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ニトリが2016年の日米家具販売店売上高No.1に!目指すは世界かアパレルか

ニトリEXPRESS・ららぽーと和泉店※写真はニトリEXPRESS・ららぽーと和泉店

家具とホームファニシングの専門紙「ホームリビング」によると、ニトリが2016年の日米の家具販売店の中で売上高No.1となったそうです。

日本国内にはもう出店余地が少ないんじゃないかと思うほど店舗数が増えているニトリは、既存店ベースで見てもほとんど前年割れを起こすことなく高成長を続けています。日本に住んでいると、業界人でなくとも「ニトリってスゴイ」と思うでしょうが、アメリカの家具店と比べてもスゴイと言われるとさらに驚いてしまいますよね。

もっとも、世界一ではなく、「日本とアメリカの家具販売店の中で売上高1位」という、ちょと中途半端と言うか分かりにくいポジションではあります。しかし、それでもスゴイことに変わりありません。

 

2016年 日米家具販売店売上高ベスト26社

順位社名売上高
1 ニトリ 4,581億円
2 アシュレイ・ホームストア 4,180億円
3 マットレス・ファーム 3,771億円
4 イケア・米国 3,488億円
5 良品計画 3,071億円
6 ウィリアムズ・ソノマ 2,959億円
7 ルームズ・ツー・ゴー 2,561億円
8 ナフコ 2,299億円
9 バークシャー・ハザウェイ ファニチャーDIV 2,183億円
10 RH 1,912億円
11 島忠 1,499億円
12 ビッグ・ロット 1,487億円
13 レイームール&フラニガン 1,428億円
14 スリープ・ナンバー 1,396億円
15 ピア・ワン・インポーツ 1,373億円
16 ボブス・ディスカウント・ファニチャー 1,261億円
17 レー・ジー・ボーイ 1,236億円
18 アメリカン・シグネチャー 1,118億円
19 クレイト&バレル 1,028億円
20 ハーバティーズ 895億円
21 イーセン・アーレン 826億円
22 アート・バン 806億円
23 イケア・ジャパン 767億円
24 アメリカン・ファニチャー・ウェアハウス 697億円
25 山新 532億円
26 マジス・ブラザーズ 520億円

※ホームリビング調査 ※1ドル=109円換算 ※1億円未満切り捨て ※順位赤字は日本企業

「ホームリビング」でも断り書きがありますが、上表は基本的に米国企業は2016年1~12月の年間売上高を基にしているものの、日本企業は2016年中の期末決算で根拠としているため、最大で1年近くの時期のズレがあります。また、為替が前年に比べて円高に振れているため、対等に比較できていると言い切れないところもあります。

さらに、上表をご覧いただければ分かりますが、上表ではイケアが米国と日本それぞれ別会社として比較されています。イケアの全世界での売上高は約4.2兆円ですから、それと比べるとニトリは1/10程度に過ぎません。



家具専門店化が進む米国、複合業態化が進む日本

日米26社の中にランクインした日本企業は、ニトリ、良品計画、ナフコ、島忠、イケア・ジャパン、山新の6社。そのうち、ニトリ、良品計画、イケア・ジャパンは家具と雑貨の複合業態、ナフコ、島忠、山新は家具&ホームセンター業態です。前年調査からIDC大塚家具がランク外となったことで、日本の家具専門店はランキングから消えることとなりました。

一方のランクインした米国企業の多くが家具専門店です。 マットレス・ファームなどマットレスに特化した企業の躍進も目立ちます。これらのことから米国は家具専門店化が進む一方、日本は複合業態化が進んでいると言えるでしょう。

タイムマシン経営的に言えば、日本でも同様の流れになる可能性はあると言えます。実際、日本でもマットレス専門店やソファー専門店が続々と登場しています。

一方で日本では今年、スタイルプロポーザが全店閉店に追い込まれるなど、専門店化には疑問符がついている状態で、個人的にはその流れはやって来ないんじゃないかと考えています。日本の場合は、消費財と耐久財をワンストップで買える便利さを備えたコンビニ的な複合業態が、これからも支持を集めるのではないでしょうか。

 

直近のIR資料によると、ニトリの日本国内店舗数は448店舗、海外は台湾、中国、アメリカに計46店舗となっています。台湾とアメリカについては足踏み状態のように見えるものの、中国は着々と店舗数を増やしていきそうな感じです。

日本でも都心部を中心にまだまだ出店の手を緩めないニトリですが、それが一段落したらもっと世界に挑戦していくのでしょうか。アパレルに進出する可能性も検討しているようですけど、「日本のニトリ」ではなく「世界のニトリ」になる日もそう遠くはないのかもしれません。

 

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