出入りできるようになりました。これから順次、家具などが届く予定です。

荷受けの度に仮オフィスと新居を何度も往復するのは大変なので、まず私の事務所を引っ越します。そのためにはまず事務所の家具を揃えなければなりません。

というわけで、早速IKEA(イケア)から届いたスチールラックの「FJÄLKINGE(フィェルキンゲ)シェルフユニット引き出し付き」を組み立てました。

※この記事は2020年3月27日時点の情報に基づいています(2022/09/19一部更新)

 

シェルフユニットの組み立て

フィェルキンゲの荷姿

FJÄLKINGEの荷姿

フィェルキンゲを含むIKEAの家具一式は、普通の運送会社のトラックで届けられました。時間指定はできませんでしたが、当日の朝に大まかな到着時刻の連絡はありました。

今回購入したフィェルキンゲは幅約120cmの棚が2本に引出しが1セット。そのため、棚板と支柱一式がそれぞれ2箱ずつ、引出しパーツ一式が1箱です。スチールなのでめちゃぐちゃ重いのですが、今回は3万円以上購入で送料無料というキャンペーン中だったため、玄関まで運んでくれてすごく助かりました。

ちなみに、横に置いた椅子は同じく事務所で使う「JANINGE(ヤニンゲ)チェア アームレスト付き」です。

2022/09/19追記:2020年3月の購入時点ではフィェルキンゲ本体が1本あたり税込16,990円、引出しが同8,000円でしたが、現在はそれぞれ19,990円と12,000円に約18~50%も値上がりしています。なお、ヤニンゲチェアのアームレスト付きは販売を終了した模様です。

まずはフレームの組み立てから

電動ドライバーで フィェルキンゲのフレームを組み立て

まずはフレームを組み立てていきます。フィェルキンゲには簡易の六角レンチが付属していますが、とてもじゃないですけどそんなものでは追いつきません。電動ドライバーでドリドリとフレームを組み立てていきます。

キズなんて気にしない!

フィェルキンゲのフレームのキズ

フィェルキンゲはおよそユーザーのことなどまったくお構いなしの非常に開梱しにくいパッケージに包れています。それでも、あちこちにキズがあります。パッケージに損傷がないことから、おそらく生産工程でついたものでしょう。

まあそんなことを気にしていたら、IKEAの家具なんて買えません。キズがある部分が目立たないようにパーツの配置を考えながら組み立てましょう。

組立には広いスペースが必要

フィェルキンゲの組立には広いスペースが必要

幅118cm、高さ193cmのフィェルキンゲを組み立てるには、十分なスペースが必要です。8畳間でも半分くらいを使わないと組み立てられない感じです。

約1時間で2セット分のフレームが完成

約1時間で2セット分のフレームが完成

途中でミスなどがなければ、約1時間ほどで2セット分のフレームが完成します。

棚受けの向きに注意!

フィェルキンゲの棚受けの向きに注意!

実は、一通りフレームを組み立て終えてから間違いに気づき、30分ほど掛けて組み立て直しました(苦笑)棚受け金具は側面に取り付けるのではなく、正面から見て見える向きに付けなければならなかったのです。

何度も店頭でフィェルキンゲを見ているのに、完全に忘れていました。パイン材シェルフのイーヴァルを含め、ヨーロッパの家具はこの向きの棚受け金具が多いですね。

棚板のビニールを剥がして悟りを開く

フィェルキンゲの棚板のビニールを剥がして悟りを開く

重いフレームを運び、組み立てるだけでもなかなかの重労働ですが、お次は棚板を保護している青いビニールを剥いていきます。

全部で12枚。この作業は完全に修行です。棚板の接合部にビニールが残ってしまっても、もはや何の感情もありません。

棚板をセットしてひとまず完成

フィェルキンゲ2セット分がひとまず完成

棚板をセットすればシェルフユニットらしくなりました。棚板のすき間に取り残された青いビニールが見えないよう、適材適所に配置するのがポイントです。

 

引き出しパーツの組立て

パーツの多さにウンザリ

フィェルキンゲの引き出しパーツの組立て

続きまして、引き出しパーツの組み立てです。ここまででも結構疲れているので、組み立て好きな私でもさすがにこのパーツの多さにはうんざりしてしまいます(苦笑)そもそも、箱から出すだけでも重労働ですから。

側板パーツをシェルフにセット

側板パーツをシェルフにセット

無駄口を叩かずにキリキリ働きましょう。まずはシェルフユニットに側板パーツをハメ込みます。

桟をセット

桟をセット

お次は側板と側板の間に桟を2本セットします。なかなかタイトです。

スライドレールを取り付け

スライドレールを取り付け

スライドレールを4本、ネジで取り付けます。

約6mm厚の引出し底板

約6mm厚の引出し底板

引出しの底板は約6mmあり、その点だけで言えば国産の婚礼タンス並みに丈夫です。おまけに、底板を補強する桟まで付いています。

引出し2杯が完成

2杯の引出しが完成

残りのパーツが少なくなってくると、少し元気が出てきました。こうして2杯の引出しが完成。あとはこれらをシェルフにセットするだけです。

レールに引出しを乗せる

スライドレールに引き出しを乗せる

スライドレールの前後には爪が2本出っ張っており、そこに引出しの穴の部分を引っ掛けます。さらに、プッシュ式の爪(上写真の矢印)を押し込んでセット完了。プラスチック製なので、力加減が難しいです。

