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加工食品や乾物などのストックの目安は大きな引出し1~2杯分で十分

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キッチンに収納されているモノというのはどこのお宅でもそう変わるものではありません。ザッと言ってしまえば、調理器具、キッチン家電、食品のストックに大別できると思います。

一方で、それぞれの量というのは家によってマチマチです。キッチンに収まりきらず、炊飯器がダイニングまで進出していたり、食品のストックが押入れにしまい込まれているというケースも珍しくありません。

特に食品のストックについては悩ましいところでしょう。24時間オープンしているスーパーやコンビニがあり、デリバリーサービスも普及している現在、ミニマリストに言わせれば食品をストックするなんてナンセンスなことです。しかしながら、私のように貧乏性な節約家の人間は少しでも安いときに買っておきたいわけです。

食品のストックはどれくらいが目安と言えるのでしょうか。今回は我が家の場合を参照したうえで目安を提示したいと思います。

 

我が家の常温食品ストックの量

約9年前(賃貸ハイツ)

食料品のストック

お恥ずかしながら、上写真は主夫歴1年半を迎えんとしていた頃の我が家の常温食品のストックです。カレールー、調味料、ドレッシング、缶詰、乾物などが入っています。当時は賃貸ハイツに住んでおり、食器棚(カウンター)の一番大きな引出しに収めていました。

全然スッキリした感じではないですが、これでもかなり減らしたほうです。私が主夫になる前はこれらの上にさらに食品が覆い被せられて、引出しから溢れんばかりの状態でした。また、それでも入りきらない分は押入れに詰め込まれていました。1年半を経てようやくここだけに食品のストックが収まるようになったという感じです。

その2ヶ月後(賃貸ハイツ)

食品ストックの半減化に成功した食器棚の引出

その2ヶ月後、さらに在庫を削減してここまでボリュームを抑えました。しかし、結局のところこの程度が限界でした。これ以上に減らしたところで他に収めるモノがあるわけでもないし、私がムキになって減らしても誰かが買ってきて補充してしまうからです。

そして現在(一戸建て)

我が家の常温食品のストック(フロアストッカーのコンロ下)

我が家の常温食品のストック(フロアストッカーの調理台下)

4年前に一戸建てに引っ越してからは概ねこんな感じです。システムキッチンのフロアストッカー(台輪引出し)に収めているため、深さが以前の半分程度となり、引出しの数は2杯になりました。

ただ、収めているモノの種類も量もさほど変わりないと思います。安いときに買いだめした炊き込みご飯の素とカレールーがちょっと多いですけど(苦笑)

 

食品ストックの目安は大引出し1~2杯分で十分

賃貸ハイツに住んでいた頃に比べて、現在の我が家のキッチンは広くなりました。しかしながら、置いてあるモノはそれほど変わっていません。それまでギチギチに収めていたのが、ゆったりになっただけという感じです。常温食品のストックに関しても然りです。

私がこれまで収納のアドバイスをさせていただいたクライアント宅でも同様でした。一般的なキッチンの広さだと、他のモノとの兼ね合いもあって、大きな引出し1~2杯分よりも多く食品のストックを収める余裕はありません。また、仮にそれ以上にストックのスペースを確保しても、管理しきれないと言えます。

中には小さなウォークインクローゼットのようなパントリーを備えているお宅もありました。しかし、そんなにスペースがあっても管理しきれないんですよね。気が付いたら賞味期限切れで捨てることの繰り返し。結局、パントリーの一部だけに食品をストックするように決め、それ以外のスペースには別のモノを収納することにしたということもあります。

 

「安いときに買いだめ」はほどほどに

ここのところ食品の値上げが続いており、節約のために少しでも安いときに買っておきたいところだと思います。もちろん、私も同様です。前述の通り、買いだめすることは多々あります。

しかしながら、主夫歴10年を経て思うのは、「安い!」と思って買ってもまたしばらくすると同じようなチャンスが巡ってくることが少なくないということです。場合によっては、もっと安い商品に巡り会い、悔しくて買い増しすることもあります(苦笑)

