我が家のリビングのテレビはダイニングからでも見える位置にあります。しかし、背が低い妻はテレビの下のほうがソファの背もたれに隠れて見えないそうで、ときどき「テレビが上下に動かせたら良いのにー」と言います。
いやいや、そんなものがあるわけが…と私は思っていたのですが、あるんですね!タンスのゲンからガス圧式でテレビを上下に昇降できるスタンドが発売されたのです。
※この記事は2022年9月23日時点の情報に基づいています
タンスのゲン・ガス昇降テレビスタンド
タンスのゲンの新商品「ガス昇降テレビスタンド」は、回転チェアの座面を上下させるような感じでテレビを手軽に昇降できるテレビスタンドです。
従来はテレビの高さを調節できると言っても、ほとんどが一旦テレビを外してからネジを締め直したりする必要がありました。しかし、こちらはテレビを取り付けたままで、しかも工具を使うことなくテレビを昇降させることができるのです。
テレビを昇降させる方法
ガス昇降テレビスタンドに取り付けたテレビを昇降させる方法は簡単です。台座の上にあるペダルを踏みながら支柱を持ち上げたり押し下げたりするだけです。回転チェアの座面高を調節するのと同じような動作ですね。
LDで実用的な高さ調節範囲
昇降機能によってスタンドの高さは100~142cmの範囲で無段階に調節できます。65インチのテレビをセットした場合のテレビ下の高さは約34~約76cmになることから、一般的なローボードよりも低く、ダイニングテーブルよりも高いところまで、かなり広い範囲をカバーしていると言えるでしょう。
左右の首振りもOK
上下方向だけでなく左右の首振りも可能です。無段階で30度までOKとのことですが、後述する通りスタンドの下に隠しキャスターが付いているので角度調節はかなり自由度が高いと言えるでしょう。
上下チルトもOK
テレビの画面を3段階、30度の範囲で傾けることもできます。これは床に寝転がってテレビを観るときに便利だなーと思ったのですが、その際はテレビを一旦外して作業する必要があります。
棚板の高さも調節可能
テレビを取り付けた下には棚板が設けられており、レコーダーなどを置くことができます。棚板の高さ調節はガス圧ではありませんが、5段階で組み直すことができます。
隠しキャスター付きで移動も楽々
ガス昇降テレビスタンドは隠しキャスター付きで移動が楽々。掃除や配線をやり替える際に助かりますね。
40kg以下の32~65インチに対応
ガス昇降テレビスタンドに取り付け可能なテレビは重量が40kg以下で、画面サイズが32~65インチ、VESA規格に対応していれば、基本的にはOKです。ただし、テレビの背面の形状によっては取り付けできない場合があるので、事前に適合表をチェックしておいたほうが良いでしょう。
賃貸住宅でもテレビを壁掛けできるスタンドが人気を集めていることは知っていましたが、こんなに簡単に高さや左右の角度が調整できて、しかも隠しキャスター付きで移動も楽というのは画期的ですね。
改めて調べてみると、ガス圧式を採用したのはタンスのゲンが初めてではないようです。たとえばこちらの商品は1年前には発売されています。しかしながら、タンスのゲンのほうが安くて、取り付けできるテレビの重量やサイズが大きく、おまけにレコーダーなどを設置する棚板も装備されており、コスパが良いです。
また、電動でテレビを昇降できるパーツというのも販売されていますが、価格が高いうえに、収納家具にビルトインする前提のパーツのようで、一般ユーザーにはちょっと敷居が高い感じです。現状ではガス圧昇降が現実的な選択肢だと思います。
従来の高さ調節式テレビスタンドと比べてもまったく割高感がないので、今後、ガス圧昇降を採用したテレビスタンドがどんどん普及していくのではないでしょうか。
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