引出しはソフトクローズ

フィェルキンゲの引出しはソフトクローズ

こうして引出しが完成。引出しのパッケージの開梱から設置完了まで1時間ほど掛かりました。

スライドレールはソフトクローズとなっており、開閉はとてもスムーズです。ただし、フルスライドレールではないので約2/3程度しか開きません。

 

完成までのラストスパート

連結パーツで2台を合体

フィェルキンゲの連結パーツ

さあ、最後のひと踏ん張りです。2本のフィェルキンゲはそのまま並べるとガタガタで足並みが揃わないので、付属の連結パーツで合体させます。上と下と2ヶ所留めれば足並みがキレイに揃います。

アジャスターで高さを調整

アジャスターで高さを調整

足元のアジャスターで高さを調整します。これで床の不陸もクリア。

転倒防止金具を取り付け

転倒防止金具を取り付け

最後に転倒防止金具で壁に固定します。ちゃんと壁に固定しないと、またIKEAの家具で死人が出ますからね。笑い事ではありません。

取扱説明書ではこれらの手順が棚の組み立ての最後に書かれていますが、引出しの取り付けが完了してからがベターだと思います。引出しの組み立てに使用するネジを背面に落としてしまい、棚を動かさないといけなかったりするからです。

ちなみに、壁に固定するネジは付属していません。設置場所に応じて最適なものを自分で選べということでしょう。私の事務所では一通り事務機器などを収めてから、カベロックで固定する予定です。

2022/09/19追記:後日、北川工業の「スーパータックフィットTF-M」で壁に固定しました。カベロックを使うと棚の裏側に石膏ボードの粉が落ちて掃除をするのが面倒だからです。

 

フィェルキンゲ完成!

フィェルキンゲ完成!

こうしてトータルで3時間ほど掛けて(ミスして解体&再組立を含む)、引き出し付きのフィェルキンゲが完成しました。喜びはもちろんあるものの、正直疲れました(苦笑)とてもじゃないですが、このまま梱包材の処分までする気にはなれません。

でもまあ、商品そのものには満足です。よく見るとあちこちにキズはあるものの、パッと見た感じは白くてキレイですし、引出しの開閉もスムーズです。奥行が35cmあるので、A4ファイルや雑誌、プリンターなどを置くにも最適なサイズ感だと思います。

一方で、家具の組み立てに苦手意識がある方にはとてもじゃないですけどオススメできません。組み立て好きの私でも途中で職場放棄したくなるほど地味に面倒臭いです(苦笑)体力もそれなりに必要ですし、電動ドライバーがないと組み立ては不可能に近いと思います。

我こそはという勇者は是非チャレンジしてみてください♪

関連記事

IKEA「プラッツア」にスチール製ユニットシェルフが大量投入された件
IKEA(イケア)の2020春夏カタログでは「PLATSA(プラッツァ)」シリーズが大幅にラインナップを増やしました。スチール製のオープンシェルフユニットがたくさん追加されたことで、従来パックスやベストーと比べて分かりにくかった存在意義が明確になったと思います。無印良品のスチールユニットシェルフと比較しても組み合わせに独自性が感じられます。
IKEAのパイン材ラック「IVAR(イーヴァル)」と「HEJNE(ヘイネ)」を比較してみた
IKEA(イケア)のパイン材ラック「IVAR(イーヴァル)」と「HEJNE(ヘイネ)」を比較してみました。価格が倍ほど違いますが、これは一言で言うとイーヴァルのほうが加工に手間とコストが掛かるからだと思います。どちらが良いかと言うと、むしろIKEAを出て無印良品でパイン材ユニットシェルフを買ったほうが良いでしょう。
無印良品の「スチールユニットシェルフ」をステンレス&パイン材と比較
無印良品の「スチールユニットシェルフ」がリニューアルされたのを受けて、改めてステンレスとパイン材と併せて比較してみました。スチールのセット品が値下げされたことでパイン材のセットよりも安くなりました。また、オプションパーツの多さでは現状はステンレスのほうが優位と言えます。
家具の地震対策グッズNo.1「スーパータックフィット」を選ぶメリット
北川工業の「スーパータックフィット」は家具の地震対策グッズとしてNo.1だと思います。そのメリットは壁に穴をあけない、つっぱり式と違って天井を持ち上げない、一般的な粘着式と異なり壁紙を損傷しない、賃貸住宅でも使える、おまけに目立たないといったところでしょう。

コメント

  1. 竹村 より:

    フィェルキンゲの購入を検討しており、非常に興味深く拝見しました!

    ひとつお伺いしたいのですが、たとえば引き出しユニットのみ購入し、床に直置きで上に天板などお置く形でも使用できるものでしょうか?

    • 収納マン より:

      竹村さま

      はじめまして^^

      フィェルキンゲの引き出しユニットは外箱の中に引出し内箱が収まっている構造ではなく、フレームに側板とレールをセットして引出し内箱を乗せる構造です。
      そのため、引き出しユニットのみで使おうとしても、ただの箱になってしまいます。

      また、引出しの底はフラットではないため、床に直置きできる構造でもありません。
      残念ながら^^;

      ※勝手ながらお名前を修正させていただきました

      • 竹村 より:

        ご返信ありがとうございます!

        御礼が遅くなり大変失礼いたしました。

        残念ながら想定していた使い方はできそうにないですね、、

        お忙しいところご丁寧にありがとうございました!