サンカのストランティに強敵現る!?天馬の隙間収納「ポーリッシュ・スキピタ」

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以前にサンカ(サンイデア)の「ストランティ」という隙間収納グッズを紹介しました。隙間収納グッズと言うとどうしても寸法ありきで見た目は二の次であることが多いのですが、ストランティはスタイリッシュなデザインであるだけでなく、ドロアー(引出し)とラック(棚)を積み重ねて使うこともできるという画期的な商品でした。

そのストランティに強力なライバルが出現しました。コンセプトが非常によく似ている、天馬の「ポーリッシュ・スキピタ」という商品です。

※この記事は2017年11月28日時点の情報に基づいています

 

天馬「ポーリッシュ・スキピタ」

天馬・スキピタ

出典:テンマフィッツワールド

このたび発売された天馬の「ポーリッシュ・スキピタ」は直線美が映えるデザインでスタイリッシュ。おまけに、ストッカー(引出し)とワゴン(棚)を積み重ねることもできます。

ストッカー、ワゴンともに、引出しや棚の高さの組み合わせが数パターンから選べるという点でも似ています。飲料缶やペットボトルのサイズを意識しているという点でも似ていますし、基本サイズが幅17×奥行45×高さ85cmという点もピタリと同じ。

それだけでなく、引出しの中の整理に役立つ小箱が1つ付属しているという点でも似ています。ほぼ間違いなく、天馬のスキピタはサンカのストランティのコンセプトをパクった強く意識した商品と言えるでしょう。

とは言え、そこはさすがの天馬です。ストランティにはないオリジナリティが随所にちりばめられています。

2024/06/15追記:スキピタは洗濯用品のポーリッシュの商品だったはずなのに、知らない間にキッチン用品のファビエに変更されています。⇒「ファビエ・スキピタ」

スキピタは幅2サイズ展開

ストランティは幅17cmタイプのみですが、スキピタは幅17cmと幅27cmの2タイプがあります。すき間収納グッズという特性上、やはりサイズバリエーションがあったほうが選びやすいのは当然で、後発ながら天馬は良い感じでスタートダッシュを切ったと思います。

また、高さもストッカーは85cmだけでなく140cmが用意されており、ストッカーとラックがあらかじめセットになったものも用意されています。さらに、ワゴンは幅17cmタイプのみ高さ98cmのものが用意されています。

重量物にも耐えるキャスター付き引出し

スキピタの2リットルサイズのペットボトルが収まる引出し(L)には手前側にキャスターが付いています。これなら重いペットボトルを入れてもポリプロピレン製の引出しがゆがむ心配がなく、全体が手前に倒れる心配もありません。

何より安全性と耐久性を第一に考えている天馬ならではの配慮と言えるでしょう。

外側にも引っ掛けられる小物ポケット

ストランティに付属している小箱は引出しの中を整頓するのに役立ちますが、スキピタのストッカーに付属している小物ポケットは引出しの前板に引っ掛けて使うこともできます。なんだか無印良品の「ファイルボックス用・ポケット」みたいですねー(笑)

実際のところ、これが便利かどうかは使う人次第かと思いますが、オリジナリティがあることは間違いないと思います。

別売のキャスターを取り付け可能

スキピタのストッカーには脚と一輪キャスターが付属しているだけでなく、ワゴンのようなキャスターを取り付けることもできます。別売の「差込式キャスター30 ストッパー付き」(上写真)です。

一輪キャスターでもちょっと移動させるには十分ですが、カーペットの上で使う場合や頻繁に動かす場合には双輪キャスターが便利ですね。使い手のニーズに合わせてキャスターが選べるのはうれしい限りです。

ワゴンはどちらからでもモノを出し入れ可能

ストランティのラックは側面の片側からしかモノを出し入れできません。一方、スキピタのワゴンは正面からでも側面からでも四方からモノを出し入れすることができます。当然、こちらのほうがモノの出し入れがしやすくて便利ですよね。

もっとも、四方からモノを出し入れできるようにすると強度的には弱くなってしまいます。しかし、そこは安全性や耐久性を一番に考える天馬ですから、シッカリしているのではないかと期待してしまいます。

とは言え、耐荷重はキッチリと記載して欲しいですけどね(苦笑)

リバーシブル仕様の木目調天板

天馬・スキピタのワゴン木目ボード付

出典:テンマフィッツワールド

スキピタのワゴン木目ボード付の天板は木目調で良いアクセントになっています。しかも、メープル柄とオーク柄のリバーシブル仕様で、好みに応じて切り替えることができるようになっています。もちろん、外して真っ白なワゴンとして使うことも可能です。

この木目調天板は表面がメラミンシートですので、キズや熱や薬品にも強いです。デザインだけでなく、耐久性のこともしっかり考えてくれるとは、さすが天馬ですねー。

ちなみに、ワゴンのハンドルは出っ張っていないため収まりが良いだけでなく、見た目にもスマートで良いですね。

2022/05/26追記:ワゴン木目ボード付は終売となった模様です。

スキピタ・シリーズの品番について

ポーリッシュ・スキピタの型番について

ちなみに、スキピタ・シリーズの型番が分かりにくいんですけど、上のような仕組みになっています。

一番最初のアルファベットがストッカーなどの種類を表しており、次の3ケタの数字は順番に、低(S)、中(M)、高(L)それぞれの段または引出しの数を表しています。そして最後のアルファベットは幅のサイズかワイドかを示しています。

たとえば、ワゴン・スリム4段は、浅い段が0段、中くらいの段が2段、深い段が1段で、「W-021S」という具合です。なお、ラック&ストッカーのラック部分については品番では表示を省いているようです。

同時発売のスタッキングボックスは正直「?」

このように、ストランティのパクリどころか、非常に良くできていると言える天馬のスキピタシリーズですが、同時に発売された同じシリーズのスタッキングボックスについては正直ちょっと微妙です。

一応、このスタッキングボックスはスキピタのワゴンにピッタリ収まるんだとは思います。ただ、ピッタリ収まりすぎると出し入れがしにくいです。

デザインもピッタリなので仕切りとして使うには悪くなさそうですけど、果たして必ずしも必要かと言うとそういう感じはしません。これに関しては売れなかったらやっぱり廃番でしょうか。

 

このように、今回発売されたスキピタは、見れば見るほど良くできた商品です。個人的にはストランティのデザインも捨てがたいものの、機能性で比較すると間違いなくスキピタのほうに軍配が上がるのではないでしょうか。

価格面で比較してもスキピタのほうがかなりお手頃価格です。同サイズで比較すると、引出しタイプで3割前後、棚タイプで5割前後も、スキピタのほうが安いです。

この手のすき間用チェストは長らく吉川国工業所(ライクイット)がシェアを握っていましたが、これからは天馬の天下となること間違いなしではないでしょうか。

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