押入れに2列×3段=6杯タイプのチェストを使うメリットとデメリット

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押入れの収納のコツのひとつは、奥行を前後に分けて使うことです。たとえば、奥行40cmほどのキャスター付きチェストを前後に並べて使うと、手前は常に出し入れしやすくなります。奥にはシーズンオフの洋服などを収めると良いというわけですね。

一方で、「2列×3段=6杯タイプのキャスター付きの押入用引出式衣装ケースを使うという方法はどうか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実際、このタイプを使われているケースも決して少なくないです。

というわけで今回は、2列×3段=6杯タイプのキャスター付きの押入用引出式衣装ケースのメリットとデメリットを整理したうえで、メジャーな商品3アイテムをご紹介したいと思います。

※この記事は2018年9月20日時点の情報に基づいています(2023年4月16日一部更新)

 

2列×3段=6杯タイプのメリット&デメリット

メリット

  • 普通に6杯分を置くよりもコンパクト
  • 一度に押入れから取り出すことができる
  • やや割安

一般的に押入用引出式衣装ケース単品の幅は40cmを超えることが多く、それに対して6杯タイプは単品を2つ並べるよりも幅がコンパクトです。そのため、6杯タイプのほうがピッタリ収まるということが少なくありません。

また、引出6杯がセットになっているため、単品を6つ置くよりも押入れからの取り出しが容易です。そのため、掃除がしやすいというメリットがあります。

価格の面でもメリットがあります。6杯タイプは組立式であることが一般的で、流通コストが抑えられるので、単品を6つとキャスターを購入するよりも割安です。

デメリット

  • 大きいので押入れから出すと邪魔
  • 収納レイアウトの変更がしにくい
  • 引っ越しの際に困る可能性がある

次にデメリットですが、半畳近くの大きさがあるので、決して広くない家の中では押入れから出すとかなり邪魔です。

また、あまりに大きすぎるため、押入れ内での位置が完全に決まってしまいます。他の場所に移動して使うということは一般的に困難です。

組立式でも分解することは基本的にできません。そのため引っ越しの際に搬出するのが難しく、大きいため引っ越し先で使えない可能性もあります。

以上の通り、メリットもデメリットも微妙で、一概に良いとも悪いとも言えないのが難しいところです。しかしながら、一般的にあまり開閉がスムーズではないうえに、収納レイアウトの変更に融通が利かないことから、私としてはあまりオススメはしていないというのが実情です。

 

天馬・押入れ収納ケースWM-306

  • サイズ:740×700×630mm
  • 製造国:日本

以上のメリットとデメリットを踏まえまして、6杯タイプのキャスター付き押入用引出式衣装ケースを4つご紹介します。まずは天馬の「押入れ収納ケースWM-306」です。

こちらは関連商品に1段タイプや1列タイプもあるので、上下段で揃えて使いたい場合や、一間幅よりも広い押入れに向いています。また日本製なので品質的にも安心して使えるでしょう。ちなみにニトリの「押入れ収納ケース 引き出し3段2列」はまったく同じ商品と思われます。

 

JEJ・エミング・ロングストッカーEML-6

  • サイズ:806×680×680mm
  • 製造国:日本

JEJの「エミング・ロングストッカーEML-6」は前述の天馬のものよりも幅も高さも大きいです。一般的に押入れの中段から下は680mmもないことが多く、注意が必要でしょう。

関連商品に1列タイプもあります。ちなみに、カインズで扱われているのはこれと同じものではないかと思われます。

 

アイリスオーヤマ・押入れチェストOC-746

  • サイズ:740×700×634mm
  • 製造国:不明

アイリスオーヤマの「押入れチェストOC-746」は冒頭の天馬のものとほぼ同じサイズです。また、こちらも1段タイプがあり、全高が同じで引出しが深い2段タイプもあります。

 

以前は他のメーカーも扱っていたように思うのですが、今はほぼこの3つしかないようですね。そう言えば確かに、最近は取扱いが減っているように思います。メーカーとしても、大型の成型機が必要になるので、あまり作りたくないのかもしれません。

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