一方で、ストックするには場所代が掛かります。家賃や住宅ローンが増えるわけではありませんが、居住スペースのゆとりが減ったり、「片づけなければいけない」というストレスを感じることに繋がります。これは少しの節約に対して大きなロスと言えるでしょう。

 

収納グッズが必要と思ったらヤバイ兆候

我が家では常温食品のストックには基本的に収納グッズを使っていません。その理由は主に3つあります。

まず、食品のストックの種類や量は流動的です。仮にそのときにピッタリの収納グッズを買ってきたところで、時間が経てば合わなくなってしまいます。結果的にその収納グッズは買い替えることになったり、使いづらいということにさえ気付かないまま使い続けることになります。

2つ目の理由として、食品のストックは向きを変えるなどして並べれば、収納グッズを使って仕切らなくてもグルーピング可能だからです。収納グッズを使わないほうがストックの増減に対応しやすいというメリットもあります。

最後に、せっかく食品を安く買ってきて節約しても、収納グッズを買えば水の泡になるからです。そんな無駄なことをするくらいなら、ほとんどストックを持たないほうが節約になると思います。

ですから、ストックが多すぎて収納グッズが必要と思ったらヤバイ兆候です。収納グッズで根本的な問題が解決することはありません。収納グッズを買って来るのではなく、まずは目の前にあるストックを減らすことから始めましょう。

なお、食品のストックを棚に収める場合はファイルボックスやカラーボックス用のインナーケース、100均のプラ箱などが必要になると思います。そこは投資を惜しむ必要はないと思います。

 

以上の通り、常温の食品のストックは大きな引出し1~2杯分程度でOKです。棚の場合は1~2段分と考えてもらっても良いでしょう。よほど広いパントリーでもない限りそれ以上は置けないし、収納できたとしても管理しきれないと思います。

それ以上にあるという場合でも、収納面でストレスを感じていなければ問題ありません。しかし、ストレスを感じる状態なら、収納グッズを買ってくる前に、今ある食品のストックでできる献立を立てて片っ端から減らすようにしてください。

長らく放置されていたものは、ふだん買わないような野菜が必要だったり、面倒臭い調理法だったりすると思います。意識してやっつけていくことを考えない限り減らすのは不可能です。

食品のストックが1ヶ所にまとまっていると、献立を考えるのがとても楽になります。賞味期限に気付かなくて処分するということも起こりません。よく使うモノを把握できれば、安いときに買い込む余裕も生まれます。

食品のストックが常にキープしてあるということは安心感を生みますが、あって当たり前という感覚は危険です。あまりたくさん持たないほうが気楽に感じられることもあると思うので、適度な量にセーブしたいものですね。

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コメント

  1. f-chan より:

    芝谷先生

    こんにちは

    私も買い物は週に一度派です。
    間違いではなかったとわかり、嬉しいです。毎日買い物に行くライフスタイルは自分には向いていないので、週に一度がちょうどいいです。
    週に一度、いつとは決めていませんが車で好きなスーパーに行き、買い物します。卵、牛乳、お肉などが足りなくなると、近所で買い足します。

    食品ストックの把握は難しいです。週に一度の買い物だと、ストックが多くなります。他にも飲み物、お菓子のストックもあり、キッチンにまとめて置いてはありますが、把握出来なくて、お恥ずかしいです。
    買い物に行く前は冷蔵庫、冷凍庫も
    少なくはなりますが、空に近い状態までにはなりません。

    芝谷先生のようにストックを把握し、上手にお料理をして、快適に生活することを目標にしたいです。

    • 収納マン より:

      f-chanさま

      こんにちは~^^

      いやいやいや・・・主夫歴1年の未熟者ですのでお恥ずかしい限りです^^;ストックこそ把握できるようになりましたが、たいした料理は作れませんし、家族が文句ひとつ言わずに食べてくれるので、それに助けられているだけです。

      まだストック減量計画も手付かずで・・・近々やりたいと思います^^