わたくし収納マンの新居は二世帯住宅で、親子世帯それぞれほぼワンフロアの生活を実現しています。そのため、とても片づけやすくて快適に暮らせています。
そのノウハウを広く世の中に役立てていただきたいと思って先日から記事を書いているのですが、「所詮は二世帯住宅だからできたこと」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。そう思われるのはちょっと心外なので、30坪くらいの敷地にできるだけワンフロア生活に近い間取りを考えてみました。
その結果、ワンフロアにLDK、洗面所、浴室、子供部屋2つ、ウォークインクローゼットを詰め込むことに成功しました。しかし、2階にそれだけのボリュームを持ってくると、1階がスカスカになっちゃうんですよね(苦笑)別に2階建てにしなくても、25坪もあれば家族4人が暮らせる平屋が建ってしまうのです。
そこで、20坪以下の総2階建てで収まる間取りを考えてみたのですが、これがまた意外と普通すぎるんですよ(苦笑)
収納マンが考えた「効率良く収納できる家」
※尺モジュールで設計
効率良く20坪以下の総2階建てを建てようと思ったら、どうしても1階はLDKと水回り、2階は個室というかたちになっちゃうんですね。洗面所と風呂を2階に持っていくことで洗濯動線を短くすることも考えましたが、木造では間取りが難しすぎるうえにコストも跳ね上がり、しかも上下階の移動が避けられるわけでもなく、デメリットの割りにメリットが少ないのです。
そこで、方針を改めました。昔の家で洗濯物を増築したベランダに持って上がるイメージで、洗面所の近くに階段を配置し、洗濯機からベランダまでの動線がスムーズになるようにしました。その結果できあがったのが上の間取りです。
ところが、間取りができてから驚きました。部屋の大まかな位置関係が築30年以上経つ親戚の家にそっくりなのです(苦笑)確か三井ホームだったと思いますが、さすがですねー。
物干しからWCLまで直通!
洗濯物を持って階段を上がる必要はありますが、そこからの動線は短いです。晴れの日はベランダに干し、雨の日はその手前のドライルームへ。取り込んだ衣類はドライルームでササッと畳むも良し、隣の寝室でテレビを観ながら畳むのも良し。畳み終えたら目の前のウォークインクローゼットに収納するだけでOKです。
ウォークインクローゼットは寝室からも子供部屋からもすぐアプローチできますし、お風呂場から下着やタオルを取りに来るときも階段を上がってすぐの場所で便利です。
洗面脱衣所に収納付き
下着やタオルと言えば、皆様からご不満の多い洗面脱衣所に収納を設けました。洗濯洗剤やシャンプーなどのストック、掃除用品の収納にも便利です。
ゆったり土間の玄関には大容量の収納
洗面脱衣所の収納の裏はシューズボックスで、その横は一間幅の物入となっています。レジャー用品を収めるのにもってこいでしょう。土間の部分も作業しやすいようにゆったりめにしています。
キッチンにはパントリー
キッチンには階段下の空間を活かしてパントリーを設けました。これでコストコで買いすぎてもへっちゃらです。
リビングにも階段下を活かした収納
リビングにも階段下を活かした収納スペースを設けています。押入れのように奥行が深いのでちょっと使いにくいですけど、ないよりはマシっていう感じですかね。
収納の数が少なくない!
私自身が住みたくなるくらい良い間取りだと思うのですが、ひとつ大きな矛盾が生じていました。前回、「収納の数が少ないほうが良い」と言っておきながら、1階には5ヶ所も収納があるのです(苦笑)
まあ、使いやすいように敢えて分割しているだけで、大きく分ければ1階には2ヶ所だけと言うこともできます。扉のコストは掛かってしまいますが、理屈はさておき使いやすいほうが良いでしょう。
ちなみに外観はこんな感じ
ちなみに、外観はこんな感じです。なんか既視感ハンパねえって感じですか(苦笑)近所にあったような気がします。
こちらの物件は建坪が16.5坪で、延床面積が33.15坪(約110平米)となっております。坪単価45万円で建てたら建物本体価格は税別1,500万円くらいという計算です。現場管理費、外構費、登記費用等諸々を含めると、ざっと2,000万円強というところでしょうか。田舎だったら土地付きで3,000万円くらい。
ちなみに、建築士ではないので構造計算はしていません。工法によって微妙に判断が異なる部分もあると思うので、ご参考までにご覧ください。
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