スズメッキだよ!ルミナスラック「プレミアムライン」を実際に試してみた

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スズメのオブジェ

先日紹介しました、スズメッキが施されたルミナスラックの新商品「プレミアムライン」。メッキしたスズメじゃないですよ。すずメッキです(笑)

メタルシェルフの常識を覆す質感!ルミナスラック「プレミアムライン」
ドウシシャのルミナスラック「プレミアムライン」はいわゆるメタルラックの常識を覆す質感です。すずメッキで高い防錆性と抗菌性を誇るだけでなく、見た目もプレミアム感が漂います。一方で、価格が高いのに耐荷重はレギュラー以下というのは微妙かもしれません。

メタルラックのイメージを覆すのではないかと思うほどのその素晴らしい質感に驚きまして、すぐに販売元のドウシシャに取扱店を教えてもらおうと問い合わせました。

しかし、ネット先行販売のため現在はまだホームセンターなどで取り扱われていないとのことで、今回は特別に商品をお借りすることができました。

※この記事は2017年4月29日時点の情報に基づいています(2023年7月21日一部更新)

拝借したはずが、結局いただいてしまいました(苦笑)本当にサビないのか、引き続き検証してまいりたいと思います。
2023/07/21追記:6年経ちますが、まったくサビません。表面が荒れるようなこともありません。これは本当にスゴイです。

 

早速届いたプレミアムライン

ルミナス プレミアムライン ソリッドシェルフ付ワイヤーラックZ1H-90185のパッケージ

今回お借りしたのは、「ルミナス・プレミアムライン・ソリッドシェルフ付・ワイヤーラックZ1H-90185」です。フラットな棚板×1、ワイヤーシェルフ×4の全5段で、幅91.5×奥行46×高さ184.5cmサイズのものです。

通常、ルミナスラックは1梱包にまとめられていますが、ルミナスラックはネット先行販売ということもあってか分割梱包になっており、全部で4つの箱に分けて届けられました。そのため通常の約2倍のかさがあります。

いざ開梱の儀!まずはポールから

プレミアムラインのポール(分割)

それでは早速、開梱の儀とまいりましょう。まずはポールからです。

ポールは従来品と同様に二分割となっています。つまりは上下に分割して組み替えて使用することも可能だということです。

スズメッキの質感の素晴らしさに驚くとともに、それ以上に驚いたのはラベルに書かれた「MADE IN TAIWAN」(台湾製)の文字です。ルミナスラックは従来、中国はシンセンで作られていたはずです。

台湾製のワイヤーシェルフと言ったら、まず思い浮かぶのが「ホームエレクター」。ほかには無印良品もそうです。こりゃあ品質的には従来品よりもさらに期待できますね。

 

ルミナス互換品と比較

ルミナス互換品と比較

いくらプレミアムラインの質感が素晴らしいと言っても伝わらないと思うので、我が家にある「ルミナス互換ラック」「ルミナス・スリム」と比較してみました。左がプレミアムライン、右がルミナス互換品です。

パッと見た目では分かりにくいですが、ルミナス互換品もルミナス・スリムもクリアコーティングが施されていませんので(※)、よく見ると若干サビが生じています。それはともかく、こうやって比べてみると、プレミアムラインはアルミを削り出したような質感、それに比べるとルミナス互換ラックやルミナス・スリムはいかにもメッキをしたという安っぽい感じがします。

※購入当時。現在はクリアコーティングが施されています。

 

ホームエレクターと比較

ホームエレクターとの比較

今度は、無謀にもホームエレクターと比較してみました。ホームエレクターのポストと言えばSUS430ステンレスですよ。普通に考えれば、ステンレスの質感になんて敵うはずがありません。

ところがです。実際に比べてみると、プレミアムラインのほうが質感が良く感じられるのです(左がプレミアムライン、右がホームエレクター)。ホームエレクターのほうがツヤがあって、メッキした安物のように見えてしまいます。

 

ワイヤーシェルフは思った以上に頑丈

ワイヤーシェルフは思った以上に頑丈

次にワイヤーシェルフを取り出してみました。こちらの質感については、角部を見ない限り、スズメッキかどうかというのはちょっと分かりにくいですね。

一方、気になっていた耐荷重については、数字上はルミナス互換ラックに近いスペックのはずなんですけど、ルミナス・スリム同等の棚板1枚あたり135kgと言っても差し支えない強度は十分あると感じました。棚板の中央を強く押してもたわむことなく、もちろん開梱時に歪みなどは確認できませんでした。

 

ソリッドシェルフの質感が最高!

