過去に何度か触れている通り、我が家では白いマステを多用しています。壁紙に粘着テープで何かを貼り付ける際の下地として使うほか、壁紙の養生や、配線を壁に固定するときなどに使用します。
しかしながら、常用しているカモ井のマステも以前に比べると実質的に値上がりしています。信頼性が高いことを考えれば妥当な価格ではありますが、どうでも良いような場所で使う際はグレードを落としてでもコストを抑えたいというのも本音です。
ちょうどセリアで似たような幅広の白いマステを見つけたので試してみることにしました。
※この記事は2023年8月21日時点の情報に基づいています
ナカトシ産業・マスキングテープ幅50mm×長さ8M白
品番 | 500-MTW |
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JANコード | 4904342005371 |
材質 | 基材:和紙 粘着剤:アクリル系粘着剤 |
製造国 | 中国 |
税込価格 | 110円 |
ナカトシ産業の「マスキングテープ幅50mm×長さ8M白」は、私が愛用しているカモ井の白いマステ(MT5W208)と同じ幅50mmのマステです。
ナカトシ産業は長さ8m、カモ井は7m。かたや中国製、かたや日本製ですが、カモ井の1/3~1/5くらいのコストで済むのですから安いと感じます。
ただし、こちらはあくまで塗装用。カモ井のマステとは根本的に違うことは明らかです。
サンノート・マスキングテープ白 幅24mm×長さ14m
JANコード | 4954939022014 |
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材質 | 基材:和紙 粘着剤:アクリル系粘着剤 |
製造国 | 日本 |
税込価格 | 110円 |
その横に目を遣ると、日本製の白いマステがありました。サンノートの「マスキングテープ白 幅24mm×長さ14m」です。黄色や幅18mm×長さ18mもあります。
こちらも塗装用で、幅は半分ほどですが、日本製ですからカモ井のマステの品質に近いものがあるかもしれません。ついでに買って試してみることにしました。
それにしても、ナカトシ産業とサンノートの直接対決は粘着式マグネットシート以来ですね。
カモ井に比べると薄い&ツヤあり
ナカトシ産業とサンノートのマステは幅も製造国も異なるものの、紙質などの質感はほぼ同じに感じられます。いずれもカモ井加工紙のmt basicと比較すると紙厚が薄く感じられるとともに、ツヤがあります。塗装用ですから当然と言えばその通りですが。
壁紙に貼って比べてみると、ナカトシ産業とサンノートのマステはやはりカモ井に比べると壁紙の表面の凸凹を拾います。一方で、粘着力は同程度に感じられます。
ナカトシ産業とサンノートは透け透け
2×4材に貼って、カモ井加工紙のマステ各種と透け具合を比較してみました。もっとも薄くて透けやすい「mt foto」よりも薄くて透けやすいことがお分かりいただけるかと思います。
ちなみに、上写真では分からないとは思いますが、ツヤは下貼り用の「mt CASA LINING」に近い感じです。
一般的な塗装用マステより白い
「じゃあ結局、ナカトシ産業とサンノートのマステは普通の塗装用マステじゃないの?」と思われるかもしれません。でも、一般的な塗装用マステってだいたい生成り(きなり)色ですよね。それに比べるとナカトシ産業とサンノートのマステは白いです。
以上のことから、今回ご紹介したナカトシ産業とサンノートのマステは壁紙の養生などに適していると思います。浴室ドア周辺や洗濯機、洗面化粧台周り、キッチンのそばなどに貼ると良いでしょう。塗装用なので水や汚れを弾きやすいはずです。
逆に、マステの上から両面テープを貼って壁に何かをくっつけるとかには向かないかもです。あと、薄くて透けやすいので下地を隠すという用途には不向きだと思います。
そういった特性を理解しておけば、これはこれで使えるんじゃないでしょうか。
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