「体にフィットするソファ」的なビーズクッションがヘタってきたのでビーズを補充してみた

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1年使用を経て2/3にヘタッた我が家のビーズクッション「キューブM」

ちょうど1年前に購入した、無印良品の「体にフィットするソファ」ライクなジャンボビーズクッション「キューブM」が、相当ヘタってきました。実際に測ってみると新品だったときは35cmあった高さが22cmほどになっていました。

調べてみると、補充用ビーズを買って復元するのはかなり面倒臭そうなので、買い替えも検討しました。しかし、面倒臭いことにチャレンジしてこそインテリアのプロではないかと我に返り、自分でビーズを補充してみることにしました。

※この記事は2016年10月8日時点の情報に基づいています(2023年6月7日一部更新)

 

まずは補充用ビーズを購入

補充用ビーズを購入

まずは「補充用ビーズ」をネットで購入。どれだけ必要なのか分からないので、とりあえず500gを2袋用意しました。

マイクロビーズ500g分と言っても、1袋は5kgの米袋と同じくらいの大きさがあります。

ビーズクッションの口は2重ファスナーになっている

ビーズクッションの口はは2重ファスナーになっている

ビーズクッションのカバーを外してインナーを出すと、ビーズ補充用の穴は2重ファスナーになっていました。中にはもちろんビーズが入っています。

 

早速ビーズを補充してみる→難しい

早速ビーズを補充してみる→難しい

早速、補充用ビーズの袋のクチバシをハサミでカットし、そのままビーズを流し入れてみます。しかしこれが非常に難しい。風に舞うような軽くて細かいマイクロビーズなので、スムーズに下に落ちてくれません。静電気でビーズが吸着し合い、袋から出るのを拒んでいるようにも見えます。

かと思えば、ちょっと気を許したすきにドバババーッと外に流れ出したり。袋を吊り下げる手がダルくなってきて、ちょっと休もうと袋を床に置いたら、袋からビーズがポフッと吹き出したり。

チューブ絞りの要領で無理矢理押し出そうとしてもうまく出ず。空気が入り込まないから出ないんだと思って袋のお尻をカットしてもうまく出ず、逆にお尻から逆噴射してしまったり。悪戦苦闘が続き、辺り一面にビーズが飛び散ってしまいました。

辺り一面がビーズまみれに

 

トイレットペーパーの芯を活用

トイレットペーパーの芯をファスナーのところに挿し込む

そこで、ファスナーのところにトイレットペーパーの芯を挿し込んでみました。こうすることで袋のほうに集中してビーズを流し込みやすくなりました(ファスナーを開いて押さえる必要がない)。

 

静電気防止スプレーで静電気を抑える

静電気防止スプレーで静電気を抑える

また、静電気がビーズの流れを妨げていると感じたので、袋の口から「静電気防止スプレー」を噴射して静電気を除去することを試みました。これは最後に袋の内側全体に吸着したビーズを出すのに非常に役立ちました。

 

なんとか1袋分のビーズを補充することができた

空になった補充用ビーズの袋

そうして悪戦苦闘すること約1時間。ようやく1袋分のビーズを補充することに成功しました。こうなることを予測してあらかじめ静電気防止スプレーを買っておかなければ、こんなにキレイに袋からビーズを出し切るのは無理だったでしょう。

 

吹きこぼれたビーズが雪のようでロマンチックに

吹きこぼれたビーズが雪のようでロマンチックに

一方で、吹きこぼれたビーズが雪のようでロマンチックなことになってしまいました(苦笑)あと1袋…もうやめておこうかなと思いましたが、もうちょっと頑張ってみることに。ある程度コツが分かったので、今度はもう少しスムーズにできるはず。

 

2袋目は約30分で補充完了

2袋目は約30分で補充完了

コツを掴んだので、2袋目は1回目の半分の約30分で補充が完了しました。まったくこぼさなかったわけではないですが、こぼす量もかなり少なくて済みました。

 

ビーズを補充するときのコツ5箇条

袋の口は大きめにカットするのが良い

  1. トイレットペーパーの芯を使う
  2. 静電気防止スプレーを使う
  3. 袋の口は大きめにカットする
  4. 補充用の口の下にビーズが溜まらないようにする
  5. あらかじめ掃除しておく

