わたくし収納マンはオフィスの引出しで山崎実業の「立体斜めカトラリーケースtower」を文房具の収納に使っています。それまで普通のペントレーに入れてゴチャっとしていたのが、とても見やすく、しかも取り出しやすくなって、とても良い感じです。
でも、価格が税込1,485円もしますから、ちょっと高いよなーと思う人も多いのではないでしょうか。そのうち百均でも似たような商品が登場するんじゃないかと思っていたところ、セリアで見つけたので購入して参りました。
※この記事は2021年12月17日時点の情報に基づいています(2023年7月15日一部更新)
セリア×山田化学・引き出しカトラリー収納
JANコード | 4965534202923 |
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サイズ | 97×365×54mm |
材質 | ポリプロピレン |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 110円 |
このたびセリアのキッチン収納コーナーで発見したのは、山田化学の「引き出しカトラリー収納」です。山田化学ということはそのうちダイソーやキャンドゥなどでも買えるんじゃないかと思われるかもしれませんが、こちらは”セリアと山田化学が共同開発したもの”と書かれています。これは期待せずにはおれません。
3本のバーは組立式
このカトラリーケースは輸送効率を高めるために、一部が組立式になっています。カトラリーの柄の部分を支えるバーがシールで底面に貼り付けられているんですね。
組み立てを終えた状態
組み立てと言っても難しいことはありません。3本のバーを取り外したら、あとはそれぞれの場所に挿し込むだけ。一瞬で完成します。
山崎実業と比較
手持ちの山崎実業「立体斜めカトラリーケースtower」と比較してみましょう。幅は山崎実業が120mmに対しセリアは97mmと一回り小さいですが、奥行と高さはほぼ同じとなっています。
また、山崎実業のほうは20mm単位で仕切り板の位置を調整できる一方、セリアのほうは位置調節ができません。山崎実業はスクエアな形状で収まりが良いだけでなく見た目も素敵、セリアのほうは丸みがあってとてもチープな感じです。でも、100均のカトラリートレーでこの大きさを実現したというのは立派だと思いますよ。
文房具を収納してみた
それでは早速、引き出しカトラリー収納を試してみましょう。まずは立体斜めカトラリーケースtowerに収めていたのと同じ文房具を収納してみました。
しかし、これがまったく使い物になりませんでした。マトモに支えのバーに乗るのはハサミと定規くらいで、ペンはバーまで届かない長さです。一番手前のゾーンにペンを入れると、スッポリ入り込んでしまいます。
カトラリーを収納してみた
次に、イメージイラストにも描かれているカトラリーで試してみました。これならさすがに大丈夫だろうと思ったのですが、結果は全然ダメ。食事用のフォークやスプーンはOKとしても、ティースプーンなどは収まりが悪く、箸は滑り込ませるようにしないと入らないし出しにくいです。
キッチンツールを収納してみた
続いてキッチンツールを試してみるも、こちらもダメでした。玉杓子やフライ返しは幅が足りず、木ベラや菜箸は長すぎて仕切りとバーのすき間に滑り込ませる感じになります。
20cm弱のモノに最適か
いろいろ試した結果、引き出しカトラリー収納に合うと感じたのは約18cmのハサミくらいでした。しかし、とても効率良く収まるという感じではありません。ハッキリ言ってこの商品はゴミですね。
というわけで、セリアと山田化学が共同開発したということで大いに期待した引き出しカトラリー収納でしたが、ほとんど使い物にならない欠陥品だということが分かりました。山崎実業の立体斜めカトラリーケースtowerには遠く及ばず、まさに”安物買いの銭失い”を地で行く商品と言えるでしょう。
底面の仕切りの形状やバーの位置調整など、もっと改良の余地はあったと思います。また、開発者は実際にカトラリー類を収めてみたのかという疑問すらあります。なんでこうなっちゃったんでしょうねー。目の付けどころは良かっただけに、とても残念です。
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