ルミナス・プレミアムライン・ソリッドシェルフ

次にソリッドシェルフです。これが今までにない形だったのですごく見たかったんですよー!でも実際に見てみて、その質感の素晴らしさを改めて感じました。

角部を溶接した周りがちょっと黒ずんでいて、なんだかアンティーク風に見えて素敵です。ソリッドな表面は、よく見るとヘアライン加工されたような質感になっています。

裏側に補強がないが頑丈

もうひとつ気になっていたのがその構造です。従来のパンチングシェルフ(廃番)は裏側に補強があり(上写真左下)、てっきりソリッドシェルフも同じような構造かと思っていたんですが、実際に確認してみるとソリッドシェルフには補強がないんですよね。

それなのに頑丈です。棚板1枚あたりの耐荷重は120kgとなっていますが、まったく問題ない頑丈さだと思います。

それにしてもソリッドシェルフは重いです!計ってみたところ、ワイヤーシェルフが約2.8kgなのに対し、ソリッドシェルフは約4.3kg。実に1.5倍もある計算です。それだけ厚い鉄板を使っているということでしょう。

 

見れば見るほど素晴らしい質感だが…

ルミナス・プレミアムは見れば見るほど素晴らしい質感

実際にプレミアムラインを組み立ててジッと眺めてみると、プレミアムラインの質感の素晴らしさには本当に惚れ惚れします。まさかホームエレクターと比べても遜色がないというか、むしろそれを上回る質感だったということを考えるとなおさらです。

しかしながら遠目で見ると、これがイマイチよく分からないんですわ(苦笑)たぶんソリッドシェルフがセットされていない限り、ホームセンターで類似商品と一緒に並べられると、私でもその違いには気付かないと思います。

ルミナスシリーズには以前、S40やアルファというシリーズがありました。支柱と棚板の接続方法が従来のルミナスラックとは異なる画期的な商品で、私はすごく気に入っていたんですけど廃番となりました。

私はS40やアルファは木製棚をセットして売るべきだと考えていたんですけど、今回のプレミアムラインもソリッドシェルフをセットしないと売れない予感がしますね。(逆に言うと、これからプレミアムラインを買おうと思っている人には、ソリッドシェルフ付きもしくは全段ソリッドシェルフのセットがオススメです。)

プレミアムラインには従来のルミナスラックのオプションパーツをセットしてもあまり違和感はないと思いますが、やはり質感は少し異なります。せっかく高価なプレミアムラインを買ってもオプションパーツで不満を感じてしまうようなら、敢えてプレミアムラインを買おうという人は少なくなってしまうでしょう。

プレミアムラインが売れるようになるためには、ソリッドシェルフを前面に押し出すとともに、スズメッキのオプションパーツを増やしていく必要があると思います。

 

ともあれ、ホームエレクターをも上回る質感を感じられるプレミアムラインは、男心をくすぐられる逸品だと思います。耐荷重の心配も杞憂に終わりましたし、スペック的には非常に満足度が高いです。

テレビボード代わりに使うなど、リビングでの使用を想定するなら、プレミアムラインは良い選択肢になることでしょう。もちろん、プロユースも問題ないと思います。

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コメント

  1. さき より:

    はじめまして。
    ルミナス互換品の25mm径の90W180cm5段の棚をレンジラックとして使おうと思って設置してみたのですが、どうしてもレンジその他家電の足の部分が細くて溝にハマってしまいます(><)
    パンチングシェルフは欲しいサイズが廃盤で売っておらず、プレミアムのソリッド棚がいいかなと思ったんですが、互換品とプレミアムは互換性があるのでしょうか?
    ほかにも似たような耐荷重のものでオススメのシェルフ(できればポールがこのまま使えればいいのですが。。)があれば教えてください。
    宜しくお願い致しますm(_ _)m

    • 収納マン より:

      さきさま

      はじめまして^^

      ルミナス互換ラックはワイヤーの間隔が広いので、電子レンジの脚がちょうどすき間にハマってしまうことが多いですよね。
      そんな問題も棚板がフラットなら解決できます。

      パンチングシェルフは現在、アイボリー色(スリーブ別)だけが在庫があるようです。
      もちろん、互換ラックにセットすることが可能です。

      ほか、以下の棚板が選択肢としてあります。
      プレミアム(スリーブ付)
      ウッドシェルフ(メラミン・スリーブ別)
      ウッドシェルフ(天然木突板・スリーブ別)

      プレミアムだけはちょっと高いですが、いずれも概ね税込で6千円前後となっています。
      基本的にはデザインの好みで選べば良いでしょう。

      そのほか、リバーシブル・ウッドシートを敷くという方法もあります。
      見た目はもちろん上述のものに比べると劣りますが、価格は半値ほどで済みます。

      より見た目よりもコスパを重視するなら、電子レンジの四隅または全体の下に板を挟むという方法もあります。
      大型オーブンレンジの場合はちょっと心許ないですけど、プラスチックダンボールでも大きな問題はないです。

      以上、お役に立てば幸いです♪

    • さき より:

      とてもて詳細なコメント、ありがとうございました!!
      お陰様で、プレミアムラインのソリッド板を互換品に取り付けて、無事 レンジラックが完成しました!!