トイレットペーパーの芯と静電気防止スプレーについては前述の通りです。ただし、静電気防止スプレーは1ヶ所に集中して吹き付けすぎると、湿気でビーズが塊になってしまいます。補充開始時にひと噴き、ビーズが半分以下になってから袋の内側全体にシューッと吹き付けるのが良いでしょう。

あと、1回目は袋の口のカット位置がちょっと浅くて、口が狭かったようです。2回目は口を大きめに開けることで、ビーズの排出とともに袋の中に空気が入り込みやすくなり、サーッとビーズが流れ出るようになりました。

ビーズクッションのインナーのほうにトイレットペーパーの芯を挿し込むのではなく、逆に補充用ビーズの袋のほうにトイレットペーパーの芯をテープなどで貼り付けてしまったほうがスムーズだったかもしれません。いずれにせよ、両方の口を手で広げてビーズを流し込むというのは至難の業なのです。

ビーズがクッション側に流れ込むと、ファスナーの下のところにどんどん溜まっていきます。そうするとちょっと気を許したすきにオーバーフローしてしまうのです。それを防ぐために、ファスナーのところを手で掴んでクッション全体を揺らし、ビーズがファスナーの下のところに溜まった状態を解消してやると良いでしょう。

最後に、というか最初に、あらかじめ掃除をしておいたほうが良いです。こぼれたビーズをかき集めるときにゴミが混じるとイヤですからね。また、部屋の隅の何もないスペースでやったほうが被害が少なくて済むでしょう。

 

こぼれたビーズをかき集め、掃除機で掃除

こぼれたビーズをかき集め、掃除機で掃除

こぼれたビーズはコピー用紙ですくってクッションに流し込みました。しかし、雪のように積もった状態でないとすくい取れません。そのためそれ以外の多くは掃除機で吸い取って処分するよりほかありませんでした。コンパクト洗剤のスプーンにして約3~4杯分程度がポアされました。

しかし、マイクロビーズを掃除機で吸うのは気持ちが良いですね(笑)まるで掃除機のデモンストレーションのようです。先日購入した東芝のトルネオVは吸引力が強く、気持ち良く吸い取れます。

ただ、翌日にも掃除をして掃除機を開けてみると、本来入らないところにマイクロビーズが侵入していました。掃除機のキャスターのすき間にもマイクロビーズが侵入。これでは掃除機が壊れかねないですね。

 

ビーズ補充完了!ほぼ新品の状態のふくらみに

ビーズ補充完了!ほぼ新品の状態のふくらみに

こうして何とかトータル2時間程度でビーズクッションにビーズを補充することができました。2袋ではちょっと多いかなーとも思ったんですけど、これで新品同様に高さ約35cm程度となりました。

 

予想はしていましたが、ビーズクッションにビーズを補充するのは恐ろしく大変でした。我が家のクッションカバーは何度か洗ってもほとんど傷んでいないんですけど(色が落ちているように見えるのは光の加減)、普通はカバーも少なからず傷むと思うので、補充用ビーズのコストと手間を考えたら、絶対に買い替えたほうが良いと思います。

同じ方法で無印良品の「体にフィットするソファ」もビーズの補充が可能なようです。無印良品の「体にフィットするソファ」は我が家のビーズクッションよりも高価なので、ビーズを補充する価値がありそうですが、この手の商品の寿命を考えると、安い類似品をどんどん買い替えていったほうが賢いと思います。

私のように”秒速で1円稼ぐ男”はこんな暇なことやってられないです。「補充すればまだ使える」なんて執着せずに、使い捨てと割り切ってしまったほうが良いのではないでしょうか。

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次は補充せずに、ニトリのビーズソファを買いました

中国製で無印良品よりコスパ良し!ニトリの「ビーズソファ大」買ってみた
ニトリの「ビーズソファ大(Nストレッチ)+専用カバー」を買ってみました。無印良品の「体にフィットするソファ」よりも価格が約3割安く、中国製ながら品質は同等と感じます。フレックス販売の「キューブ」と比較しても価格は同等で生地の厚さなど品質面ではニトリのほうが上だと感じます。

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